水辺には色々な生き物がいるので見飽きることがありません。
水溜りでもあればのぞき込み、地図に沼の字を見れば行きたくなります。
この間訪れた池でもトンボがぞくぞくと羽化しているようで
このような抜け殻がたくさんありましたが、その中に
なんと羽化直前の動いている巨大ヤゴがいました。
お尻を振り続けるその動きを動画で撮影してみました。
< 羽化直前、上陸したヤゴ >
ヤゴは池から20cm離れた木の、高さ30cmぐらいのところにいました。
10分後、また同じ場所にもどると・・・影も形もなくなっていました!
ものすごい速さで歩き羽化したとしても翅は乾いていないはず、と
あたりを捜索しましたがまったく見つけられませんでした。
周囲の気配に敏感な幼虫は水に戻ってしまうこともあるということですが
そうなのかな?池にはずっといたのに残念なことをしました。
生きているヤゴから少しの間離れてしまったのは、会いたかったヘビが
すぐ近くで動き回っていたからです。
120cmくらいのアオダイショウが木から降りてくるところ。
木から木へ移っていく動きは美しく、珍しかったので目を離すことが
できませんでした。
池の中にはヤマアカガエル。
木の上にはまだモリアオガエルがいるかもしれません。
羽化したてなのか、まだ色の淡いイトトンボの仲間もいました。
オオアオイトトンボかな。
歩いていても飛び出すヤマアカガエル。
でも一瞬で石のように固まり、敵が去るのをじっと耐えて待ちます。
そうやって捕食者から身を守り生き延びてきたのですね。
これだけカエルがいればマムシだっているのでは・・。
準備して待ち構えているのに、なかなか会えないものです。