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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

カメとアヒルと時事川柳 06.7.16

2006-07-20 14:32:19 | 川柳日記







<写真> 私の散歩道にある小川の風景です。 

 散歩道にあるこの小川はかろうじて生きています。農作業の都合で通常はチョロチョロとしか流れていないのですが、それでも流れが絶えないので生きていられるのです。
 
 その他のかつては至る所にあった流れは全部死滅しました。コンクリート製のU字溝に変えられ、しかも一年のうち大半は水が流れておらず、必要な時だけ揚水ポンプで地下水を汲み上げて水を流すのですから、水棲の生き物は生存できません。
 
 ついでながら、至近距離に出来たこの揚水ポンプのおかげで、私の家の井戸が干上がってしまい、もう一段深い水脈へ届くように掘り直さねばならなくなったのですが、誰も保証してはくれませんでした。
 
 結果として、私のうちの近辺からは、メダカ、ドジョウ、フナ、ハヤ、ゲンゴロウ、ミズスマシ、タガメ、ザリガニなどなどがほとんど姿を消してしまいました。カエルもほぼ半減しました。その消滅に、農薬もまた一役かったことはいうまでもありません。
 
 ですから、冒頭に述べたようにかろうじてであれ、生きている流れは貴重なのです。そしてその僅かな水にしがみつくようにして生きているものたちに対しては、なにかいとおしいような思いを禁じ得ないのです。
 
 50年前に比べると、日本の田園風景は、深いところで病み、死滅しつつあります。

<今週の川柳もどき> 06.7.16 

 イスラエルの横暴は見て見ないふり
  (小泉氏滞在中に、実験どころかガザや
   レバノンで殺戮三昧)

 振り上げた拳で軍備強化する
  (チャンス到来と喜んでいる向きも)

 ピッチだけでは終わらない問いもある
 かぁちゃんはデベソぐらいでやめておけ
  (ジダン。欧州にも根強い差別意識)

 ジーコジャパンなにいわれても平気です
  (言葉が分からないから

 角がある七面鳥がやってきた
  (七面鳥に米牛混入、それでも再開?)

 まさかそこまではがやはりそうなのか
  (秋田女児転落も母の?)

 大崩落ハイジは無事でいるだろか
  (アルプスで岸壁の大規模崩落)
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