ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




NTTうぐいす荘。台東区根岸3-3。1991(平成3)年6月30日(2枚とも)

ウグイス荘という洋風アパートがあったが、その角の玄関の横丁を入るとアパートの裏の駐車場の隣にあった。接近して同じ名称の建物があったわけだが、ウグイス荘のほうがうぐいす荘に引きずられて通称になってしまったような気がする。
NTTうぐいす荘は写真のように屋敷というか、とにかく立派な日本家屋だ。明治期には何人もの実業家が根岸に別邸を建てたというが、そういうことが直ちに思い浮かぶ。
『東京の町を読む』(陣内秀信・板倉文雄・他著、相模書房、S56)には「浅草の富豪・青地伊三郎の息子である青地多吉の屋敷」があった場所だという。青地から直にNTTのものになったのかどうかは分からない。


1枚目の写真は道路から撮っているから門柱が写っている。2枚目の写真は門を入って右を見たところ。ほんの数歩だが、断って敷地内に入ったわけではないからすぐ退出した。

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