冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

龍田大社から龍田神社へ その1

2009年06月17日 23時18分49秒 | マラソン(風をうけて)

        風景明媚な亀の瀬峡谷を走るJR大和路線です。

 難波から大和を越えるのは、昔から生駒山を石切・枚岡から暗峠にでて生駒へ
 が有名な道ですが、近道ではあるが険阻に過ぎて一般的ではなかったようだ。
 それよりは緩やかな難波と大和をつなぐ主要ルートの一つが「龍田越え」の道
 だった。その道を先日走ってきました。


        

 河内堅上駅に下車して、大和川を挟んで旧道(龍田越え)をJRの線路伝いに
 奈良方面に向かいます。この先は狭い山間部に「峠」という10数軒の集落が
 あるだけの寂しい道です。
 


 奈良県から大阪府へ抜ける峡谷は、「亀の瀬」と呼ばれる地滑り多発地帯。
 昭和6年には大規模な地滑りがあり、亀の瀬は地すべり地帯で昭和37年より
 大規模な地すべり対策がなされています。
 



 通勤電車では対岸からですが、この地滑り工事の進行は20年ほど前から目に
 していますが、以前に峠越えで2,3度ここを通っていますが、このように
 完成した集水井工や説明板を目にしたのは初めてです。
 集水井工の深さは17mとは凄いですね。この一帯の山に何十本も埋め込まれ
 ているそうです。見た目工事もほぼ終盤に差し掛かっているようですが?

 亀マークの排水トンネル
          

           ここは最下段で山の上までは3,4段、説明図のような
           集水井工事がされている。



 峠八幡宮・三郷への分岐点です。左と右の道は工事道路で、真ん中の道を進む。
 河内堅上駅から分岐点までは、ゆっくり走って15分ほどで着きます。

            

          分岐から細い山道を少し登って行くと峠に出る。



   その名もずばり「峠八幡神社」です。
     延命地蔵    


 狭い境内ですが掃除が行き届き、地蔵堂同様、村の信仰の深さが伺えられた。



 県境である峠八幡宮からは一気の下りで、奈良の立野に。



 立野から三郷駅までは大和川に沿って10分ほどで到着。
 河内堅上からおよそ40分ほどでした。
 明日はいよいよ龍田本宮神社から摂社の龍田神社コースを紹介します。
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4 コメント

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初めてのコース (anikobe)
2009-06-18 18:59:58
大和路線の走る風景いいですね。
電車に乗っているとそんなに変化のあるように思わないのですが、こうして足で得た光景に感動です。
それらが沢山盛り込まれたコースのご紹介楽しく拝見しました。

あの地滑り地区をドライブの途中で見たのは、奈良から生駒山へ、そこから地滑り地区へ、何か迷いながら走ってのを思い出しています。
結局王寺にでました。
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anikobeさんへ (竜馬16)
2009-06-18 22:13:20
河内堅上から三郷に抜ける峠道は、ほとんど人の往来のない寂しい道ですが、途中から信貴山に抜ける道もあり、古道としては歩いても趣きある道ですよ。

7月にはまた信貴山へも走って見ます。
返信する
関西線 (大橋)
2009-06-24 06:38:10
 その昔関西線と呼ばれていた大和路線、幼き頃亀の瀬で父親と一緒に魚釣りに行ったことが思い出されます、又地滑りの場所で仕事をしたことも思い出されます、その時教えていただいたのですが、地滑りの事故の所にあの関西線が大和川を渡り、又渡り返している、事故の名残を今も伝えている場所です。楽しく拝見しています。
返信する
大橋さんへ (竜馬16)
2009-06-24 21:58:03
ブログも時々覗かせてもらっていますが、そのご体調は如何ですか?

関西線地滑り事故が起きるまでは、右岸を走っていたそうですね。
JRが亀の瀬付近を通過する時は、県境の渓谷を走るので、ぐっとローカル風情を味わえる地点ですね。

思い出深い土地だけに元気になられたら、一度この道を歩いてください。
7月からまたフリーになりますので、馬見丘陵に出かけますので、またお会いしましょう。
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