ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




丸枡染色。葛飾区柴又4ー27。2006(平成18)年5月5日

柴又街道(都道307号)の柴又6丁目バス停の西側に、現在はスーパーのOlympicがあるが、その裏手に「丸枡(まるます)染色」の本社と工場がある。写真は敷地の北側にあった工場で(倉庫かもしれないが)、右奥のビルが事務所棟(1989年完成)。左の白い壁が新しい工場で、現在は切妻屋根の工場は取り壊されて時間貸し駐車場になっている。
丸枡』によると、丸枡染色は1901(明治34)年「丸桝友禅工業」として城東区亀戸に創業した。友禅とは布に模様を染める日本の代表的な技法。1939(昭和14)年に現在地に移転。事業の拡大で広い工房が必要になったのかと想像される。1969(昭和44)年「丸枡染色株式会社」に組織変更。この頃から対象を和服から洋服への転換を図ったらしい。以後、積極的に自動化、コンピュータの導入を進めていって現在の隆盛がある、ということらしい。今では小物、ストールなどの自社ブランドも持っている。



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