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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「昭和の日」その前日はいじめの日

2009-04-29 15:35:13 | よしなしごと
 今日は「昭和の日」だそうです。
 すわ、私の日・・ではなく、もっとやんごとなき辺りを偲ぶ日であります。
 まあ、同時にその時代を偲ぶことも合わせてでしょうが・・。

 昨日、名古屋では新しい市長の初登庁が行われたそうです。
 前回の日記で書きましたように私はこの人については幾分批判的なのですが、それでもかつてない51万人の期待を背負って市長になった以上、「願わくば彼が謙虚になって、自分に寄せられた名古屋市民の期待を噛みしめ、それにふさわしい市長になることを祈るばかりです」とその日記を結んだのでした。

 
           写真は本文と関係ありません。
        中央線の列車を利用した夕刊の搬送風景です。


 それは具体的には、彼が公約したような行政改革の徹底による市民税の軽減です。
 私は、それらが市民へのサービスの軽減や福祉の後退にならないように進められるならば大いに結構だと思いますし、そのように推進して欲しいと思います。

 今日の朝刊によりますと、そうした河村氏の出鼻をくじくような事態が散見されるようです。確かに、氏のはしゃぎ過ぎもあるでしょう。しかし、それを迎える方に選挙戦に負けた腹いせというか、陰湿ないじめというか、自分たちの地位にしがみつこうという保身というか、そんな嫌らしい様相が見られるように思います。

 
    夕刊のある日、午後2時ぐらいから3時ぐらいの間の作業です。

 氏の挨拶に皮肉っぽいチャチャを入れたり、自民党市議団のように挨拶に訪れた氏を室内にも入れず、「いま食事中」と断ったり、氏の念願であった公約明示の垂れ幕を(各官庁の「禁止」という申し合わせがあったそうですが)何とか実現する方向ではなく、とにかく実現しない方向で動いたりと、どうも大人げない対応が続いたようです。

 
      5分ぐらいの停車時間内に手早く整理して積み込みます。

 しかしこれは、氏に対してのみならず、彼に市政を預託した市民に対しても失礼な態度ではないでしょうか。その挨拶までをも拒否するなんて全く陰湿ないじめ以外の何ものでもありません。
 かつて、長野の田中知事の時もそうでした。
 地方の役所や地方議会といえども、中央同様、それなりの官僚機構や権益で守られていて、その外部からの参入に対しては極端な拒否反応を示すようです。ようするに、自分たちが自由に分配してきた税金の使い道に、余所様が来て首を突っ込むことへの警戒感でしょう。
 むろんこれは、税の私物化であり、これを打ち砕くこと、そしてそれを市民に対して解放してゆくこと、これこそが行政改革の根本です。

 
     いえいえ、迷惑だなんて・・。夕刊が無事届けば・・。

 そうした行政改革には基本的に賛成です。もちろん、ただ財政を健全化するという硬直したお題目のみではなく「市民のためのそれ」であることを前提としてです。
 
 従って、河村氏への批判はことがそのように進むかどうかを基本としたいものです。
 ですから、陰湿ないじめではなく、何が市民のためなのかを堂々と論じればいいのです。
 私の河村氏への距離は変わりませんが、彼と正面から論じ合うことなく裏へ回って姑息な陰謀に明け暮れるような対応には断じて反対します。
 


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