教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

8月の庭の住人

2011年08月23日 | 生き物

庭の金柑の花が満開になっていました。
例年に比べてひと月ほど遅いような・・



よい香りです。

無農薬なのでアブラムシにアリ、
カイガラムシも多いですが
今年は



アゲハの幼虫がたっくさん!
春から30匹以上は確認していますが
いまだに蛹は見つけられず・・



蝶にまで変身することは
とても難しいことなのですね。



葉の上にかわいいハエトリさんもいました♪



アマガエルに人気なのは
スノーボールと梅の木とモクレン
小さな虫が多いのでしょうね。

ニホントカゲはいつも決まったコースをちょろちょろ

この夏ようやく咲いた庭の貴重な彩り、
一昨年の晩秋に種を蒔いたスカビオサにヤマトシジミ。
抜いても抜いてもいつの間にか茂っている
カタバミ類で確実に繁殖しているようです。

忙しさを言い訳に今年も菊をまったくできなかった・・
小さな生き物がいっぱいで観察は楽しいけれど
父が世話していた頃の庭を思い浮かべると
少し胸が痛くなります。



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コジュケイとウズラ

2011年08月22日 | 生き物

この時期花は少なめですが
木の実の変化を見るのが楽しい♪



ザクロは日に日に大きくなり



ブルーベリーは色づいています。
これは公園のものですが
熟したものを見たことがありません。
きっと誰かが摘み取っているのでしょうね。

ナンジャモンジャの実
これだけは8月はじめに撮影しました。
ヒトツバタゴという名前の木で
珍しく、初夏に素晴らしい白い花を咲かせるそう。

ナンジャモンジャの実を見たのは
相模原北公園ですが
好きで最もよく行く相模原の公園は
相模原麻溝公園です。
そのわけはふれあい動物広場があるから!

中でも大きな鳥舎が大好きです♪

チョットコイー チョットコイー
耳をつんざくような大声で
外に向かって鳴くコジュケイ。
上郷森の家周辺の森で
鳴声はたびたび聴くことがあっても
鳴く姿を見たのは今回初めて!



なんとこちらはオシドリのオス。
エクリプス(非繁殖期)はこんな地味な羽色なんですね。

もっと新鮮だったのが



小さなヒメウズラたち。



全身を使ってけっこうな大声で鳴いていました。
一生懸命な姿が愛らしい♪
いつかヒナと一緒の姿も見てみたいものです。


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夏のクモたち(その二)

2011年08月21日 | 生き物

この夏出会ったクモたち
8月の部です。
大きなものがサササッと動くと
思わず飛びのいてしまうのですが
小さいクモなら間近でも大丈夫♪
美しいものが多いのに気づかされます。



池に生えたアシの葉の上にいた1cmほどのクモ。
オスクロハエトリでしょうか、初めて出会いました!
銅色に光り輝いています。

同じアシ原で

足が長~いクモもいました。
アシナガグモの仲間でしょうが
名前がわかりません。



オオシロカネグモのメス。
このクモを見ると夏だなぁと思います。
オオシロカネグモを画像検索していたら
前出の「名前がわからないクモ」は
もしかしてオオシロカネグモのオスかも?
と感じましたがどうでしょう?

黄と黒のシマ柄パンツをはいているように見える
ナガコガネグモ。
秋の産卵期にはもっと肥えていることでしょう。



似た虎柄パンツながら迫力ある
コガネグモ。何故かとてもひかれるクモです。
はっきりした色でずんぐりした体も大きく
このクモに出会うと目を奪われてしまいます。
近所にはなかなかおらず、毎年
上郷森の家周辺で6~8月の間見られるだけです。
ナガコガネグモやジョロウグモに比べると
数が少ないので出会うと嬉しくなります。



イオウイロハシリグモなのでしょうか?
ハシリグモの仲間を見ると
以前ホタルの池で見た素晴らしい狩りの場面を思い出します。



クモを麻痺させて巣に運び込み
卵を産むというオオモンクロベッコウ。
この夏もホタルの池で見かけたので
またクモを狩るシーンが見られないかと
暑い中粘ったのですが、木道で体を掃除するばかり。
思ったようにはいかないものですね。


