新潟カウンセリング研修センター

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真の学問とは

2019-12-09 13:13:04 | 私の声
  真の学問とは、と問われれば私は、カウンセリング(自己とはなんぞや )となる。カウンセリングに出会い、分からないままにカウンセリング研修会の場に足を運び、師に出会い学び続けられて現在に至っている。40余年、続けられてきたプロセスに育まれさせていただいてきた。数えきれない方々との関わりをいただきつつの、育まれ合いだった。苦手と感じられた人との関わりにこそ、学びになった体験を重ね重ねてきた。人間は人間に育まれ合う、という事実が、吾心身に知らしめられた。決して一人では独りにならせていただけないのだと、この身に納得に。
 
「親しみあふも深い業縁に違ひない。されど憎しみあはねばならぬといふことは一層深き業縁である。歎異抄 金子大栄氏の言葉」と。
まさに、ここまでの体験そのものが、その言葉に表されている。
私にとって、人間関係で聞きにくい言葉にほど、私の世界を広げ、深めてきてくれたのだった。不登校生徒の「ため」にとして始まった学びは、いつしか「ため」にが吸収され、ただ「学びは生活」におのずから変化(へんげ)してきていた。学びは、本来慶びであり、楽しめるものであったのだ。

カウンセリングは、哲学であり教育であり科学であり・・・そして、「カウンセリングとは、より真なるものを求め求めて止まない過程の象徴でしょうか」は、日本に初めてカウンセリングを伝えたとされる、友田不二男氏の言葉だ。これで終わりはない。学ぶほどに、分からなさが私事になり、どこまでもどこまでも、学び続けられている人を、カウンセラーと呼ぶのだ。

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