京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

彼岸花―神代植物公園

2013-09-20 22:46:15 | 季節のことば
秋の彼岸の頃に咲くので彼岸花の名。俳人達には曼珠沙華の名の方が圧倒的に人気。

              
              神代植物公園では広い園内のあちこちで、道しるべの赤い
              ランプのように咲き出ている。

              赤も亦悲しみの色曼珠沙華  中村 好子

        
        長い長い蘂が睫毛のように見事に広がっている。

        

              
              みんなお行儀よく直立!
              
              曼珠沙華不思議は茎の緑かな  長谷川双魚
              

        
        赤い軍団は燃えたつようだけど、その中に白花の一塊も目を惹く。

              
              ひっそりと、凛と白いヒガンバナ。

              ダム開くや吹きすさぶ白彼岸花  渋谷 道

        
        ちらほらと咲き始めたハギの花の枝垂れかかる下にもヒガンバナ。

              
              神代植物公園・水生植物園の水田のあぜ道や菖蒲池の低い
              土手に赤々と咲き並んでいた。

              曼珠沙華燃えて棚田の道細し  高濱年尾

さて、神代植物公園といえばパンパスグラスがシンボルの一つ。

        
        今年も広場の真ん中に堂々と箒のような穂を秋風にゆさゆさとゆらしていた。

        
        ピンクパンパスグラスですって、いつからここに?ピンクの穂はおしゃれな貴婦人みたい。

さてさて、今夜の月は十六夜(いざよい)の月。右上が何となく欠けているように見えるのですが…。