六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

赤い・赤い・赤い

2007-02-02 01:37:57 | よしなしごと
 この前の日記の標題は、「紅から紅」でした。
 そして今日はこの題。
 気の早いネウヨの皆さんが押しかけてきそうで、戦々恐々としています。

 赤い、赤い、赤い血潮の六が、今日、所用で出かけた際に遭遇した「赤いもの」を紹介致します。

 まずは野焼き風の紅蓮の炎



 最近はダイオキシン云々で、これ程火勢の強いたき火はほとんど見なくなりました。
 これは農家の方が、要らなくなったガラクタなどを燃やしているのですが、やはりいけないのでしょうか
 
 町中ではいざ知らず、昔っから農家ではこうして不要なものを燃やしていました。やはりそれをしも、公害の発生源として告発されねばならないのでしょうか。
 大規模工業などが排出するものの方がはるかに規模も大きいようにも思うのですが。
 
 今回は叱られませんでしたが、前にある河川敷の畑で、要らなくなったものを燃やしているところに出くわしその煙のたなびき方に風情があったので写真に撮っていたところ、傍らにいた農家の方が険しい顔で私に詰め寄り、
 「あんた、市か県の人か?要らんもんを自分とこで燃やすのが何でいかんのだ!」
 と、いわれました。

 どうやら、私の謹厳実直で真面目そのものの顔つきから(ここは笑うところではありません)、監視員に写真を撮られたと思ったようなのです。

 私はそんな者ではないことを説明し、その写真をどこへも公表しないことを約束しました。
 その農家の方も納得し、たき火に当たりながら話をしました。彼曰く、「昔はこうして野良でものを燃やすは普通だった。それを今さら駄目といわれても。じゃあ、江戸時代はもう地球は汚かったのか・・」などと愚痴っていました。

 複雑な気持ちで立ち去る私に、「さっきは悪かったな」という詫びの言葉が追いかけてました。

 ア、赤いものの話でしたね。
 今度はこれ。住宅街の中の小さなお稲荷さんです。
 
 
 
 結構徹底して赤いでしょう。
 その赤も、他のところは朱色っぽいのに、ここのは真っ赤に見えました。
 
 学校帰りの子に、「おじさん(「おじいさん」じゃぁないですぞ)、なに撮っとるの~?」と聞かれました。
 「ホラ、このって綺麗だろう」というと「ふ~ん」といいながら去って行きました。


 最後は、酒屋の倉庫の片隅で見かけたこれです。


 
 え? これが何で赤いかって?
 あ~た、そりゃぁこれだけ飲めば赤くなるでしょう。
 え? ならない? あ~た肝臓、大丈夫?
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紅から紅へ | トップ | 六も歩けば&時事川柳 07.2.4 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (游氣)
2007-02-02 02:23:38
なるほど、真っ赤ですな。
そういえばマッカーサーも真っ赤ぁさあ。
彼のやった戦後政策ってどう考えても真っ赤ですよね。
ややこしいことにアメリカ議会のマッカーシズムは真っ赤を嫌ったのですが。
日本でもレッドパージなんてものがありましたか。

返信する
Unknown (六文錢)
2007-02-03 04:11:07
 第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)に被占領下の日本において、連合国軍最高司令官総司令(GHQ/SCAP)のマッカーサー総司令官の指令により、共産党員とシンパ(同調者)が公職や企業から次々に追放され、1万を超える人々が失職しました。

 その背景には、

1)占領軍を「解放軍」としていた日本共産党が、方針を転換し、武力闘争に転じたこと。

2)前年の49年に、中国共産党が大陸の権力を掌握し、中華人民共和国が成立したことにより、日本は極東における反共陣営の最前線と位置づけられたこと。

3)連合国としての米ソの連携が終息し、冷戦段階に突入し、アメリカ本土でもレッドパージの嵐が吹きあれたこと

 などがあると思います。。
返信する
Unknown (游氣)
2007-02-03 07:31:07
 マッカーサーは占領という強権を背景に公職追放や財閥解体、検閲制度や治安維持法の撤廃、政治犯の釈放や婦人参政権、労働組合の奨励、学校教育の自由化、国家神道の廃止、農地改革、それに新憲法制定など社会主義革命と思えるような政策を実施しましたよね。日本人は占領下にありながら解放軍として捉え、マッカーサーの大統領立候補には大いに賛意を唱えたと聞きかじっていました。
 それが共産党員の追放に至ったのはそういう理由だったのですね。大須事件などはその流れの中で起きたのでしょうか。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。