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頑張っている

2021年07月31日 | 経営以外の話
自分で「オレは頑張っている」と思っている、言いまわっている人は、おそらく他人の目で見ると頑張っているように映りません。
「まだ頑張りが足りない」「もっと努力しないと」という姿勢の人は「あんなに頑張っているのに、まだやるのか」と見えます。
実力、能力、結果が同じでも、見え方に大きな差を感じます。

簡単な話ですが、前者は「これが限界(最大の結果)」と言いふらしてるようなものです。
後者は「まだまだ伸びる」と可能性を感じるのです。

今、国の首脳陣は前者なのか、後者なのか。
これ、とても重要な感覚で、権力者や経営者は「結果」で判断するしかありませんが、どこか「特権階級」という思い込みがあるので、自身が「まだ頑張りが足りない」と思えなくなっている、麻痺している事も多いように感じます。
で、権力者は部下、配下に対しては「まだ頑張りが足りない」と思うのです。
自分の結果(経営)に不満だと「部下が悪い」と考えてしまうのです。

おそらく、今の国家首脳陣は「オレ達の思う通りに民衆が動いていれば、こんな結果にはなっていない」と思っているでしょうね。
これは、とても危険な考えです。
過去の歴史、他者、他国の結果から学ばないのですからね。

「オレ達の思う通り」であれば、潰れる会社なんてありません。
負ける戦もありません。
思う通りにならないから、どうやって思う通りにするかで悩むのです。

権力者、会社なら経営者は「結果」で評価されます。
部下、社員は、結果が出なくても、プロセスだけである程度の評価を受けます。
「試合では打てないけど、練習に取り組む姿勢は良い見本だから」と、現役で活躍できなかった選手がコーチとして仕事を与えられる事があります。
これが、プロセスの評価。
で、コーチになったら、教え子が活躍する「結果」が評価の対象になります。
一生懸命教えたけど、全く成長しなかったとなれば「間違った指導」という結果です。
「オレの教えたとおりにやらなかった」は、ただの言い訳になってしまうのです。

今の国は、結果が出ていません。
だから評価が悪いのです。
首相の会見を見ると「オレは頑張っている」がにじみ出ていて、とても不快です。

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