ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




西村電設。品川区東大井2-4。2013(平成25)年9月22日

旧東海道の松本レジン向かい側の家並み。TOTOの看板のビルが長良商会、その左のビルは松本レジン営業所。手前の家はしもた屋のようだが、1981年の地図では「西村電設」となっている。下の写真がその横の写真で、奥に一列に家が並んでいて、店舗の後ろに住居を配置したものらしい。昭和22年の航空写真では、西村電設とその後ろの裏通りに沿った5・6軒の家がなくなっていて、爆弾でも落ちたのかというように見える。強制疎開の跡かもしれない。
今、ストリートビュー(2016年1月)を見ると、下の写真の1列が取り壊されていた。


西村電設。東大井2-4。2013(平成25)年9月22日



鳥海米店。東大井2-4。2013(平成27)年5月30日

1枚目写真左端に1階の軒先だけかろうじて写っている。建物左の軒下に米屋の看板を残しているが商売はやめたらしい。通り沿いに1階部分が伸びているのが珍しいが、立派な出桁造りの商家だ。『東京都の近代和風建築』(東京都教育庁編集、2009年)には「元鳥海米店、構造=木造2階建切妻造瓦葺、建築年=明治末~大正初期」となっていて、関東大震災以前の建物である。
写真右の家は八百貞青果店。

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