ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





須賀邸。台東区上野桜木1-4
1990(平成2)年2月18日

『総覧』には「須賀利雄邸、建築年=大正10年、木造2階建、設計者=早大生、昭和5年頃増築。佐藤功一の指導か? 葉書による回答」とある。日本家屋の横に洋館がくっ付いている。洋館が昭和5年に増築された部分だろうか。洋館の屋根は和風の瓦屋根だ。
『ベスト・オブ・谷根千』(谷根千工房編、亜紀書房、2009年)に収録されている「回想の桜木町」(波木井皓三)によると、須賀邸のある場所は明治期まで天台宗大学寄宿舎という施設があったのを大正になってそれを取り壊して住宅が3軒建った。そのうちの1軒が須賀邸だったという。すぐ近所には宇野浩二、菊田一夫、三代目柳屋小さんが住んだというが詳細は知らない。
現在も建物は写真のままで変わらない。塀が瓦屋根を乗せた漆喰塗りで裾に石を貼ったきれいなものに改修されている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 荻原組/上野... 伊勢五本店/... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。