新潟カウンセリング研修センター

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笑い会えたとき

2018-09-25 09:14:24 | 私の声
 「壊されるのが怖い」とAさん、そのことばを聞いて「私は壊れるのが嬉しい」と言った。「えっ嬉しいの?」とAさん。「えぇ嬉しいの慶びね」と私。「怖いと言いながら、なぜか私笑っているねぇ」とAさん。壊されるとなっているのだからして、怖いになるのは当然であろう。壊されると思い込んでいる。壊されるように、いのちはなっていないのだが。自分自身が壊そうとしても、他人が壊そうとしても絶対にかなわない。この事実をこの身に名実ともに顕かにさせていただけたのは、学びを重ねてきたからこそである。ところで、ここで指しているところの壊すとは、ことばを換えると自分の眼に見えていない「捉われ」と言えよう。捉われは、自身の目に見えないまま、見ている自分の見えよう・考えよう・思いようの世界。自分一人では気づかせてはいただけない。もう一人の人間に聞いていただけた瞬間に起こる稀有なできごとである。おのずから壊れ・未だ見ぬ広々とした世界に運ばれてゆく。自分でできない・他人もさせようとしてできない不可説・不可思議な、まさに転生である。壊れた瞬間に起こる。いのちの成長である。この慶びに値遇わせていただけたのは、カウンセリングに出会えてであった。この体験は予想だにしていなかった。この学びは世界中のどなたとも通じ合える確信になっているし、どんな苦しんでいる方にも、いつでも手を差しのべさせていただきたい想いにならせていただいている。

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