佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

天麩羅山の上   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月15日 06時10分38秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
9月下旬のとある週末、御茶ノ水駅に程近い山の上ホテル内にある、天麩羅山の上を訪ねてみた。1週間前に予約をしてから出かけた。JRの御茶ノ水駅の御茶ノ水橋口を出、明大通り(通り沿いにはやたらに楽器店が多い)を下ると右手に「山の上ホテル」の看板が見えた。ここを右折し、坂を登りきった所に山の上ホテルがあった。このホテル、戦後は米軍に接収され、米軍の婦人部の宿舎が置かれた場所だという。英文名はhill top hotel。文字通りに訳せば、丘の上ホテルだが、確かに山と言うよりも丘の上に建つ、こじんまりとしたホテルだ。アール・デコを基調としたその優雅な姿と眺望のよさから、彼女たちからは「ヒルトップ」の愛称で呼ばれていた。その後、米軍から返還され、ホテルにする時に「丘の上」ではなく「山の上ホテル」と名づけられたのだと言う。

和食・天麩羅の「山の上」はホテルのロビーの右奥にあった。店内は12席のカウンターにテーブル席が3卓ほど。奥に個室が数室あるようだ。カウンターの一番端の特等席が用意されていた。料理長が天麩羅を揚げる、その目の前の席である。板場には料理長の他に小僧さんが一人いた。そして30分ほど遅れて、2番手の板さんがやってきた。11時40分に訪ねたところ、先客は私一人だけ。やがて中年の二組のカップルが来店したが、食べ終わるまでの間、カウンターの客はこの5人だけであった。

店内は非常に静か!背後にはウエイターとウエイトレスが控えていて、常に背中を見つめられているような感じがして実に緊張する。店内を見渡そうと振り返ってきょろきょろしようものなら、「何か御用でしょうか?」とすぐに寄って来られそうな雰囲気なのだ。

乾山(けんざん)の鮨は美味しかった    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月13日 05時20分45秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
旬の戻り鰹は、表面を藁で炙った土佐の鰹のたたき風であった。すきやばし次郎のように鼻までつんと抜けていく強烈な藁の香りではなかったが、脂の乗りは抜群のとろ鰹であった。大トロはしっとりとした脂の旨味が堪能できるし、茹でた才巻き海老の握りはほんのり人肌感が残る感じで丁寧な仕事ぶりが窺える。いくらは生臭みが皆無で、極上物を使用していることがよく分かった。烏賊は甘みと弾力性に富み、鯵の鮮度もよかった。煮穴子は筆者好みの柔らかさで、シャリとの一体感も抜群だ。旬の時期がちょっと違うかなと思うサヨリは、ネタの細工法に一手間加えてあり、結びと言われる細工握りだが、昆布締めにしてありコリコリとして美味しかった。

このお店の握りの特徴は、ネタの上部にちょこんと乗せられた生姜やあさづきが、ネタをひっくり返した時に落ちてこない事だ。この辺の仕事ぶりはさすがは銀座の高級鮨屋相応である。玉子焼きは一見、玉子焼き専門店で仕入れた「河岸玉」のように見えるが、食べてみたら、それとは一味違った。つまり、自家製の玉子焼きだったのだ。客層は松屋らしく様々であったが、伊勢丹の魯山よりもこちらの方が遥かにCPは高いと思う。

アクセス解析         投稿者:佐渡の翼管理人    

2008年12月12日 13時31分35秒 | その他
東京銀座のお鮨屋さんに勤務する読者から、「このブログが佐渡のような田舎の飲食店に与える影響力が大きい事が何故分からないのか」という趣旨の表現を含んだコメントを頂きました。当ブログの毎日の訪問者数は平均600、閲覧数は平均で約2,000前後で推移しています。訪問者の数字には佐渡島民以外に、キーワードで検索した結果閲覧した島外の人も含まれています。従って、佐渡島民で毎日このブログをご覧になる方の数は、せいぜい全島民の1%未満に過ぎません。gooのブログアクセスランキングでも約115万のブログ中、600位台にしか過ぎません。これで影響力が大きいと言えるのかどうか。旧佐渡が島ニュースのように、gooのブログアクセスランキングで常時100位以内と言うのなら話は別ですが。。。

