教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

1月最終日

2010年01月23日 | 教室風景
朝早めに上郷森の家に着いたので
気になっている池まで散策しました。



う~ん・・この場所にある大小4つのため池は
すべて干上がっていました。昨年から今年にかけ
乾燥が進んでいるように感じます。こんな状況では
ヤマアカガエルは産卵どころではありませんし
トンボのヤゴなども生きてはいられないのではないでしょうか。

今、森を歩いていて
一番活発で目に付くのは



ボリュームあるしっぽ、むくむくした



タイワンリスたち。
木の皮をかじっているようですね。



真冬はひとまわり大きく見えます。

晴れて湿度の低い今日は
絵の具の乾きが早く、制作もはかどりました。



こつこつと丁寧に
納得のいく発色や深み、肌合いが得られるまで
岩絵の具を塗り重ねていきます。



日本画を描いていると自然と気が長くなる・・
そしてどの段階でも
岩絵の具の美しさや面白さを味わえるのがいいところ♪

午前中はHさんが、午後はOさんが
新作の水彩画を完成させました。
次にご紹介いたしますのでどうぞお楽しみに!


教室の中で
けっこう毛むくじゃらな



この時期珍しい蜘蛛に出会いました。


上郷森の家は1月25日(月)~2月5日(金)まで休館のため、
教室もその間お休みです。
いちばん寒い時期でもありますので
皆様風邪などひかないようお気をつけください!




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小鳥集まる森

2010年01月22日 | 自然
引地川を北上していくと
大和市にある泉の森に行きあたります。
この公園内には水源地があるので
周囲の樹林は保護され、毎日カワセミ好きのカメラマン
をはじめたくさんの人が訪れます。

かわいい小鳥は
カワセミばかりでなく、樹上を観察すれば



黄色いお尻!
鳴声も愛らしい



メジロです。
ピンポン玉のようですね。

ノイバラとススキが生い茂る河原には



ホオジロも!
警戒心が強くてなかなか撮らしてもらえません。



引地川沿いでは
いろいろな小鳥たちが見られる反面

厚木海軍飛行場が隣接するため



さまざまな飛行機が飛び交い、時折
戦闘機の爆音がとどろくのが玉にキズ・・



まるで林に沈んでいくような
ヘリコプターを目で追っていたら、高~いところに



コブみたい!
長さ50cm、幅30cmはあるでしょうか



巨大なスズメバチの巣がありました。

小鳥の楽園は昆虫の楽園でもある・・
いや昆虫が多いから鳥が多いのでしょうね。
引地川沿いの公園はそんなに大きくないけれど
多様性があっていつ訪れても嬉しい出会いがあります。



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だれが速いか

2010年01月21日 | 生き物
つぶらな瞳がこちらを見上げています。
泉の森の池ではパンをくれる人がいるので
水上の鳥たちは皆
「こっちこい~」と言っているような、
ノックを待つ内野手、という面持ちです。



上がホオジロガモのオス、
下は・・・この間まではいませんでした。
調べたらアメリカヒドリのオス、だそうです。



目と目の間の色が薄いところが
このヒドリガモのオスに似ていますね。



カイツブリだって
自分より大きなカモたちに混ざってがんばっています。



オナガガモのオス
確かに尾が長い!すまして見えますが

壇上の人がパンを投げると
それっ!



とばかりにパンをめぐる争いが始まります。
キャッチしたのはホオジロガモのメス、左側のオスが
他のオナガガモとマガモを威嚇しているように見えます。



エサをキャッチできた鳥は他のものに追われたり
エサを投げる人が2~3人になったり
ブーイングのようにずっと鳴いているものがいたりで
池は大騒ぎ。どうしてもエサにありつけないカイツブリを
応援して手に汗をにぎってしまいました。


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急速充電!

2010年01月20日 | 散歩
ヤマアカガエルは、早いもので12月末から
産卵するものがいるそうです。寒い中大変ですね!
家から近いところに毎年ヤマアカガエルや
アズマヒキガエルが産卵に集まる場所が
あるのでチェックしにいってきました。

結果は・・卵塊などはありませんでしたが
ヒキガエルが一匹死んでいました。
暖かい日に出てきてしまって凍えてしまったのでしょうか?

