さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

そろそろ仕上げ選び~長野市の古民家再生~

2012年09月01日 | 現場6~長野市の古民家再生

長野市の古民家再生現場ですが、

そろそろ仕上げ選びの段階になって参りました。

 

現場では、1階の床材も張り終え、

壁下地材を張る段階に。

 

床については、

1階の改修部分は殆どが床暖房ですので

フローリングを選ぶ際には下記のことを考慮しました。

  

  ○ 床暖房に使用できるフローリング

  ○ 出来るだけ無垢材 

    (アレルギー、メンテナンス、肌触りなど)

  ○ 無塗装品のもの 

    (古民家に似合うよう古色を施すため)

  ○ フローリングの巾が幅広なもの 

    (古民家に似合うように)

  ○ お手頃価格なもの 

    (ご予算に配慮して)

 

このような条件で探しまして

今回は輸入建材を使うことにしました。

オーストリア製 アドモントの3層無垢フロア。

  

上野住宅建材

http://www.uenojyuken.co.jp/brand/stia.html 

P1220867

床材にこのような輸入建材を使うのは

実は初めてです。

  

建材の寸法が日本のモジュールと違うので

(2000×161×15)

床材の数量を拾う際には注意が必要です。

   

ですので

CAD部隊に正確にフローリングの割付けを描いてもらい

それで一枚一枚数えて数量を出したのですが、 

民家再生のリスクの一つとして、

建物の歪みの問題がありまして

設計通りの割付けでは納まらず、

あ、いえ、納まらないのではなく

設計通りの割付けだと、

建物の歪みがかえって目立つということで

乱尺で張ってもらうことになりました。

  

 乱尺(らんじゃく)とは、

 木の板材などで、長さが一定でなく、

 いろいろな長さのものを総じて言います。

 

  

ですが、むしろそれが功を奏して、

床材が、なんと3ケース分余りまして、

嬉しいことに、

他の床(ロフト)へまわせることになりました

P1230926

ちょっと養生をはがさせてもらって

床を見せてもらいました。

 

床の端材

断面はこんな感じの3層になってます。

P1230956

   

 3層無垢フロアー15㎜の下には

 床暖パネル12㎜

 下地合板12㎜

 セルローズファイバー断熱材 135㎜

 断熱材押え 杉板12㎜

  

の層の床構成になってます。

(寒冷地なので)

  

さて、どんどんと現場が進んでおりまして

お盆休みを頂いた後、

急いで仕上げ材の色見本などを取り寄せて検討

 

一応、いくつか私達の方で候補を選びまして

お施主さんと現場で色柄を決めます。

   

とりあえず、準備は完了♪

P1240187

こちら↑は、台所回りのタイル候補です。

お施主さん、どう思われるかしら。。。

もし えぇーっ と言われたら、

また選び直します。

 

さて、一昨日ですが

アドモンドの床材を扱っておられる

新潟県にある上野住宅建材さんの所へ

床材の追加注文をするついでに

見学に行ってきました

またそのことについては

改めてブログに書こうと思ってます

 

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コメント (4)
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