アクセス元URLでは、佐渡なびネットから入る人が最多のようです。検索キーワードのトップは「佐渡の翼」で、その数は30台でほぼ固定しています。閲覧ブラウザーのトップはDoCoMoでこれは不動です。

定額給付金再び            投稿者:自治体関係者

2008年12月12日 11時26分57秒 | 佐渡観光に関するアイデア
本日の新潟日報のオンライン版によると、「緊急経済対策として政府が実施方針を決めた定額給付金の支給方法について、長岡市の森民夫市長は11日、市議会の一般質問の答弁で、長岡市の店舗だけで使える商品券での給付を国に提案したが断られたことを明かし、「国が細かく縛るのは不満に思っている。いろいろなやり方が考えられるのに、市町村を信用していない」と批判した。」(新潟日報のオンライン版から引用)とあった。

どうやら筆者と同じ考え方をする首長がいたようである。国が断った理由の一つについてだが、「定額給付金を共通商品券で支給する方法は、共通商品券を有する長岡市にしか適応できない」というものだった。しかし、これはおかしい!何故なら、同様の共通商品券を有する佐渡市にも適応可能だからだ。いやひょっとしたら、新潟県内には、佐渡市や長岡市のような自治体は他にもいくつかあるかもしれないし、全国レベルではもっとあるかもしれない。それらを精査した上で、長岡市と同様の意志を持ついくつかの自治体がスクラムを組んで総務省に働きかけてはどうであろうか?地域経済の活性化という点に於いては、現金よりも地域限定の商品券の方が遥かに有効だと思うからだ。佐渡市議会でこの事が話題になっているかどうかは筆者は知らない。

板橋のとある鮨屋    投稿者:霞ヶ関

2008年12月12日 08時07分24秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
JR板橋駅から徒歩で5分ほどの所にある、とある鮨屋で会食をした。入社して4-5年目とおぼしき若い平社員が、パソコンで作製した会食場所の案内地図を入れた封筒を会食の数日前に直接筆者の所に持参した。ご丁寧にも、封筒の中にタクシーチケットをこっそり忍ばせていた。筆者は駅から徒歩でこの鮨屋に向かったので、到着後、不要のタクシー券をこの社員に返却した。約束の時間の5分ほど前にこの鮨屋に到着したが、店の前では寒風吹きすさぶ中、その社員が首を長くして当方の到着を待ち構えていた。徒歩で来た筆者を怪訝そうな顔で見つめたこの社員氏は、とにもかくにもと、筆者を店内へと招きいれた。中へ入ると、この社員の上司である部長がカウンター席に座っていた。部長に会うのは始めてだった。通常、この種の会食では個室を予約するものだが、驚いたことにこの会社はカウンター席を予約していた。それも奥まった席ではなく、L字型のカウンターの一角で、最も入り口に近い席を予約していたのだ。これでは大事な話などはできない。せいぜいが他愛のない世間話に終始するのが関の山。ま、これが目的の会食であったから、これはこれでよいのだが。

約束の時間丁度に知り合いの社長が到着した。筆者の右隣に社長が座り、この二人を挟む形で左端に平社員、右端に部長が座った。先付けに始まり、いくつかのお造りが供された。鮑、しま鰺、大トロなどの高級ネタが続いたが、いずれも鮮度がいまいちで鮪などは明らかに養殖物であった。何故こんな店を会食場所に選んだのか?その真意を図りかねた。多分韓国産の松茸を使用したであろう土瓶蒸しまで出てきた。筆者が日本酒をちびちびとやっていたら、社長が、もっとどんどん飲みましょうとワインまで注文し始めた。一通りコース料理仕立てが終了した所で、握りを食べる段になった。各人が好みのネタを板さんに注文し、一貫づつ食べる形式で食事が進んだ。この社長はかなりの健啖家で、恐らく握りの二人前を平らげたようだった。部長は「づけをお願い」などと板さんに声をかけツウぶっていたが、筆者の隣の平社員は安っぽいネタだけを選びながら遠慮がちに食べていた。つけ場には親方とその弟子らしき若い板さんの二人がいた。筆者は、その若い板さんの握り方をつぶさに見ながら、「ほら見てご覧、あの職人の握り方を。握るたびに右手でシャリの一部をそぎ落として捨てているだろう。捨てシャリをやるのは二流の鮨職人なんだよ」と平社員にそっと耳打ちした。すると、この平社員氏は、「ここは何と言っても板橋ですからねえー」と自嘲気味につぶやいた。筆者が、この平社員氏に、「お宅の会社が接待の時に使用するレストランは主にどこ?」と尋ねたら、「そうですねえー、鮨は銀座の久兵衛、和食はパークハイアット東京の日本料理レストランの梢、フレンチは銀座のレカンやエノテカピンキオーリかな」と言った。この社員、普段は高級グルメのご相伴に預かっているようであった。


