![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/71/7b2d31a7a939fe15a8daa59690b53419.jpg)
最近週1~2回のペースで大阪に行っていますが、今日もそんな一日でした。
そろそろお盆休みで帰省する人も多くなってきたようです。
今までは新幹線の車中は、ビジネスマン中心でしたが、今日は家族連れの姿も結構多く見ました。
猛烈な暑さのせいか、ここしばらくは古楽器をきくことが多かったのですが、別のジャンルで爽やかな曲を聴きたくなったので、今日の車中の音楽はブルッフの「スコットランド幻想曲」です。
<曲目>
ブルッフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番
スコットランド幻想曲
<演奏>
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
マリナー指揮
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ブルッフは私のお気に入りの作曲家の1人で、とりわけヴァイオリン協奏曲第1番ト短調は、数あるヴァイオリンコンチェルトの中でも私にとって最も大切な曲です。
彼の作品としてよく知られているのは、3曲のヴァイオリン協奏曲のほか、「コル=ニドライ」、3つの交響曲、そしてこの「スコットランド幻想曲」あたりでしょうか。
ブルッフの作品はどれを聴いてもいかにも純正ドイツ・ロマン派の音楽という感じで、なぜか聴いているとほっとするんです。
個人的に、交響曲第2番あたりはもっと人気が出てもおかしくないだけの魅力をそなえていると思っているのですが・・・。(この曲の録音ではマズア盤が有名ですが、私はコンロン盤の瑞々しい叙情性に軍配をあげます)
さて、スコットランド幻想曲。
今日は、諏訪内さんの演奏で聴きました。
実はカップリングされているヴァイオリン協奏曲第1番も大変素晴らしい演奏なのですが、これはまた別の機会に書きます。
私が初めてこの曲を聴いたのは、ハイフェッツの演奏でした。そして実演では、3年前の日本フィル定期で、渡辺玲子さんのヴァイオリン、日フィルの松井久子さんのハープで聴いたのが最初です。
数曲の古いスコットランド民謡をテーマにこの曲は書かれていますが、本当に美しい曲ですね。
序奏:まだ暗い夜明けに佇む薄暗いスコットランドの古城、という風景をイメージさせてくれます。(あくまでも、私の勝手な想像ですが・・・)
第1楽章:アダージョ・カンタービレ、スコットランドの愛の歌がモティーフと言われていますが、本当に美しいメロディです。ハープの絡み方も素晴らしい効果をあげており、諏訪内さんの凛とした表情がとくに印象に残りました。諏訪内さんの中低音って独特の魅力があるなぁ。
第2楽章:間奏曲、スケルツォ的な楽章。
第3楽章:アンダンテ・ソステヌート、第1楽章同様スコットランドの愛の歌がモティーフですが、中間部のヴァイオリンのトリルがとっても魅力的。
第4楽章:アレグロ、スコットランドの古い戦の歌がモティーフですが、ここでは諏訪内さんの素晴らしい名人芸が光ります。
また、曲全体を通して、マリナーのサポートはやはり抜群に上手い。諏訪内さんとの相性もぴったりです。
ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」もそうでしたが、民謡を主題にした曲って、ある種の爽やかさがあるんですね。
おかげで、大阪の猛暑も少し涼しく感じたような気がしました。
そろそろお盆休みで帰省する人も多くなってきたようです。
今までは新幹線の車中は、ビジネスマン中心でしたが、今日は家族連れの姿も結構多く見ました。
猛烈な暑さのせいか、ここしばらくは古楽器をきくことが多かったのですが、別のジャンルで爽やかな曲を聴きたくなったので、今日の車中の音楽はブルッフの「スコットランド幻想曲」です。
<曲目>
ブルッフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番
スコットランド幻想曲
<演奏>
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
マリナー指揮
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ブルッフは私のお気に入りの作曲家の1人で、とりわけヴァイオリン協奏曲第1番ト短調は、数あるヴァイオリンコンチェルトの中でも私にとって最も大切な曲です。
彼の作品としてよく知られているのは、3曲のヴァイオリン協奏曲のほか、「コル=ニドライ」、3つの交響曲、そしてこの「スコットランド幻想曲」あたりでしょうか。
ブルッフの作品はどれを聴いてもいかにも純正ドイツ・ロマン派の音楽という感じで、なぜか聴いているとほっとするんです。
