ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




小石川歯科医院。文京区小石川1-28。1988(昭和63)年3月13日

白山通りの白山二丁目交差点から西へ、千川通りへ出る一方通行の通りがある。そこを入って70mほど行ったところにあった洋館の歯科医院。現在は3階建ての住宅に建て替わっている。
『日本近代建築総覧』に「小石川歯科医院、小石川1-28-13、構造=木3」で載っている。正面左、前面のベランダの奥が3階建て部分で、奥に長い寄棟屋根である。大正期を思わせる窓の桟が残っている。
都市徘徊blog>関邸(旧小石川歯科医院)』』には1995年撮影の写真が載っている。すでに歯科医院の看板はなく、また2007年5月の写真では建物にシートがかかっていて、2007年中に解体されたようだ。『消えた近代建築>小石川歯科医院』の写真では3階の屋根が写っている。このサイトでは建築年を大正14年としている。


左:1988(昭和63)年3月13日、右:2007(平成19)年2月19日

1枚目の写真の歯科医院の後ろに入母屋屋根の家が写っている。この家は取り壊されて広場のようになっている。歯科医院の建物を後ろから見ると洋館らしくは見えない。
歯科医院の隣にあったのが『日本近代建築総覧』に「鈴木・三橋邸、小石川1-28-13、建築年=大正15年、構造=木3」とある家。1988年には現在の3階建て住宅に替わっていた。

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コメント
 
 
 
歯医者さんは (定マニア)
2016-02-09 07:57:24
西洋医学?のためでしょうか、レトロな洋風建築が多いですね。こちらでも紹介されてます、北千住の歯医者さんもそうだし。椎名町駅から程近い場所にも廃墟歯医者さんがあり、こちらも洋風建築。しかも右側から看板文字が書いてあります。もう取り壊されたかもしれませんが、帝銀事件の現場も近く、事件以前から開業していたかも。
 
 
 
>定マニア様 (流一)
2016-02-10 11:07:55
西洋医学をおさめた人は元々西洋志向ですから建てる家もそうなるのでしようね。レトロになったのは年月がたったからで、建築時は現代風を目指したのかもしれません。
椎名町駅そばの歯科医院をストリートビューで見てみました。商店街の角地にあるんですね。この立地でよくいままで残っていたものです。
 
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