すし田(でん) 乾山(けんざん) 銀座松屋店  投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月12日 07時11分52秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
デパートのレストラン街の鮨屋巡りの第二弾は、銀座松屋8階のレストラン街にある、「乾山(けんざん)」だ。本店は銀座7丁目にあり、ANAインターコンチネンタルホテル内にも支店がある。10月下旬のとある休日の午前11時55分頃にお店に到着した。店の前には行列はなく、店内は4割ほどの入り具合。平日にも行列ができるという噂だったが、少々拍子抜けをしてしまった。カウンター席に加えて、4人がけのテーブル席が11卓ほどあり、かなり広々とした印象を受ける。椅子やテーブルなどは清潔そのものだ。

一番高い、「旬の握り」を注文した。「その日に築地に揚がった旬の魚で握ります」とメニューには書かれていたが、訪問当日は日曜日で、築地市場はお休み。当然、昨日築地で仕入れた魚で握った鮨と言うことになる。注文後7分ほどで鮨が運ばれてきた。江戸前鮨を握る速度としてはこれが標準だろう。9貫の握りに生海苔の味噌汁とメロンのデザートが付いて、5,000円丁度!味噌汁とメロンを含んだ値段なので、単純計算での比較はしにくいが、鮨1貫の単価としては、弁天山美家古寿司総本店とほぼ同じだ。佐渡相川の「りき寿司」の特上握りの鮨単価の約2.2倍だが、それほど高いという感じはしない。

まずは白身のひらめから味わうことにした。寝かせ加減が上々で旨みが凝縮されている。シャリはやや甘めだが、口の中でほっこりと崩れていく上品なものだ。ネタはきちっと扇子の紙と同じ「地紙の型」に成るように成型されてシャリの上に乗っている。きちんとした鮨屋ではこれが当たり前なのだが、佐渡の鮨屋の過去記事の写真をご覧になれば、その違いがよくお分かり頂けると思う。ネタには煮きりは塗られていなかった。勿論、ネタに醤油を付けようと、ひっくり返しても、ネタが剥がれ落ちるなどという事はなかった。

新宿のガンボ&オイスターバーの牡蠣飯     投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月12日 07時09分52秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
このお店の牡蠣フライは、マクドナルドの店員がフライドポテトを揚げるのと同じ要領で揚げられていた。ベーコンを焼いていた黒帽子の見習い風のあんちゃんが、おやじから「そのベーコンをひっくり返して!バッテンを作る要領でな」と指図されていた。表側はよく焼けていたが、裏側は生焼けのままのベーコンがプレートの上に乗せられ、客の元へと運ばれていった。

注文後25分ほどで牡蠣飯が出来上がった。岩海苔と少量のオリーブオイルを混ぜてからパエリア風に炊き上げた洋風牡蠣飯であった。運んできたウエイトレス嬢が、「最初はそのまま食べ、残りには、このダシをかけてお茶漬け風にして食べてみて下さい」と言いつつ、ダシと胡麻・刻んだ海苔・山葵のセットを差し出した。牡蠣飯には、ちっぽけな3個の煮付けた牡蠣がトッピングされていた。この牡蠣は駅弁の牡蠣飯に混ぜてある牡蠣っぽい味がした。牡蠣飯は可もなく不可もなく、極普通の味だった。牡蠣の煮汁で炊いたご飯が出てくるのかと期待していたが、期待はずれだった事と、おやじシェフの味見ショックが尾を引いたため、8割ほど食べた所で退散することにした。付属のダシ汁は美味しかったのでスープ代わりに全て飲み干した。