気をとりなおして水まわりを見回すと



秋作られたまま残っていたのか
冬には珍しい蜘蛛の巣がありました。



ドウダンツツジに産み付けられたカマキリの卵や



葉を落とした樹木のシルエットを眺めながら
春はどんな風に様変わりするのか
想像しただけで楽しくなってきました。

枯れ色の芝生には生き物などいそうにありませんが



ツグミが嘴でさかんに土をつついて



ミミズを上手に掘り出していました。

コツコツ コツコツコツ
軽快なリズムがする方を探すと



コゲラが幹の中の虫を
これまた巧みに掘り出しています。



ちょっと遠い・・

短時間の散歩だったのに
一日動き回るのに充分な栄養をとることができました。
日光と緑は元気の源ですね!

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Oさんの日本画完成

2010年01月19日 | 教室風景
Oさんが日本画作品を完成させました。



「 永平寺唐門 」  F12号  日本画

福井県へ旅した際
訪れた永平寺でスケッチされたものをもとに
日本画作品にしあげました。

右斜め上から差し込む日の光が美しいですね。
唐門と樹齢700年を超えるという老杉を照らし
神々しい雰囲気を醸し出しています。
しっかりと塗りこみ、その表現にこだわった老杉が
作品をより重厚で奥行きのあるものにしています。

身近な風景から世界の国々を旅して出会った風景を
水彩スケッチしているOさんは線描の力強さが持ち味。
枚数を重ねてきた日本画作品も迫力が増してきました。
HP『上郷の森 日本画教室』内の“作品集”の中で過去の
作品もご紹介しておりますのでこちらもどうぞご覧ください。



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アオい腹にアカい腹

2010年01月19日 | 教室風景
朝は曇りがちでしたが
9時になる頃には晴れ上がりました。



今年に入って初めての月曜日教室。
久しぶりに課題に向き合うと肩に力が入りがちですが、
新しいアイディアが出たり客観的になれたりと良い面もありますね。



だんだんリラックス、そして集中・・

OさんがF12号の日本画作品を完成させました。
次回ご紹介いたしますのでお楽しみに!

このところ
日差しがだいぶ強くなったような気がします。



この日も影が濃い!
木漏れ日に見とれてぼんやり立っていたら



視界をスズメ大の小鳥が横ぎりました。
アオジのようです。
この華奢な足も愛らしい!



腹側は美しい草緑色で、見事に茂みにまぎれ
あっという間に見失ってしまいました。

アトリエのある別館まわりでは
ムクドリよりは大きくハトよりは小さい鳥が
茂みを行ったりきたりしていました。



高くは飛ばず、ほぼ同じところにいます。
なかなか精悍な顔立ちをしていますね。



鮮やかな金茶色の胸の持ち主は
どうやらアカハラのようです。

なかなか姿を目にすることはできませんが
カサコソ がさごそ ポリポリ ぼりぼり
懸命に生きる動物たちの活動音が聞こえてきます。
もっと心を落ち着かせれば、彼らの息遣いまで感じ取れそうです。


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所由香 作陶展

2010年01月18日 | その他
少し前にお知らせした
「所由香 作陶展」に行ってきました。



ワクワクしました!
創造意欲が刺激される作品展です。

木のぬくもりのあるギャラリーには
DMの作品のような取っ手付きの丸みのある酒器、
蓋付き角箱、ぐい飲み、深鉢、大皿、小皿、急須、花器、
それにライトやモビール・・・遊び心いっぱいの
洗練された作品がたくさん並んでいました。

今回の作品は基調が白、が多いけれど
深く複雑な色味が全体に散っていて
見れば見るほど味わい深くて面白い!
手に取った感じがざらざらしたもの、スルスル滑らかなもの、
薄くて軽いもの、しっとりとして重いものさまざまですが

迷った末、こんなかわいい酒器をいただきました。



なんとなくアイビーが似合うかな、と組み合わせてみました。
すばらしいフォルムでしょう?



