ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




上浅青果店、春日屋米店。墨田気両国2-18。1989(平成1)年6月25日

京葉道路と両国駅の間の裏通り。上浅青果店とダンボールの川崎商店の看板建築は、上浅青果店の方が、今も残っていて写真のままの看板も電話番号は消してあるが使っている。壁は貼りかえてあるのでレリーフは見られなくなった。川崎商店の方は5階建てのビルに建て替わっている。「両国カイロ」の看板があるが、建て替わったビルで今も続いている。
春日屋米店の銅板貼り看板建築は木の枠の硝子引き戸や窓が残っていて、かなり原形が残されている感じだ。右のビルはGoogleマップで「中尾ビル」で、春日屋米店のあった場所が特定できる。

左の写真は『図説 占領下の東京』(佐藤洋一著、河出書房新社・ふくろうの本、2006年、1600円)からの写真に建物名などを書き加えたもの。「昭和20年9月28日」と日付がある。
空襲で焼き払われた隅田川東岸の墨田区と江東区が写っている。写真下の両国駅の上に焼失を免れた一角が帯状に残っている。上浅青果店と春日屋米店もそこに含まれる。なぜこのように焼け残ったのか不思議だ。周囲に建物疎開になったところがあったのだろうか。

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