何てったって、新宿だものなあー、しかも安っぽい服を探してルミネを俳諧する、経済力に乏しいパープリンなおねーちゃん達が集まる飲食店街である。この程度の料理レベルが分相応というものかもしれない。しかし、生き馬の目を抜く都会の、しかも変遷の激しい新宿という立地である。このお店、半年先には潰れて他の店に変わっているか、あるいはシェフを交代させているか、どちらかの道を歩んでいるであろう。そう思いつつルミネエストを後にした。


愛読者さんへ     投稿者:居酒屋評論家:吉田類男

2008年12月11日 08時15分14秒 | 佐渡の居酒屋
ご愛読有難うございます。よほどこの田舎料理の居酒屋さんをお気に召しているようですね。ご指摘のメニューの値段ですが、画像のように正確に値段が記載されていました。カウンターに置いてあるスタンドのメニュー表は裏表とも酒類のメニューでしたが、ここにも正確に値段が記載されていました。ウイスキーはWで600円とスナックの半値です。

ひょっとしたら、「りつこ」さんが訪ねたお店と、当方が訪ねたお店は違うのかもしれません。もし、お料理の味付けがもう少し薄めで、そして小上がりで食べていたら、きっと美味しく感じたと思います。人の味覚と言うものは、生まれてから大人になるまで、どのような食生活を送ってきたか、そしてどのような生活様式で過ごしてきたかで随分と違ってくるものです。当方の味覚の尺度と一般的な佐渡島民の味覚のそれとの間にいくらかのズレがあるのはいたしかたの無い事。そして当方の味覚の尺度による評価が決して絶対的なものではないことも自明の理です。このブログでの各人のお料理の評価は、評価した各個人の趣味趣向で微妙に変化するのが当たり前。ミシュランは、そうしたバイアスを避けるために、複数の調査員が同じお店を複数回訪れて評価をし、最終的な格付けを行った後に、当該店にミシュランガイド本への掲載許可を求めます。その段階で掲載を断る勇気あるお店も少なからずあるようです。京都では掲載拒否店が続出したため、ミシュランガイド京都版の発行が困難になっているとの報道がありました。

当方は、佐渡市観光課や佐渡観光協会から資金の援助を受けて、宿泊施設や飲食店のモニター調査を行う所謂ミステリーショッパーの類ではありません。民間には、報酬を支払って、それらの施設の評価を一般人に依頼する組織があります。そのような組織が佐渡にもあるのかどうか私は知りません。今後、佐渡観光協会がそのようなモニター調査員を募集するかもしれません。翻って当ブログは、食べ歩きや旅行を趣味とする人々が集まり、単なる一個人の趣味として、訪れたお店のお料理に関する感想や宿泊施設の宿泊体験記などを記事にして纏めているだけです。一般の佐渡島民が外食をした感想文を個人のブログに気軽にアップするのと同じです。その行為は、佐渡観光の振興や営利を目的としたものでも何でもありません。従って、それらの個人の趣味に対し、何人たりとも、「そんな趣味を持つなとかやり方がおかしい」などと言う資格も権利もないはずです。

ガンボ&オイスターバー新宿ルミネエスト店  投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月11日 06時18分25秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
ガンボ&オイスターバーは、都内に3店舗あり、首都圏各地と、名古屋、大阪、神戸にも支店を展開する全国チェーンの牡蠣料理のお店だ。新宿ルミネエスト店は、ルミネエストの8階にある。11月中旬のとある日に訪ねてみた。12時20分にお店に到着。以前1回訪ねたことがあり、その時はもう少し高級感のあるお店だったように記憶しているが、この日はかなり俗っぽい店に変貌していた。お昼時だというのに、10席ほどあるカウンター席に客は皆無の状況!テーブル席の埋まり具合もそこそこという雰囲気であった。当方はカウンター席の一番端っこに案内された。

