教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

10月最初の教室 繁茂するネナシカズラ

2023年10月03日 | 教室風景

朝の森を歩くのは2週間ぶり♪
前回はまだ暑く多くのセミが健在でしたが


この朝は風が涼やかで秋虫の声ばかりが響いていました。
様々なトンボが飛び交っており、このリスアカネによく会いました。

青い空を見上げると


クサギの花が咲いていて


ひらひら舞うコミスジに夏の名残り


染まりだしたカラスウリの実や


ピカピカのキタテハに秋の始まりを感じました。


10月最初の教室日でした。


無事作品展が終わり、新たな気持ちで次作に取り組みます。
作品展にお越しいただいたお客様から頂戴したお菓子などを
ありがたくいただきながら今回の感想や反省点等あれこれお話♪


光は澄み、窓からは清々しい風が入ってきて気持ちよく描けました。

朝は事故渋滞の影響で森への到着が遅れ短時間しか歩けませんでしたが
お昼休みにとても素敵な出会いがありました。


セイタカアワダチソウの蕾が膨らんで秋の気配がただよう野原をゆくと


見たことのないツル植物に覆われた場所がありました。


ごく小さな白い花がついたツルに葉はないように見えます。
その繁茂ぶりは凄まじくしばらく見入ってしまいました。

これは・・いちど見てみたいと思っていたネナシカズラかもしれない!


花にはこのチャバネセセリやアブが訪れ、それらを狙うカニグモの仲間
などよく見ると小さな生き物がたくさん集まっていました。


花は白く長さ4mmの釣鐘型。蕾先端に淡紫色の線が入っています。


ツルには赤紫色の点線が。

帰宅後調べると、やはりこのツル植物はネナシカズラで合っていました。
手持ちの本に
「ネナシカズラ(ヒルガオ科)、寄生植物、一年草
はじめは土からでてくるが、ツルになって寄生主に巻き付くと元の根は枯れ、
ツルから寄生根を出し養分や水分を吸い取る。葉は必要ないので
茎に鱗の形で残っているだけ。似たものにマメダオシがある」とありました。

ネナシカズラに絡みつかれた植物はこれから枯れてしまうかも。。
種もできるようなので引き続き観察したいと思います。


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