新潟カウンセリング研修センター

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関係に学ばせていただく身

2018-09-11 09:27:55 | 私の声
暑いねぇ と交わし合っていたことばも、熱中症・水分をこまめに と聞くことばも過去になった。虫の音は夜の空気を割れんばかりに震わせ、茗荷茸の根元には水分を含んだ白い花を付けた茗荷が見え始めてきた。尾花は真っ直ぐに天に向かい、空は秋色・空気は秋の香りがする。体がホットしている。そして、私は関係にことばをいただき、ことばに生かされている。これまでも・これからも、語って聞かせていただいている今だ。
 あるところで、労いのことばや慰めのことばを聞かない、と不満そうに聞えた。先に労いのことばとしてのことばがあるのではない。聞いた人に労いに・慰めになったときのことばが労いのことば・慰めのことばと言えるのだ・と。日常はどうだろうか、労いのことばや慰めのことばは聞く機会はある。挨拶としての言いなれた聞きなれた通り一遍のことばは交わし合う。そこはそことして、真に身に労いになる・慰めにならせていただきたい、と人は願い・願われているのではなかろうか。安心して自分の想いや感情が言えて聞いていただけて、慰めにならせていただく体験は、日常の人間関係のなかでは得られない。関係に学ばせていただき続けているこの身、どこまでもどこまでも、限りなく広く深き人間にならせていただきたくて。

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