オープンキッチン形式のため、調理作業が丸見えである。キッチンの中には、スクーターの座席に似た髪型のあんちゃん、黒い帽子を被ったあんちゃん2名、丸刈り頭のおやじシェフの合計4名がいた。スクーターあんちゃんは野菜やきのこを切り刻む係りで、黒い帽子のあんちゃん達は、牡蠣フライのパン粉を袋詰めにしたり、おやじシェフの調理したものを仕上げるという役割分担のようであった。もっぱら、おやじシェフが次から次へと舞い込む料理の注文を一人でさばいていた。筆者は牡蠣飯(1,600円なり)を注文した。するとウエイター氏が「20分ほどお時間を頂戴しますがよろしいでしょうか」と言った。料理が出来上がるまでの20分間、おやじシェフの調理作業をつぶさに観察してみた。このおやじ、ソースの中に素手を突っ込み、その指を口の中に入れて味見した後、その手を洗うことなく同じ手でパスタを掴み、それをもみほぐし始めたのだ。佐渡のどこかの居酒屋のおばちゃんと似たような行為をしている。高級な日本料理屋のカウンター席でこのような、げんなりさせられる光景を垣間見た事はただの一度も無い。このおやじにまだ救いようがあったのは、スープの味見の際は、スプーンでスープを救い上げ、使用後のスプーンを洗浄していた事だ。

キッチンの中に立つ調理人というものは、客に清潔感を与える服装と髪形でなければいけないと思う。常に洗いたての調理服を身に纏い、できれば帽子も被って欲しい。爪の手入れなどは言わずもがなだ。以前佐渡で、居酒屋だか料理屋だか忘れたが、茶髪の長髪で眼鏡をかけた無帽の料理人がTシャツ姿で包丁を握る様子を、ガラスの窓越しに見かけた事があった。何となく違和感を感じたのでそのお店に入るのは止めておいた。


SQ(Sado Quality)マーク       投稿者:佐渡の翼

2008年12月10日 11時11分36秒 | 佐渡の翼の独り言
2007年7月31日の日本経済新聞の記事によると、「佐渡社中は佐渡の名産品を島外の人にも本当に勧められる品質かどうかを厳格に審査し、合格したものは認証マークを利用することができるほか、佐渡社中が販売促進を支援し佐渡の名産品やサービスレベルを底上げする事を図る。佐渡島の名産品を観光客や島外に売り込むことが目的だが、佐渡には品質の悪い商品やサービスが多くPRが難しいと判断して、認証制度を設けて良質なものを見分けやすくするのが狙い。認証制度では個々のサービスや商品ごとに佐渡社中の「ITブランディング研究会」が審査し、合格したものには「SQ(サド・クオリティ)マーク」を付与する。また、佐渡社中では佐渡観光の弱点を指摘して、観光関係者の奮起を促す事も実施する。例えば、佐渡百選のように島民投票などで佐渡の品質改善を要する佐渡名物をまとめた「佐渡マイナス百選」を秋までに公表する」とのことだった。(以上、「日々徒然なるムジナのひとりごと」さんのブログから引用)

佐渡社中さんというのは実に先見性のある会社だ。ちなみに「ITブランディング研究会」がSQマークを付与したい、佐渡の名産品第一号の候補は佐和田の「かすけ」商店の「ふぐの子の粕漬け」だそうだ。「佐渡マイナス百選」の選定などは、是非共実行して頂きたい項目の一つだ。佐渡市も「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」で美味しい朱鷺米の売り込みに成功している。今後こういう認証制度は、島内の観光施設、宿泊施設、飲食店にまで及ぶかもしれない。こうなれば佐渡の将来にとっては実にけっこうな流れではないだろか。官民一体となった株式会社が、美味しいお店や快適なお宿に対する格付けを行う。そうすれば、劣悪な施設や飲食店は自然に淘汰され、良質なものだけが生き残る。酔った頭でそんな事を考えてみた。

