2013年の2月に竣工した長野の古民家再生です。
昨年の7月頃,
敷地北側の樹木にアメシロが
との一報を受けまして
樹木を伐採することになっていました。
お待たせしておりましたが
ようやく先日(5月のことですが)、
伐採の段取がつきまして
久しぶりに現場へ(あ、いえ、お宅へ)
行って参りました
こちらの古民家は、
長らく廃屋になっていた古民家を
お施主さんのK様が
2009年に取得され
現在に至る訳なんですが、
なんせずーっと廃屋でしたので
庭木などの屋敷内の樹木が
ほぼジャングル
周辺のご近所さん達にしてみれば
長期放置されていた屋敷の庭木が
気になっていたようです。
木の落ち葉が生活道路に落ちたり
枝がどんどん張り出してきたり、と。
そのような中でようやく
待ちに待った新たな住人(つまりK様)
が移住されてきて
今まで苦にしていた荒れていた樹木を
これを機に整理してほしい!
ということもあったようですし
K様も
お仕事や子育てで大変忙しい中、
とても木の手入れをしていられませんから、
この際、一度全部伐採して、
新たに畑でも、
というお気持ちのようでした
こちらは別の事例ですが
上田市にある古い屋敷(廃屋)。
巨木になっていた庭木が凄かったので
通りすがりに思わず写真を撮ってしまいました。
建物が自然に侵食されていく感じでしょうか
そしてこちらは海野宿の我が家・・・
屋敷を取得した当時2001年頃。
やはり庭木がジャングル化してましたから
真っ先に庭木を伐採しました。
(枝を払った状態)
我が家の場合も取得して直ぐに
ご近所さんから
庭木に烏の巣ができていると
苦情が寄せられまして
しかし一方で
ご近所さんに鳥の巣を落としてもらうなど
助けてもらったりもしました。
このように
野放しにされた荒れた庭木や屋敷の木は
周辺住民に迷惑を掛けてしまうもので
廃屋の古民家には少なからず
建物だけでなく木の問題があるものです。
ですので
長野の古民家再生でも工事中に
ご近所さんから松の木を何とかして欲しい
という事で、
南庭の庭木を伐採しました。
(2009年当時 再生前)
(2014年現在 再生後)
こうして、再生前と後を見比べますと
どこを直したのか分からないくらい
ほぼ現況のままですネ
玄関廻りくらいだけが変りましたが
屋根や縁側等、昔のままです
が、こう見えて
見えないところ(基礎や躯体、設備等)を
しっかり工事をしましたし
省エネも考慮した仕様にして
当時の住宅エコポイントも
バッチリ頂けるような
そんな内容になってますから
実は建売住宅くらいの費用は掛けています
昔ながらの家づくりと、現代の設備を兼ね備えた
ハイブリッドな家でもある訳です
そんなこの長野の古民家再生ですが
竣工後もまだ
やり残している工事や
追加工事を少しずつ進めておりまして
今回は
建物の北側の斜面を覆うように生えていた
樹木7本と中低木の伐採工事となりました。
樹木の枝払い、伐採を専門にしている方
(と言いましても、実は私の義兄なんですが)
にお願いしまして
凡そ7~10mくらいにもなろうかという木々を
一気に切って貰いました
お施主さんのK様も手伝いながらの作業。
暑い中、いやー大変そうでした。
10時の休憩☆
靴のまま縁側で休憩してもらうことに。
縁側はやっぱりいいもんですネ
サッシが入っていない縁側。
木製ガラス戸は入っていますが雨戸なので
引き込んでしまえば
昔ながらの開放的な縁側になります。
網戸もありません。
このような状態でK様ご家族皆さんは
夏も冬も一度過ごされまして
暑さ、寒さ、虫など
一通り経験されました
今のところ、
ちゃんと住めていらっしゃるみたいです☆
下手な今時の家より
ずっと暮らしやすいハズではあるんですが、
しかし、網戸が無かったり
サッシでなかったりもしますので
もし不都合があったり
困ることがあればいつでも仰って下さい
と
言ってはあるのですが、
取り敢えず?
なんとかなっているようです
さて、伐採作業を終え、
裏山はこの通り
林のようになっていたのが
すっかり綺麗さっぱりに!
北側の樹木が無くなった途端、
今までよく見えなかった屋根が丸見えに。
アタター
今年は記録的大雪もありましたし
今後、屋根の塗装や補修を
考える必要がありますが、
まずは、住めるようになりましたので
少しずつ直していければというところでしょうね。
伐採した木は
薪に使いたいという方に
お譲りすることになりました
良かった良かった☆
<script type="text/javascript" src="http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share"></script>