小石川1丁目、白山通りから西へ入ったところにあった木造3階建ての洋館。
関邸(旧小石川歯科医院)
所在地:文京区小石川1-28
構造・階数:木3
建設年:大正時代
2007年5月末 解体予定
Photo 1995.1.18
以前は歯科医院だったそうだが、10年ほど前に見たときには、既に店仕舞いして、ただの個人住宅になっていた。
奥行きがあまりない割に背が高いところが、ちょっと可愛らしかった建物で、また、玄関上の2階ベランダや、観音開きでアーチ型をした窓が印象的だった。そういいながら、昔の写真はこれ一枚しかないのだが・・・。
現在の様子 Photo 2007.5.20
数年前からはシートで覆われていて、いつ解体されてもおかしくない無人状態だった。だから、てっきり無くなったものと思っていたのだが、その後も何故か解体はされずに残されていたらしい。
側面見上げ Photo 2007.5.20
一昨日に訪れたところ、5月21日から解体を行う旨のお知らせが出ていた。今回は滑り込みで、前日に通りかかったことになる。最後の姿を見ることができたのは幸運かもしれないが、なくなってしまうのを知ることはやはり不幸せな気分。そうかぁ、この建物も明日には壊されちゃうんだなぁと思うと、またまた寂しい気分になってしまう。
背面 Photo 2007.5.20
背面などはトタン貼りで改装されており、物干し台があったりもして、そのへんは洋館としてはいまいちだったが、軒先のディテールなどは魅力的だった。
切妻部分 Photo 2007.5.20
関連記事:ニッポン懐景録 > 東京都 文京区小石川
Tokyo Lost Architecture #失われた建物 文京区 #医院
今日の街歩きも大変楽しみにしていたのですが、やむなき事情で残念でした。
この洋館も味わい深いですね、二階のバルコニーや、工夫を凝らした
窓の意匠がこじんまりとした中にもおしゃれですね。
両隣りがほとんど変わっていないのにここだけが取り壊されるとは。
右のゴミ箱でしょうか、当時と同じ場所にありますがもう、壊れかかっているのが一層寂しさを感じさせますね。
でも運良く最後の姿がご覧になられて良かったんではないでしょうか。
旧小石川歯科医院もついに解体ですか。
絵になる洋館だったのに残念です。
私がお金持ちだったら、この洋館を買い取って
オフィスを構えたかったです。
この並びに、やはり古い物件
「照井医院」がありますね。
そちらは大丈夫でしょうか・・・。
まさか「はしか」で順延になるとは思いませんでした。
とりあえず、二週間スライドすることになりそうですが、またよろしく。
この建物も、シートで覆われる前にもっとじっくり撮っておけば良かったです。
k-kai 様
確かにこういう洋館を仕事場にできたらいいですね。
今まであまりそういうことは考えたことがなかったのですが、なんだか急にそういうライフスタイルが気になりだしました。
照井医院はまだ健在で、日曜も二階に灯りが点いていました。
一応、診療もしているようだったので、ちょっとホッとしています。