先見性と言えば、佐渡市もまけてはいない。佐渡市は昨日、緊急経済対策の目玉として、1万千円分の買い物ができる商品券を1万円で販売すると市のホームページで広告した。大手スーパーのイオンも同日、スーパー「ジャスコ」などで1万千円分の買い物ができるカード式商品券を1万円で販売すると発表した。予算規模は、市が1千万円であるのに対し、イオンは総額10億円と桁違いだが、いずれも年末に向けて消費を促し、商店街に活気を呼び戻そうという狙いでは一致している。



ショックの駄目押し(佐渡の居酒屋)  投稿者:居酒屋評論家:吉田類男

2008年12月10日 06時32分19秒 | 佐渡の居酒屋
味見ショックが冷めやらぬうちに衝撃の第二弾が襲ってきた。季節はまもなくずわい蟹が旬を迎える頃である。佐渡で獲れたずわい蟹を茹でて、その身をほぐした物を雑炊に入れて欲しいなあーと思った。何と言っても佐渡の居酒屋なのだから。。。ところが女将さんは、そのような淡い期待を抱く事自体が大間違いであることを気づかせるかのような行動に出たのだ。

土鍋にご飯を入れ、そこにダシ汁を注いで蓋をする。その直前に、何と冷蔵庫から蟹の缶詰を取り出した。プルアップ方式で缶を開けられるタイプの安い蟹が入った缶詰だ。缶詰の中身のほとんどを鍋の中に入れたように思えた。女将さんは何事も無かったかのように、しばらく加熱した後、火を止め、溶き卵を注いで蓋をして、しばらく蒸らした後に画像のような「かに雑炊」を運んできた。昆布のダシがよく効いていてとても美味しい雑炊だったが、二度のショックが尾を引いたためかどうしても気分が乗らず、3口ほど食べたところで退散することにした。飲み物を含めたお代は2,600円。最後は「美味しかったよー」と努めて明るいおもいやりのある声を残し、夜の街へと繰り出した居酒屋評論家であった。



佐渡観光協会の株式化     投稿者:佐渡の翼

2008年12月09日 13時49分32秒 | 佐渡観光に関するアイデア
本日の新潟日報の報道によると、「低迷する佐渡観光の振興策として、佐渡観光協会と佐渡市、県などが「佐渡観光推進戦略会議(仮称)」を発足させ、官民挙げて観光客誘致を図る構え」のようだ。「同会議には国、県、佐渡市のほか、島内の観光関連業者やJA、漁協など合わせて二十数団体が参加する見込み」とのことだ。筆者は恐らくこの動きは、現在は社団法人である「佐渡観光協会」を将来的に株式会社化する事を視野に入れた流れの一環ではないかと思っている。既に、北海道のニセコ町では5年前に全国初の観光協会の株式会社化を成し遂げている。モデルケースとして大いに参考になるのではないだろうか。現在の佐渡は、かつてのニセコ町のように、農業、漁業、観光業、宿泊業、行政などが、それぞれ違う方向を向いて個別に情報を発信しているように思えてならない。佐渡観光協会と佐渡市観光課は確かに密接に連携を取りながら有機的に機能しているように見える。しかし、その活動には佐渡市民が積極的に参加するという要因が欠けているし、利潤追求型の組織ではないため、他の観光地との差別化に成功するような高付加価値型の独創性の高い観光商品を開発しきれていない気がしてならないのだ。

佐渡市民から出資を募り、市、県も出資して、第三セクター方式で佐渡観光協会を株式会社化し、経営を民間主導にする。そうすれば、株主や一般市民からの様々なアイデアを吸い上げて、迅速な意志決定の下に、魅力的な観光商品の開発販売が可能になる。出資した佐渡市民も株価が上がり配当が増えるとなれば、その経営を全力で支えるのではないだろうか?新穂の佐渡社中の土屋さんも、ご自身のブログで数年前に同様の提案をしていたように記憶している。

