教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

クヌギが頼り

2012年11月29日 | 自然

夏の間、樹液が出ているので「ハチちゅうい」の看板が
出ていた公園のクヌギの木。



日あたりのいい場所はいち早く色づいていました。

真ん中の木に近づいてみると



寒さをしのぐ穴でも探しているのでしょうか、
小さなウスキホシテントウが歩き回っていました。

なんといっても多かったのは緑色のカメムシのお母さん。
産卵場所に人気があるのは不思議と日陰側です。



一昨日見たときはあまりいなかったのに・・。
この木は毎年クヌギカメムシが産卵に訪れる木で
夏には根元の樹液に蜂や蝶やカナブンやアブが
集まります。さらに樹液はカミキリムシによるものだとしたら・・
この木はたくさんの虫の命を支えているのですね!

卵に近寄ってみました。産みたて卵はピンク色ですが
時間がたったものは渋い緑色。見事な保護色です。
ツブツブしたものが苦手な方はスルーしてください。
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毎年、うわうわ~・・・といいながらつい拡大して見てしまいます。

手が届く範囲のクヌギの葉っぱを引っぱったら何かが舞い降りました。



ムラサキツバメです~♪
一瞬ひらいた翅をみたら深い藍色。オスのようです。
落ち着いてくれず数枚しか撮れませんでした。
メスにも会いたいなー!



葉の上に気になるものがくっついていました。
画像検索してみると、クヌギハケツボタマフシという虫こぶで
クヌギハケツボタマバチというタマバチが作成者なのだそうです。



こちらは一ヶ月以上前に見た虫こぶ。こちらも検索してみると
クヌギイガエダフシという虫こぶでクヌギエダイガタマバチが
作成者なのだそうです。両方ともタマバチの揺りかごなのですね。

小さい公園ながらこのクヌギのおかげで一年中楽しめます♪


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