個人的に、交響曲第2番あたりはもっと人気が出てもおかしくないだけの魅力をそなえていると思っているのですが・・・。(この曲の録音ではマズア盤が有名ですが、私はコンロン盤の瑞々しい叙情性に軍配をあげます)
さて、スコットランド幻想曲。
今日は、諏訪内さんの演奏で聴きました。
実はカップリングされているヴァイオリン協奏曲第1番も大変素晴らしい演奏なのですが、これはまた別の機会に書きます。
私が初めてこの曲を聴いたのは、ハイフェッツの演奏でした。そして実演では、3年前の日本フィル定期で、渡辺玲子さんのヴァイオリン、日フィルの松井久子さんのハープで聴いたのが最初です。
数曲の古いスコットランド民謡をテーマにこの曲は書かれていますが、本当に美しい曲ですね。
序奏:まだ暗い夜明けに佇む薄暗いスコットランドの古城、という風景をイメージさせてくれます。(あくまでも、私の勝手な想像ですが・・・)
第1楽章:アダージョ・カンタービレ、スコットランドの愛の歌がモティーフと言われていますが、本当に美しいメロディです。ハープの絡み方も素晴らしい効果をあげており、諏訪内さんの凛とした表情がとくに印象に残りました。諏訪内さんの中低音って独特の魅力があるなぁ。
第2楽章:間奏曲、スケルツォ的な楽章。
第3楽章:アンダンテ・ソステヌート、第1楽章同様スコットランドの愛の歌がモティーフですが、中間部のヴァイオリンのトリルがとっても魅力的。
第4楽章:アレグロ、スコットランドの古い戦の歌がモティーフですが、ここでは諏訪内さんの素晴らしい名人芸が光ります。
また、曲全体を通して、マリナーのサポートはやはり抜群に上手い。諏訪内さんとの相性もぴったりです。
ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」もそうでしたが、民謡を主題にした曲って、ある種の爽やかさがあるんですね。
おかげで、大阪の猛暑も少し涼しく感じたような気がしました。
そうですか。なるほど、諏訪内晶子氏の演奏もいいですね。
私が他に持っているのはオイストラフです。こちらもいいですよ。
ブルッフは交響曲もCD化されているんですね。探してみます。
ありがとうございました。
ブルッフの曲は、スコットランド幻想曲しか聴いたことがないので、わたしもCDを探してみようと思います。
スコットランド幻想曲は、ストーリーのある美しい曲で惹きこまれました。
ご訪問いただきありがとうございました。
10枚組の協奏曲を集めたアルバムで聴きましたが、オイストラフの演奏も素晴らしいですね。最近彼の演奏の暖かさ・おおらかさが、かけがえのないものに思えてきました。
グラズノフのコンチェルトの感想でも書きましたが、これから積極的に聴きこんでいきたいと思います。
ご訪問いただきありがとうございました。
スコットランド幻想曲は、本当に美しい曲だと思います。先日BSで奥村愛さんが第3曲だけをピアノ伴奏で弾いていましたが、なかなか素敵でした。ブルッフはなんと言ってもヴァイオリン協奏曲を聴いてください。特に、深夜にヴォリュームを落として第2楽章からフィナーレにかけて聴くと、胸いっぱいに感動が広がります。
是非、お聴きになってみてください。
こんばんは。コメントありがとうございます。
ブルッフは、本文でも書きましたがとても好きな作曲家なんです。(よく渋いなんて言われますが・・・)
日本フィルの定期演奏会で諏訪内さんのブルッフの1番を聴いたことがありますが、ストラディバリウスの凄さもあいまって、凛とした素晴らしい演奏でした。とくに中低音が凄くって、まるでヴィオラのような感じでした。後にも先にもそんな印象をもったのは、このときだけです。
また、聴いてみたくなりました。
>諏訪内さんの凛とした表情がとくに印象に残りました。 諏訪内さんの中低音って独特の魅力があるなぁ。
ああ、これ、同感です。 KiKi は昔から中低音の魅力に弱いんですよね~(笑)。 romani さんのこのエントリーを拝読していたら、又この演奏が聴きたくなってしまって、今 BGM に流れています。 それにしても諏訪内さん、内臓疾患とか・・・・。 早く回復されるといいですね♪
諏訪内さんのブルッフ、ホントいいですよね。
kikiさんが採りあげておられたので、何だかとても嬉しくなってしまいました。
>それにしても諏訪内さん、内臓疾患とか・・・・。早く回復されるといいですね♪
まったく同感です。復帰後は、さらに一回り大きくなった演奏を聴かせて欲しいものです。
一番好きな演奏です
この頃使用していた1690年製の楽器のほうがしっとりと深みがあるように思います。
>この頃使用していた1690年製の楽器のほうがしっとりと深みがあるように思います。
確かにそうかもしれないですね。
諏訪内さんのあの凛とした音楽は、コンクールで使用していたストラドの方が相応しいかもしれません。
ただ、ドルフィンのもつ表現力もやはり捨てがたいです。
5月にテミルカーノフと協演するチャイコフスキーで果たしてどんな音楽を聴かせてくれるか、私としては楽しみにしています。