10月1日付けで、JTBを定年退職した大阪ご出身の方が、佐渡観光協会に観光地域プロデューサーとして着任したとのことだ。彼の着任しての印象の一つは、「観光従事者の間に、口コミの強さ、怖さの自覚が足りない」ことだそうである。筆者もそのとおりだと思っている。彼には、是非共民間経営のセンスを生かした助言で、佐渡観光協会に新風を吹き込んでもらいたいと期待している。

参考文献:1)ニセコ町:「全国で初めての観光協会の株式会社化」の概要のPDF
2)佐渡を考える(ブログです)

画像は11月午前の新潟発のガラガラのジェットフォイルの船内です。

この居酒屋のかに雑炊    投稿者:居酒屋評論家:吉田類男

2008年12月09日 06時20分07秒 | 佐渡の居酒屋
カウンターの中にいる女将さんは、終始ガムを噛みながら口をくちゃくちゃさせてお料理を作っている。お品があまりおよろしくない!2品続けて期待はずれのお料理が出てきたので、一発逆転を狙い、ダシのとり方が勝敗を分ける「かに雑炊(650円)」を注文してみた。

オープンキッチン形式のため、調理法が全て丸見えである。まずこの女将さん、鍋に水を張り、次いで昆布を取り出し、それを千切って、鍋の中に入れ始めた。よしよし、化学調味料などを使わず、きちんと昆布からダシを取っている。これは期待できるかなと思った。ところが次の瞬間に事態は暗転した。女将さんは、鍋が煮立ったところで、2種類ほどの液体調味料を加えた。そしてダシの味見をするために、お玉でダシをすくい上げ、それを直接自分の口につけて味見した後、自身の口で汚れたお玉を鍋の中にそのまま戻してしまったのだ。見てはいけないものを見てしまった。ここは家庭の中にあらず。いやしくも料金を支払ってお料理を食べる居酒屋なのだ。通常のまともな料理人ならば、ダシの味見は、まずダシを小皿に取り分け、それを口に含んで行うものだ。まともな料理屋ならば、お玉に直接口を付ける料理人などはまずいないし、家庭でも、まともな奥さんならば、小皿にダシを取り分けてから味見をするであろう。無論、多少汚れたお玉を鍋の中に返しても充分加熱さえすれば衛生的には何ら問題はないと言うかもしれぬが、お料理というものは、その場の雰囲気次第で味わいも変わってくるのではなかろうか。筆者がこの光景を見てげんなりしたのは言うまでもない。逆転どころか放棄試合にもなりかねないような雰囲気が漂い始めた。画像は雑炊に付いてきた「蕪の漬物」です。これは非常に美味しかった。


どこへ行こうか     投稿者:佐渡の翼

2008年12月09日 06時16分35秒 | 佐渡の翼の独り言
あるコンテストに応募したら、意外にも入賞してしまい、賞金5万円を頂いた。このご時世にも関わらず、私の懐具合は温かかったが、街にはこれと言って買いたい物が並んでいない。しょうがないから、このお金で佐渡へでも行って、寒鰤、ずわい蟹、牡蠣、などの美味しい冬の味覚を味わい、ゆっくり温泉に浸かり、スナック巡りでもしてくるかと思ったが、5万円ぽっちでは、東京・佐渡間の往復の交通費(ジェットフォイルと新幹線グリーン車使用)と宿泊代であらかた消えてしまう。それに佐渡の主だったスナックは既にめぐり終えており、残るは、新穂、畑野、真野、小木、羽茂くらいしかない。そんな所へ行ったところで、化け物が出てくるのが関の山であり、ブログのネタにはなっても美味い酒にはなるまい。

六本木の高級キャバクラにでも行った方がよっぽどましだ。六本木の「アジト」なら、ロイヤルルームのTCは1時間15,000円、VIPチャージが5,000円、ホステスさんの指名料は4,000円。お料理は一品2,000円で、これを二品注文し、お酒を2-3杯飲む程度なら、25%のサービス料をふんだくられても、5万円以内に納まる計算だ。定額給付金の額が増額され、一人あたり5万円をくれるという夢のような話になれば、筆者はこのようにして消費拡大に貢献するかもしれない。

