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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

思いがけない「つくし」な長い一日

2023-03-23 15:48:08 | フォトエッセイ
 今月始め、毎年のホームグランドへ出かけたが、先行者がいて空振りだったことはすでに書いた。土筆のことである。
 
 それが、思いがけないことに20日過ぎ、別の箇所で群生を見つけた。穂先が開き、やや遅い感もあるが、茎のシャキシャキ感などは残っているはず。懸命に採った。

       

 採っても採ってもまだある。「とっても」たくさんあるとはこのことだ。途中で、「あまり採りすぎても掃除が大変だぞ」という自分の心中の声が聞こえる。にもかかわらず採り続ける欲張りの自分がもうひとりいる。

       

 結局、わが土筆採取史上最高量を採ってきてしまった。予想どおり、掃除が大変だ。まず土筆とほかの雑草や枯れ葉などを選り分け、そして袴を除く作業に取り掛かる。灰汁で爪が変色する。でもひたすら袴に立ち向かう。

       
       

 なんとか掃除し終わったものを、水洗いをする。それから大きめの鍋を引っ張り出してアク抜きの下処理のため湯がく。炭酸がなかったので、塩と酢を少量入れて湯がく。
 それを冷水に取り、しばらく水に晒してから今度は水抜きをして、それらを小分けにして袋に収め、冷蔵庫の野菜室へ。

       

 フーッツ・・・・ほとんど1日仕事だ。
 ほんとうに「つくし」な1日だった。
 え?食べる方? 下ごしらえだけで疲れてしまったからまた今度ね。
 ったく、何やってんのかねぇ。いい歳こいて。

 


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