ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




レストラン キャノン。茨城県牛久市柏田3612。2005(平成17)年12月13日

醗酵室(神谷傳兵衛記念館)の西端から南へ突き出した、元・貯蔵庫だった平屋の煉瓦造の建物。東側の壁は木造だった。レストラン「キャノンCANON」の開店は1976(昭和51)年9月。
国指定文化財等DB>シャトーカミヤ旧醸造場施設』の解説には「貯蔵庫は、煉瓦造平屋建、建築面積404.58平方メートルで、南妻を寄棟とする。当初の西面は腰の高い位置に小さな丸窓を並べた倉庫然とした貯蔵庫であるが、現在は、丸窓の下部を穿ち大きな開口とする等の改造を施してレストランに活用している。小屋組は木造のキングポストトラスとする」とある。
牛久シャトーの建物は3棟とも2011年の東日本大震災で被災し、2016年3月で復旧工事が完了した。閉店していたレストランは2015年1月に「レストラン」として再開された。ところが2018年12月でまたも閉鎖に。思うように客が増えなかったようである。それが日本遺産の認定に合わせてまた復活された。

2007年、経済産業省は牛久シャトーの旧・事務所、醗酵室、貯蔵庫の3棟を「牛久醸造場関連遺産」として近代化産業遺産(18.官民の努力により結実した関東甲信越地域などにおけるワイン製造業の歩みを物語る近代化産業遺産群)に認定した。2008年に国指定の重要文化財に、2020年には文化庁より日本遺産(日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~)に認定された。

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