なお画像と本文は全く関係ありません。

強がる店員    投稿者:佐渡の翼

2008年12月08日 12時18分31秒 | 佐渡の翼の独り言
初冬のとある日に新宿伊勢丹本店に行ってみた。メンズ館の6階はCasual fashionのブランドが目白押しだ。中でも一番人気なのがトゥモロウランドとバーバリーブラックレーベル(略称ブラレ)。これらは特に20代から30代の若い世代から根強く支持されている。筆者が、ブラレの白のダウンコートを手にとって品定めをしていたら、男性店員が近づいてきた。「あのおーお客様、このコートの羽毛は特別上質な物を使用しております」と店員がさりげなく購入を勧めてきた。当方が「この不景気で売り上げは落ちていませんか?」と尋ねたら、「いいえ、お客様、当ブランドは、コートの丈の長い物から短い物まで多種類を用意し、多様なお客様のニーズにお応えしておりますので、うちは大丈夫です」と、客影はまばらなのに、そう言って胸を張り強がってみせた。更にこの店員、「今日出勤してくる時、皆さんダウンコートをお召しでしたよ」と続けた。本当にお洒落な人ならば、100%カシミアの一枚仕立てのコートを身に付けるものなのだが。3階の高級輸入物のブランド品がひしめくフロアーでは、円高のお陰だろうか「プラダ」が珍しく安売りをやっていた。

地下の洋酒コーナーに移動し、オールドパーのキングサイズ(1リットル、約9000円)をじっと見ていたら、暇そうな女性店員が近づいてきて、上目使いで「お客様、何かお探しでしょうか」と尋ねてきた。購入する意志を伝えたら、店員は嬉々としてそして恭しくそのボトルを掲げながらカウンターまで運んでくれた。会計カウンターの店員に「今日はお客さんの入りが少ないようですね」と言ってみた。すると女性店員は、昨年ならば伊勢丹が最も混雑する時間帯にも関わらず「そうですねえー、今丁度空いている時間帯なんですよ」と、これまた強がりを言った。筆者が「どう見ても、昨年の8割程度の込み具合ですよ」と言うと、「はい有難うございます」と妙な事を言った。客足が落ちて有り難いと言うのはおかしな話だと思ったら、この店員慌てて「いや、有難うはおかしいですね、すみません。何しろこの不景気でございますからねえー」と、照れ笑いを浮かべながら言い訳した後、深々と頭を下げ、不景気で客足が鈍っていることを正直に認めた。このご時世、勝ち組の伊勢丹ですら青息吐息のようなのだ。天下の伊勢丹ですらこの有様!米国発の世界同時不況が直撃した自動車業界もご同様。景気の牽引役だった天下のトヨタ自動車のお膝元の愛知県などは、ネットカフェに加えてマクドナルドも宿泊施設化しているというのだから、実体経済の落ち込みは相当深刻化している。佐渡の商店街などは真冬を通り越し、既に氷河期に入っているのではないだろうか?聞くところによると、全国に80ほどある地銀のうちの約3割が来年3月期の決算が赤字になる見通しという。佐渡の企業や宿泊施設に融資している銀行が「うちは大丈夫」と上辺だけ強がりを言い、その結果、島内で資金繰りに苦しむ企業や宿泊施設のいくつかが、これから年末にかけてバタバタと倒産しないことを祈っている。

i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

ブログの記事内容について

「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂」、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」、佐和田のイタリアン「バール・フェリチータ」、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2018年8月10日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

当ブログは著作権法により保護されています。当ブログ内で提案された「アイデア」の借用、具現化、実行等には何らの制限もありませんのでどうぞご自由にご利用下さい。当ブログの記事内容を著作権者の許諾なしに「引用」することは、その必然性があれば著作権法上は合法です。しかし著作権法第32条では、「引用は、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」と定められています。「正当な範囲内で」 とは「 引用しすぎてはいけない」という事であり、質的にも量的にも、自身の文章が「主」、引用部分が「従」という関係にある(最高裁判例)事が求められています。なお、アクセス状況は2009年2月1日からの累計です。 Copyright © 2009 Wing of Sado All Rights Reserved