六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

iPadの時代に同人誌?そうなんです。

2010-05-29 02:40:55 | 催しへのお誘い
 なにがしか表現活動をしたことのある人で、それを広く知らしめるために同人誌のような媒体に関わり合った人は多いのではないでしょうか。
 奥手の私にはこれまでそうした経験は全くなかったのです。

 しかし、この度、縁あってそれに参画できることとなりました。
 題して『遊民』、<ホモ・ルーデンス>です。

        

 拙文を載せてもらうことも出来ました。
 あまつさえ、美術デザインのまねごとまでさせてもらいました。

 出来上がったものを手にして、自分が手がけたにもかかわらず、思いがけないものがやってきたような戸惑いと恥じらい、そして隠しおおせない喜びとを覚えています。

 あ、問題は中味ですね。
 目次からその一端を拾ってみます。

    出る幕はここか
     ----- 詩人 吉田欣一の私的な回想 ------     大牧冨士夫
  
   「お髭の斎藤さん」と呼ばれて
     -------- 平和を願うボランティアの日々 -------   斎 藤  孝   

    怪人・唐九郎伝説[1]             稲垣喜代志

    一九六〇年六月十五日              伊 藤 幹 彦

    「高度は客観性」とハンナ・アーレント
     ----『エルサレムのアイヒマン』をめぐって---   三 嶋  寛

    小説  枯れたぶどう畑             山下智恵子

 わりかし真面目な雑誌でしょう。
 こんな雑誌でも応援してくれる出版社があって、風媒社という発売元から購入できます。

 〒460-0013
   名古屋市中区上前津 2-9-14   風媒社
  
 アマゾンからも検索できますが、まだ、当該書は載っていないかも知れません。
 もし、ご興味があって入手方法が分からない方は、このブログのコメント欄にその旨お知らせ下さい。

 なお、この雑誌の効用は、ざっと以下のようです。

  家内安全 精力増進 交通安全 食欲増進 健康回復 学力増進 子孫繁栄
  日々好日 一攫千金 栄耀栄華 快刀乱麻 五穀豊穣 主客転倒 笑止千万

 


 

 
      


コメント (9)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おっぱいを揉まれてしまった... | トップ | 桑の実を摘む 椋鳥との熾烈... »
最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さんこ)
2010-05-29 09:38:35
なかなか良い表紙ですネエ。

それにしても、ずいぶん高齢のかたがた。頑張りま

したね。次の号が出るよう、皆様、くれぐれも、御

身、お大切に。IPADなるものに負けずに、頑張

って下さいね。
返信する
Unknown (只今)
2010-05-29 12:35:21
 
 「この同人誌のウリは、平均年齢76歳、そのいずれもが病い持ちであること」との一片を付けて送付した友人から、返信第1号がやってきました。
 
 =この年齢でどこも病んでない、ということの方がオカシイのであって、それに年寄りであることは今や何らウリにはなりません。

 それはそれとして、これまでのなんとか通信のパンフレットから、108頁の冊子とは!ユネスコの定義によれば49頁以上のものを冊子といいます。
 
 巻頭にある吉田欣一さんに、
 「私が私にさようならを言う時がきたら
  その時のさようならとは どんな色だろう」
 という詩があったことを思いだしましたが、
 その他多々の感想はいずれまた=
返信する
Unknown (六文錢)
2010-05-30 13:16:13
 発送したOさん(女性)からの礼状にあった話。
 やはり同じ日に送られてきた同人誌があり、こちらの方の平均年齢は30歳だとか・・・。
 彼女はその中間の年齢だとのこと。

 若い人たちの雑誌、どんなジャンルか分かりませんが、彼我に目を通されたOさんの感想などお聞きしたいもの。
 
返信する
Unknown (六文錢)
2010-05-31 17:50:25
>田中様
 ご丁重なコメントありがとうございます。
 私の日本語を誉められて、いささかこそばゆく思っています。
 
 「明瞭に思考するものは明瞭に語る」という言葉があって、私の理想とするところですが、なかなかそうは行きません。
 
 今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (N響大好き。)
2010-05-31 22:50:33
IPad、いや、貴重な創刊号をお送りいただき、
ありがとうございました。

私には、難しすぎるような気が・・・

返信する
Unknown (六文錢)
2010-05-31 23:02:30
 N響大好き。さん
 
 私のものは浅学を回りっくどい文章でくるんだようなものですから読みにくいかも知れませんが、他の方のものはそうではないと思います。
返信する
Unknown (冠山)
2010-06-01 21:01:33
「遊民」という命名をほめられた。江戸時代の職業別分類?にも、遊民という自由人がいたそうな。今日、友人は、かつての村にも遊民がいた、ともろもろの話しをしてくれた。聞いてると、たしかに自由人だな。くさされようとけなされようと、わが身ひとりを養い、遊び、わが好む道を違わず、見失うことがなかった。そうした生きようを許すムラがあったなあ、という話だった。
返信する
Unknown (六文錢)
2010-06-02 02:20:12
>冠山さん
 遊民のもう一ついいところは、現実の利害関係などから超越して、対象から距離をもって見ることが出来ることでしょうか。

 ただし、それぞれの人が利害関係のうちにあること、自分がそれを超えたということ自身が実は幻想かも知れないという事などの自覚が必要でしょうね。

 ようするに、ほんとうに事物を超越することなんか出来ないことの自覚を持った超越でしょうか。言葉遊びのようですが、私にとってはリアルな問題なのです。
返信する
Unknown (冠山)
2010-06-02 23:42:51
ムラの遊民、庄兵衛さんの日々は、村人の営みをある距離をもって、その忖度を度外視していた。彼自身の世界の間尺にあう行動律にしたがっていたのは、つよい幻想に生きていたのかも知れない。村人の営み(利害関係)を侵害しないある距離をもって見て、そこに自分の生きる道を拓くしかない自覚を持っていたのでしようか。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。