ペネティエ&香港シンフォニエッタの後は、同じ会場で待望のケフェレックのコンチェルトです。
席はまたまた1列目。
先ほどより少し右に寄った座席ですが、ケフェレックの表情が一番見やすい場所でした。
何とラッキーな・・・!
<日時>2006年5月6日(土)15:15
<場所>東京国際フォーラム ホールB7
<演奏者>
■アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
■ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
■オーヴェルニュ室内管弦楽団
<曲目>
モーツァルト
■ディベルティメントニ長調「ザルツブルク交響曲第1番」K136
■ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」K271
オーヴェルニュ室内管弦楽団の演奏は、CDでも聴いたことがなかったので、この日がまったく初めてでした。
弦楽器は各パート4名ずつ、コントラバスだけが2名という構成です。
さあ、コンサートマスター兼指揮者のニコリッチが登場。
ニコリッチは現在ロンドン交響楽団のコンサートマスターも務めているそうですが、背が高い!
またとても愛嬌のある表情をしています。
一曲目のK136.
冒頭から何と生き生きした音楽だろう。速めのテンポでどんどん曲は前に進んでいきます。
これぞディベルティメント、と言いたくなるような素晴らしい演奏です。
比較すると大変申し訳ないのですが、つい今しがた聴いた香港シンフォニエッタの響きとは随分違います。
同じホール、ほぼ同じポジション、同系統の曲だから、どうしても比較してしまいますが、正直別次元の音楽と言っても差し支えありません。
「高い技量を持ったプレーヤー達が、ニコリッチの強烈なリーダーシップのもと余裕綽々で楽しみながら演奏している」、まさにそういった風情なのです。
こんなモーツァルトが聴く側からみても、楽しめないわけがありません。
モーツァルトがもしこの演奏を聴いていたら、きっと拍手喝采したでしょう。
二曲目は、お目当てのケフェレックをソリストに迎えての「ジュノム」。
この日のケフェレックは、ソロのときのシックな衣裳とは異なり、真っ赤な衣裳で登場しました。
コンチェルトは、こんな雰囲気の方が映えますよね。
第1楽章冒頭から、愉悦感たっぷりの音楽を聴かせてくれます。
ケフェレックはソロのときと同様、実に冴えたタッチ。
そして、ニコリッチ率いるオーヴェルニュのメンバーが、あるときはケフェレックを支え、あるときはカウンターになって見事な音楽を聴かせてくれました。
何か、さながら最高の掛け合い漫才をみているよう。
ケフェレックが演奏中にみせてくれた素晴らしい微笑みの表情を、お伝えできないことが本当に残念です。
とくに第2楽章からフィナーレにかけては、私が聴いたこの曲の中のベストフォームにはいります。
それから、ニコリッチが、立ち上がりそうになりながら(いや、ときどき本当に立っていました)、何とも表情豊かにオケのメンバーをリードしていた姿も忘れられません。
この音楽祭では、小曽根真さんをソリストに迎えたジュノムが大変話題になっていましたが、ケフェレック組の演奏も、スタイルの違いはあるけど決して負けていなかったと思います。
終演後も大きな拍手に包まれていました。
席はまたまた1列目。
先ほどより少し右に寄った座席ですが、ケフェレックの表情が一番見やすい場所でした。
何とラッキーな・・・!
<日時>2006年5月6日(土)15:15
<場所>東京国際フォーラム ホールB7
<演奏者>
■アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
■ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
■オーヴェルニュ室内管弦楽団
<曲目>
モーツァルト
■ディベルティメントニ長調「ザルツブルク交響曲第1番」K136
■ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」K271
オーヴェルニュ室内管弦楽団の演奏は、CDでも聴いたことがなかったので、この日がまったく初めてでした。
弦楽器は各パート4名ずつ、コントラバスだけが2名という構成です。
さあ、コンサートマスター兼指揮者のニコリッチが登場。
ニコリッチは現在ロンドン交響楽団のコンサートマスターも務めているそうですが、背が高い!
またとても愛嬌のある表情をしています。
一曲目のK136.
冒頭から何と生き生きした音楽だろう。速めのテンポでどんどん曲は前に進んでいきます。
これぞディベルティメント、と言いたくなるような素晴らしい演奏です。
比較すると大変申し訳ないのですが、つい今しがた聴いた香港シンフォニエッタの響きとは随分違います。
同じホール、ほぼ同じポジション、同系統の曲だから、どうしても比較してしまいますが、正直別次元の音楽と言っても差し支えありません。
「高い技量を持ったプレーヤー達が、ニコリッチの強烈なリーダーシップのもと余裕綽々で楽しみながら演奏している」、まさにそういった風情なのです。
こんなモーツァルトが聴く側からみても、楽しめないわけがありません。
モーツァルトがもしこの演奏を聴いていたら、きっと拍手喝采したでしょう。
二曲目は、お目当てのケフェレックをソリストに迎えての「ジュノム」。
この日のケフェレックは、ソロのときのシックな衣裳とは異なり、真っ赤な衣裳で登場しました。
コンチェルトは、こんな雰囲気の方が映えますよね。
第1楽章冒頭から、愉悦感たっぷりの音楽を聴かせてくれます。
ケフェレックはソロのときと同様、実に冴えたタッチ。
そして、ニコリッチ率いるオーヴェルニュのメンバーが、あるときはケフェレックを支え、あるときはカウンターになって見事な音楽を聴かせてくれました。
何か、さながら最高の掛け合い漫才をみているよう。
ケフェレックが演奏中にみせてくれた素晴らしい微笑みの表情を、お伝えできないことが本当に残念です。
とくに第2楽章からフィナーレにかけては、私が聴いたこの曲の中のベストフォームにはいります。
それから、ニコリッチが、立ち上がりそうになりながら(いや、ときどき本当に立っていました)、何とも表情豊かにオケのメンバーをリードしていた姿も忘れられません。
この音楽祭では、小曽根真さんをソリストに迎えたジュノムが大変話題になっていましたが、ケフェレック組の演奏も、スタイルの違いはあるけど決して負けていなかったと思います。
終演後も大きな拍手に包まれていました。