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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

旧・徳山村と六の時事川柳 07.5.27

2007-05-27 18:14:34 | 川柳日記
 5月末のある晴れた日、旧徳山村を訪れた。
 アマゴやイワナを追っかけてしばしば訪れたことはあったが、ダム建設が開始されて以降は足を向けたことがなく、約三〇年ぶりの訪問であった。

 ほぼ完成し、貯水をはじめた巨大ダムのもと、そのほとんどは水没し、かつてのよすがを偲ぶものもなかった。

 


 

 かくて、平家の落人伝説を持った由緒ある村落が、一挙にその歴史を断ったのであった

 

  湖畔の樹木に巻いた山藤の花のみが、「ひとはいざ心も知れず」とばかりに咲き誇っていた。

     

 


<今週の川柳もどき> 07.5.27

 五千万それでは宙も狭かろう
 (宙に浮いている年金の件数)

 五万円以下は金ではないという 
 (政治資金法というザル

 君が代が虚しく響く国技館
 
 全共闘以来大学連帯す
 (ただしハシカ)
 ハシカすら駅弁大学には来ない

<今週の川柳もどき>、実はこの上に松岡農水相に関するものが三句ほどあったのですが、彼が自殺を図ったとの報に接し、急遽、削除いたしました。
 この時間帯では、まだ安否の程は分からないのですが、結果として、死者に鞭打つようなことはしたくないからです。


 ただし、この件に関しては安倍首相の責任は重大だと思います。
 まず、自分が総理になる際の論功行賞として彼を大臣に任命したという任命責任、次いで、明らかな不祥事が発覚したにもかかわらず、罷免なり辞任させるなりの措置を取らず、それを庇い続け、かえって窮地にまで追いやったこと、さらには、政治と金についての透明感、清潔感を実現することを実行しようとすることなく、だらだらと事態を引き延ばしたことなどです。


 そのため、辛抱しきれなくなった与党の金子予算委員長からまで批判や辞任要求が出るまで事態が悪化し、その結果としての自殺騒動であると思います。
 安倍首相の指導力、求心力のなさが露呈したものといえます。

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