新潟カウンセリング研修センター

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燃え尽き症候群にならずに済む

2022-05-26 15:27:40 | 私の声
 報道によると、野口宇宙飛行士がジャクサを退職し、今後は燃え尽き症候群の研究に取り組むとのこと。
 ある限られた期間に特別な努力を強いられ強いて取り組んだりした人々に、起こりやすい心身の在りようと言えよう。いわゆる我慢・努力は、良いことのように思い、自身にも他人にも当たり前のように求めているようだ。苦しい・しんどいを思いつつ、言っちゃいけないかのようにして。学校教育の弊害と私は言いたい。多くの人々は自分自身を封じ込め、もの言えなくなり、不自由に陥ってしまい苦しみ、人間関係に支障を来し、職場を去っているのだ。まさに教育をしているが、教育になっていないと言わざるを得ない。人間性不在のありさまは、延々と続くのであろう。
 
 当センターでは、単に嘆いているだけでは済まない。日々学びに通って来られた方々と、ひたすら学び続けている。当センターでは「カウンセリング『に』学ぶである。「カウンセリング『を』学ぶ」は、恐らくあまたで行っているであろう。深さ・広さが異なっているのは言うまでもないが、外側からは分かりづらいところである。「を」のところでは、生身のためにはなり得ない。日本中マニュアル人間で埋め尽くされるだけ。

 そこで言えるのは、「カウンセリング『に』学ぶところには、「燃え尽き症候群」とは無縁である。学ぶにつれてさらに学びたくなり、分からなさに迎えられるのである。努力は必要ない。力みのあるところに、学びは訪れにくい。自在になり能動的に変化し続けられ、ともどもに育まれ在っている。
 いつでも、どなたにも開かれている。

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