身内に甘い

お笑いコンビの和牛が解散しましたけど、驚いたのが、解散理由。
いや、相方の遅刻がどうとか、熱量に差を感じたという具体的な話ではなくて、「ハッキリと理由を出した事」です。
離婚もそうですけど、最近は理由を明確にするケースが増えたように感じます。
以前なら「価値観の違い」「方向性の違い」で済ませていたと思います。

まぁ、人気芸人なので、憶測だけで話が進むのを避けたという可能性もあるかと。
本人の意見以上のものは無いですからね。

さて、前置きはここまででして、私は和牛を好きでも嫌いでも無い（それほど知らない）ので、どっちを庇うとか、攻撃するという事は無いのですが、ファンであれば、どっちを庇うという事もあるのかな？
特に「遅刻」などは、芸人あるあると言いますか、破天荒な生き方こそ面白いという意見もあるでしょう。
「その程度、許してやれよ」という考えもあるかもしれません。
（それだけが理由では無く、いろいろな積み重ねでしょうけど）

で、私、某慈善事業の団体とお付き合いがあるのですが、慈善事業は、対行政、反行政という姿勢が強くでるのですね。
これ自体は仕方ないと思うのですが、引っかかるのが、同じ行動をとっても、行政は許さない、仲間は許すという事。
先日、保育園の話が出たのですが、共働きの公務員（高収入）は預けられるのに、慈善事業（ほぼ収入にならない）は「就労とみなされない」と専業主婦（夫）扱いになって、保育園に預けられないそうです（点数が足らない？ 詳しくは分かりません）
その方々は「公務員は優先的に入れる」と訴えていたのですが、これは、共働きという意味であって公務員云々は関係無さそうです。
「公務員ばっかり優遇している」と怒っていました。

で、その団体が地域交流を図るイベントを開催しているのですが、子供が参加できるイベントを「先着順で」決めているのです。
が、その団体に属している、または知人、友人などが優先されていて、先着順は有名無実。
「余った分を先着順」としているのです。
さらに、そのイベントには、市から補助が出ていて、大きな会場を無料で借りられる、案内資料は、市役所のプリンターで無料。
大きな金額では無いかもしれませんが、行政の力もあるのです。

保育園とイベントでは価値が違う？ きっと、団体さんは、そんな主張をするでしょうね。
でも、逆をやったら？

結局、どっちが身内なのか、自分の立ち位置なのかで変わってしまうだけなんですよ。
芯なんてありません。