注ぎ口はこんな形



どの角度から見てもいい・・
虫好きにはうれしい蜘蛛がいます♪



この肌合い、岩絵の具のような砂糖菓子のような。

「所由香 作陶展」は1月19日(火)まで、
とってもオススメの作品展です。
国立駅から歩いてすぐ、地図はこちらをご覧下さい


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ツグミかな?

2010年01月17日 | その他
先日
横浜自然観察の森で撮影した
池に張った氷の画像を見ていたら
背中のゾクゾクが増しました。



家の中でもダウンを身に付けている寒がりの私にとって
冬は苦手な季節。雪はめったに積もることのない神奈川県で
寒がっているなんて、北国の方に笑われてしまいますね。



透明で分厚い氷もいいですが
こんな白い氷も砂糖菓子みたいで美しい・・
子供の頃なら割って食べたでしょう。
本当にアカガエルがここに卵を産みにやってくるのか、
産むならその瞬間をこの目で確かめたいものです。

ここ数年の冬はあたたかでしたが
今年の冬は、子供の頃体験した冬の寒さを思い出します。
つい目は春の兆しを探して・・



ミモザの蕾!春を待ちかねているようです。
黄色い金平糖のような花の、甘い香りを思い浮かべます。

ミモザの木の下から上を見上げたら



ツグミでしょうか?
ムクドリよりひと回りは大きい、ボリュームのある鳥です。



こちらを見つめるつぶらな瞳、
細くて繊細な足、フワフワしていて
なんとも愛らしい姿です。

ツグミのような冬鳥には冬しか会えない!
そう思うと、落ち着かなくなってきました。




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Mさんの水彩画完成!

2010年01月16日 | 教室風景
MさんはF6号の水彩画を完成させました。



道の先にランドマークタワーが見えます。
この中で目立つのは薄茶色の建物の
赤地に白十字と「SCANDIA」の文字。
すぐおわかりになる方も多いかと思いますが
ここは老舗北欧料理の名店「スカンディヤ」なのだそうです。

今まで身近なモチーフを描き続けてきたMさんが
街を描くのはほぼ初めて。今回の現代的な建造物には苦労された
ようですが、繊細なデッサンと慎重な彩色を施したことで、
いつもどおりやさしい雰囲気のある作品に仕上がりました。
次は思い出のある海岸のスケッチに取り組むそう、
こちらもとても楽しみです!

Mさんの今までの作品も透明感のある優しい作品ばかり。
HP「上郷の森 日本画教室」の中の“作品集”
Mさんのページに掲載されていますのでどうぞご覧下さい。








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メジロも元気!

2010年01月16日 | 教室風景
「寒いですね~」
というのが朝の合言葉のような午前の部の教室ですが
いったん筆を持てば皆さん元気溌剌!



気分転換しつつ乾き待ち。
目を外にやれば小鳥たちが飛び回っています。

午後の部のAさんの指摘で皆さんがうなずいたのは
日が長くなったよね~というお話。
先月末は、3時を過ぎれば夕暮れの感じがしていたのに
今は4時過ぎまで明るいなんて嬉しくなってしまいます♪



MさんがF6号の水彩画を完成させました。
次回ご紹介しますのでお楽しみに!


空気は冷たく澄んでいて
いつもの風景はいつもよりもくっきり見えました。



森の家バーベキュー場近くで



こんな巣を見つけました。
バスケットボールくらいの大きさでしょうか、
ふわふわしたものは木の皮のように見えます。
これがタイワンリスの巣?
中から何か出てこないかしばらく待ちましたが
冷気が足元から這い上がってきたので諦めました。

近くでかわいい鳴声がするので見回すと



寒さをものともせずいきいきと活動するメジロが2羽!
わずかに残ったカラスザンショウの実を
ついばんでいました。かわいいなぁ~。



この明るい黄緑色を見ると
春を待つ気分が盛り上がります。

アトリエの外壁にも
頑張っている生き物がいました。



こんな真冬に珍しい!
名前はオオクモヘリカメムシというそうです。
寝ぼけて寝床から出てきてしまったのでしょうか?

真冬をのりきるべく懸命に活動している森の小さな生き物たち。
春を待ち望む気持ちは人間よりも強いかもしれませんね。


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