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カミキリムシ

2011年08月20日 | 散歩

近くの公園で
朱色の花がたくさん咲いていました。



形は彼岸花のよう・・



キツネノカミソリでした。
花を拡大してみるとユリのようでもあります。

同じ公園で
似たカミキリムシを見ました。

違う木で見たのですが
上と下とではちょっと模様が違う・・



両方ともヨツスジトラカミキリ?
個体差があるのでしょうか?
ヨツスジトラカミキリはアシナガバチ類に
擬態しているのだそうです。

次のカミキリムシは中くらいの大きさ



この虫をよく見かけるイチジクの木の幹は
成虫が出てきた傷跡が痛々しいですが



きれいなイチジクが今年もたくさん実っていました。

やっぱりいました!
キボシカミキリです。



幼虫はイチジク、クワ、ミカンを食害する厄介者だそう。
上の写真は桑の葉を食べていますが成虫も食べるのですね。

今年はやけにカミキリムシの仲間を見るように感じますが
調べてみるとカミキリムシの種類の多いこと!
出会いが多いのは自然なことなのかもしれません。


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瑠璃色のハナバチ♪

2011年08月19日 | 生き物

日中は暑かったので
夕暮れに歩きました。



少し遅くなってしまったので
生き物との出会いはあまり期待せず
頭痛もするのでのんびりと・・

池沿いにはミソハギが植えられていました。
この公園のミソハギにはよく
マメコガネを見るだけなのですが・・・



青い~!
マメコガネのまわりをぶんぶんと
美しい青色のハチが飛んでいました♪

これはもしや
あこがれていたルリモンハナバチ!

角度によっては翅まで青く見えます♪

ハチは静止しているのに
風が強くてミソハギがあおられっぱなし・・
なかなかピントが合わないので
ねばって何枚も撮影しました。



もっとじっくり見たい~!
強風のうえ夕暮れなのでピンボケばかり。
後日再挑戦するつもりです♪

アズチグモもいました。

ミソハギには他にセセリの仲間が飛び回っていましたが
今回はルリモンハナバチが撮れただけで大満足!
帰り道、頭痛は消え去っていました。


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続く夏日

2011年08月18日 | 散歩

このところ暑いですね!

 

夏の日差しにコリウスの色が映えます♪

 

咲いている花を見ると
シソの仲間だというのがうなずけます。

 

近所の公園だけでも20種類以上の
葉の色。見ていて楽しい!
来年の夏は寄せ植えなどで楽しみたいものです。
寄せ植えの中央にミソハギも合うかも♪

暑すぎて集中力がないのか
なかなか小さな生き物が見つけられません。
そんなときは
頼りのクヌギレストランへ・・



いつものレストラン
には
サトキマダラヒカゲ一頭でしたが

もう一箇所見つけました♪

  

樹液の出ているところは
大きなスズメバチと黒いカナブンが占領。
それをアカボシゴマダラが羨ましそうに?見つめています。

 

両側からじりじりと間合いをつめる2頭。
気の強いオオムラサキとは違って
アカボシゴマダラは控えめ・・というか
立場が弱いようです。

アカボシゴマダラは日本で
もともと奄美諸島だけに生息。

近所で見るものは中国産亜種で
関東地方に人為的に持ち込まれ放蝶されたのだそう。
今年はツマグロヒョウモンよりも多く
ナミアゲハに迫る数を目撃しています。

幼虫の食草はエノキで
ゴマダラチョウやテングチョウのライバルですが、
それらに出会うことの方が
圧倒的に少ないのが気になります。


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送り火

2011年08月17日 | その他

昨日、ご住職にお越しいただき
読経をしていただきました。
その後もゆっくりとわかりやすく
いろいろお話ししていただいたので
心穏やかになりました。



迎え火を焚いた13日
稲穂の様子はこのようでしたが

16日の午前10時



たくさんの稲穂が開花していました♪
午前中の2時間ほどで受粉するそう。
よい実りとなりますように!

