ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





上:旧東京市営店舗向住宅>末広電話店、西村塗料店。江東区清澄3-3
1988(昭和63)年12月31日
左:取り壊された2軒。1989(平成1)年11月26日

旧東京市営店舗向住宅が並ぶ清澄通りは、その真ん中あたりでくの字に曲がっている。上の写真の右で長屋が切れているのはその曲がり角になっていて北へ続く家並みが見えないからだ。
末広電話店(一階の縦書きの文字では「末廣」)は「電話売買」とあるが電話機を売っているわけではない。ましてや携帯電話やスマホも関係ない。電話加入権の売買だ。電電公社時代の制度なので、今も廃止されたわけではないらしいが、撮影時には店は廃業していたのかもしれない。
写真の棟の右の2軒は取り壊された。右端の家は2枚目の写真で「はがき、封筒、チラシ、納品、請求書、領収書、シール」の文字が読めるので帳票などの印刷屋だろう。



1枚目写真の棟は北から数えて5棟目なので第5棟とすると、上の写真は第6・7棟。写っている店は三登屋金物店、丸越肉店(現在、「天竜」という小料理屋)、小川商事(現在は「Sacra Café」)など。1988(昭和63)年12月31日



サンケイ新聞深川販売所、中華料理しん、エチゼンヤ文具店。1988(昭和63)年12月31日

旧東京市営店舗向住宅の南端の棟で第8棟になる。現在は写っている店はやめたか別の店になっている。「中華料理 しん」は現在、第6棟に「中華 しん」があるから、移ったらしい。

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