六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

7月終わりの三題噺・・・・マンゴーの種・音楽・蝉の棲み家

2020-07-26 23:57:19 | よしなしごと
【マンゴーに関する探究心】
 沖縄の方からマンゴーを頂いた。
 これまでマンゴーは、デザートやスィーツで切れっ端を食したことはあるがまるまるいただくのは初めてで、八十路すぎの初体験だった。同梱の説明書に従ってなんとか食べ方を習得した。
          
 ところで、その種はどうなっていいるのか全くわからず、それを探索。結果として、果実の中心に、甲イカの甲のように、平ぺったい種があることが判明。
 写真がボケているように見えるのは、その甲状の種子の周りに細かい繊維状のものがついているためだ。
           
 こんなこと知らずに死んでも構わないのだが、地獄の閻魔様との雑談のネタになるかもしれない、などと思ったりしている。
 しかしながら、最初の一個は、偶然この種と平行に包丁を入れたのでうまく食すことができたのだが、2個めは心して切らねばなるまいと思っている。
 
【ラジオで音楽を聴く】
 二階の自分の部屋にはささやかなオーディオセットがあり、ラジオも聴くことができるが、階下のリビングルームとダイニングキッチン(アコーディングドアで接続)にはTVはあるがラジオはない。
           
 調理などをしている間、TVには背を向けているので、どうせ音を聴くのならラジオがほしいと思っていたが、古いポータブルシステムがあることを思い出してそれを引っ張り出してきた。
 
 20年以上放置してあったものなので音が出るのかも心配だったが、ビニールにくるんで保管してあったせいかそこそこの音が出る。
 先ごろ固定電話を撤去したのでその後へ設置。正式型名は「パナソニック ポータブルステレオCDシステムRX-DT501」。
 
 当時はかなりしたのではないかなぁ、などと思いながら聴いている。
 連休中は、NHKFMでクラシック三昧を放送していたので、それを楽しんだ。
 
【ゴメンよ!蝉たち】
 庭のあちこちで蝉の抜け殻を見かけるようになった。でも、蝉の鳴き声を聞くことはない。
 これらの蝉の幼虫が地中に潜った頃、うちには桑と枇杷の樹があり、どちらへも蝉がよく止まって鳴いていた。とりわけ桑には、何十匹という数が止まり鳴き声を競っていたものだ。しかし、今やそれらの樹々はない。
 ようするに、彼らにその樹液を供給する樹がなくなってしまったのだ。三年ほど前、それらの樹があまりにも大きくなりすぎて管理不能となったので、伐採してしまったからだ。
 長い地中生活を終えて、さて地表のうまい樹液をと出てきた彼らにとってはまるで詐欺にかかったようなものだろう。本当にゴメンよ、と詫びるほかはない。
          
 これでも君たちのことを心配しているのだよ。というのは、樹液を出しそうな樹々のあるところまではここからかなり距離があるからだ。羽化したばかりの君たちが、ちゃんとそこまでたどり着いているのだろうか。
 私自身寂しいのは、二階の私の部屋の数m先でのBGMのような鳴き声がもう聞けないことだ。夏の終り頃にはツクツクボウシも来ていた。それらを聞くことももうあるまい。


 
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風営店への警官の立ち入りに... | トップ | ヨーロッパ白人男性中心のヘ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。