子供の頃からある
この近所の田んぼから
今年も



上陸したての小さなアマガエルたちが
庭にやってきました。
人間の足で歩けばすぐですが
体長1cmあまりの子ガエルたちにとっては
遠い道のり。よく我が家に来てくれたものです。

子アマガエルたちに負けないくらい



幼いハラビロカマキリもたくさん!
両者とも頼りになる庭の番人です。
あまりにもかわいくて見かけるたびに写真を撮るので
なかなか作業が進みませんが

精霊棚に不可欠なミソハギを
庭の片すみに地植えにしました。
これで来年は茂るはず♪



16日の夕暮れ
おがらを竹の葉などと共に焚きました。

「お父さん、ゆっくりゆっくり帰ってね」
とつぶやく母・・
父は記憶の中にいきいきと生きていて
今も身近にいるので、迎えたり送ったりするのが
不思議な感じがします。



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夕暮れのハーブ園

2011年08月16日 | 散歩

久しぶりに小さなハーブ園に行きました。

いつも午前中に行こうと思うのですが
蒸し暑いなか散歩するのが億劫になってしまいました。

でもさっさと歩けば風が心地いい♪



今年は数が少ないと気になっていた
アブラゼミたちは大合唱。
出だしが遅かっただけでしょうか。



小さな池では子供たちが
見つけた~!と大はしゃぎ

視線の先には

巨大おたまじゃくしと普通サイズのおたまじゃくしに

アメリカザリガニ
見るたびに釣られているのに数が減らないのは
よほど繁殖力が強いのでしょう。

サルビア ガラニチカにクマバチ
昨年はこの花に見飽きるほどいたホウジャク類が
この夏まったく見当たらないのは不思議なことです。



ここでよく出会うクロバネツリアブ

蚊に刺されるのは嫌だけれど
緑の中を歩けばやっぱり楽しい♪
ぼんやり頭がスッキリします。


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庭の片すみ

2011年08月15日 | 生き物

迎え火をしたあと
庭の草取りなどをしました。

アケビの葉に小さなアマガエル♪
大好きな庭の住人です。

まだ大人になりきっていないカマキリもたくさん!

一ヶ月前にはうじゃうじゃいた
トウキョウヒメハンミョウは見あたりませんでした。

そのかわり別の小さな捕食者が!
私が発見したのではなく
前日にアリの行列の先頭を探していた母と姉が
庭の地面にはまったコンクリート蓋の裏で見つけました。

以下の写真は姉がリコーCX-1で撮影したものです。



体長は1cm弱のクモ
左側の赤っぽいものは卵のうのようです!

姉はクモが苦手なため、びくびくして
ゆっくり撮影できなかったそう。
とはいえさすが接写の鬼です。

卵のうは二つ
近くにいるのはお母さんグモなのでしょう。
数年前話題になったセアカゴケグモなどの
毒グモではないか!ということで
ネット検索してみましたが違うみたい・・・
オオヒメグモなどのヒメグモの仲間ではないでしょうか?

私が見たときは
まどい(卵のうから出てきた子グモが集団でその場にとどまる)
だけはそのままで、お母さんグモは見えませんでした。

餌のアリの通り道に巣をつくって
卵も産むとはなかなかの戦略家です。
クモは大歓迎!元気にそだってもらいたいものです。


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迎え火

2011年08月14日 | その他

迎え盆の昨日



緑一色だった庭に
紅葉葵が咲いていました。
今年は咲き出しが遅いようです。

これだけ明るくしていれば
帰り道もわかりやすいですね♪
ここ数年ミソハギは切花で買っていたのですが
今年は鉢で購入したそう。
もう少ししたら地植えにする予定です。

今回も姉が精霊棚をきれいにしつらえてくれました。
もちろん父が大好きだったビールも忘れずに・・

「早く帰っておいで~」
迎え火を眺めながら母がつぶやきました。

いつも庭にいて花々の世話に勤しんでいた父。
土俵のように雑草一本なかった庭が
今は荒れ放題の虫天国で
帰ってきたら仰天するかもしれません。



近所の田んぼは青々としてビロードのよう・・
ずっと見ていたくなります。



いよいよ出穂・開花期に入ったのでしょうか。
いつも見ている風景も
たくさんの霊が帰途についていると思えば
変わって見えてきます。


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