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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

凡夫の卯月凡庸日記から 兼好法師のおっしゃるとおり

2022-04-14 16:54:34 | 写真とおしゃべり

卯月某日 スミレの群生
 近くのスーパーや歯科医へ行く道沿いにスミレの群生地がある。田んぼののり面がなだらかな雑草たちの棲家から垂直なコンクリートの壁に変えられてしまって以降、こうした場所は極めて少なく、貴重だ。

               
 
 2,3年前、友人にスミレの種を採って送りましょうと約束したのだがまだ果たせていない。忘れたわけではないがタイミングが難しいのだ。花の部分がやがて鞘になって種を宿すのだが、それがまだ緑色のときは種そのものが若すぎる。それが黒色になったとき採取可能なのだが、それはどうやら短い期間らしい。

              
 
 昨年、今ならと思って行ったら、もうみんな弾けてしまっていた。地表に落ちたそれを拾うのは不可能である。今年はタイミングを外さず採りたいと思っているが、さてどうなるか。Yさん、気長に待ってくださいね。

              

 そのスミレの群生近くに生えていた可憐な花。花の一つ一つは一センチあるなし。これってなんの花かなぁ。

卯月某日 食い物の話二題
 《その一》 4月半ばなのに三〇度近い。食欲が無いので昼はあっさりとざる蕎麦と冷奴。そうだ、ひやむぎを備えておかねば・・・・。

          

 《その二》 弁当を作る。これは最近のものから。
     上から蕗の青煮、里芋の白煮、粟麩、豚切り落とし照り焼き風味、卵焼き。

              

卯月某日 伐採は急遽中断
 五〇年以上前からの柾の樹、新緑がきれいなのと南側の窓が緑陰になるので伸ばし放題にしてきたが、こちらの管理が不可能なほどに伸び、隣の材木屋さんの引き込み線に届きそうになったので、材木屋さんの職人さんに頼んで伐ってもらうことにした。

              

 その作業の日、スペースの関係でいっぺんに根本から伐採できないので少しずつ樹をばらすように伐り進んだのだが、急遽中止することとなった。
 あったのだ!そして、いたのだ!
 そう、この樹には毎年キジバトが巣を構え、ほぼ二羽の雛を育てるのだ。数年前まではそれを確認していたが、上に述べたように樹が大きく茂り過ぎてからは確認できないまま、朝の縄張りの囀りで、あ、多分今年も来たなぐらいで済ませてきた。

 それがこの時期、やはり営巣して、巣立ちまであと少しと思われる雛を二羽孵していたのだ。これを伐採するわけにはゆかない。急遽、中止とした。
 ただ気がかりなのは、部分的に枝などが伐り払われ、樹の形状などが変わってしまったので、それを気にした親鳥が育児放棄したりしないかだ。

          

 それから三日ぐらい経つので時々樹を見上げると、親鳥はいないが、雛たちが動く様子は見える。ということは、親鳥は餌を運んでいるのだろう。多分。

 雛が巣立ったら最終的に伐採するとして、ただそうなると、長年続いたキジバトの営巣産卵との付き合いがなくなってしまう。それはそれで少しさみしいが、仕方あるまい。

卯月某日 うちの植物たち
 暑い日が続いて植物たちの様相が急速に変わった。玄関のイントロ付近の植え込みももうすっかり夏模様だ。伸び過ぎ模様だから少し刈り込まねばなるまい。

          

 桜桃の実もしっかり付いてきた。そろそろ小鳥の食害からの防衛で、いらなくなったCDをぶら下げる時期だ。

          

 ツツジの花も咲きはじめた。赤白、二本の樹があり、まだポツポツ花が開きはじめた段階だが、満開になると回りがパッと明るくなる。

          
          

 嬉しいのは、昨夏、水やりをサボって枯らしてしまった(と思っていた)鉢植えのイチョウが生き返ったことだ。この樹、4~50センチだが樹齢は30年ほどになる。そして秋には一丁前に黄葉する。
 ちゃんと反省して今年はしっかり水やりをすれば、秋にはまた目に染みるような鮮やかな黄色を目にすることができるだろう。

          

卯月某日 兼好法師のおっしゃるとおり
 兼好法師はその『徒然草』117段でこう言っている。
 「よき友三つあり。一つには物くるる友、二つには医師、三つには智恵ある友。」
この三つをすべて兼ね備えた人から、越前の海での釣果のおすそ分けを頂いた。

 上からタイ、中程にサバを挟んでカサゴ、右側にはアジが二尾。サバとアジは頭が落としてある。

          
 
 荷解きをし、写真に収めてからさてどうやっていただこうか・・・・。そうだ、サバはアニサキス対策で24時間以上冷凍してから久々に酢じめにしよう。カサゴは煮付けもまるまる唐揚げも美味しいが、市販のものではできない刺し身も捨てがたい・・・・などなど、思いを巡らすのも楽しい。
 
 いかん、生唾がでてきた。


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