教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ファーブル昆虫記

2009年07月04日 | 生き物
大好きなホタルの池にはお昼休み、時間があるとき足をのばします。


ここで、すばらしいドラマを目撃しました。
ヤマアカガエルの赤ちゃんを探して水を覗き込むと何かががさがさ動いています。蜂?蜘蛛?木道で待ち構えていると・・・


 
うわ~!何? これはもしや・・・



「ファーブル昆虫記」にあったベッコウバチでは?
黒い蜂が後ろ向きで大きな蜘蛛をひきずってきました。



木道と水面との高低差は30cmほど。
こんな大きくて重そうな獲物をどこまで運ぶのでしょう?



調べたらオオモンクロベッコウという蜂。大きさは25mmほど。
ハシリグモの雌を捕らえ、中枢神経を麻痺させる毒針を打ち、仮死状態になった蜘蛛を土の中の巣穴に持ち帰って卵を一個産みつけるそうです。生まれてくる子供のための大切な生餌というわけですね。
小学生の頃読んだ「ファーブル昆虫記」の感動が再び!もう一度読み直そう、と決めました。



ぐったりしたこの蜘蛛はスジブトハシリグモのようです。
この蜘蛛は水の上を自在に動きまわって水まわりの生き物を捕らえるということなので、この池のヤマアカガエルの赤ちゃんたちも餌食になっているかもしれません。



見ていたら、蜘蛛をくわえたまま再び木道から水面に下りて(落ちて)
水草に這い上がりながら奥へ移動していきました。
土がある向こう岸へ運ぶとなると大変 ・・・ 母は強し!ですね。
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