あまり料理の話をしたことはないのですが、外食ではなく、ある日の我が家の夕餉を紹介しましょう。
久々に鮎の踊り串をうちました。
やはり腕が衰えたようですね。
手前のはまあまあですが、向こう側のはもう少し背が丸く、尻尾が跳ね上がったようにうたなければいけません。
アジなどは普通、裏側の目から差し始め、そのほうが頭が上がり形が整いやすいのですが、鮎の場合それをするとそこから油が滴り、それに火がつくとぼっと燃えてその煤が汚れとなってしまうので、ご覧のように口から刺します。
あ、それから、アジなどは裏側で一度串を体の外に出して刺すので身体のそりをうたせやすいのですが、鮎の場合は口から出口まで、一度も魚体の外に串を出しません。それだけに余計難しいのです。
理由はやはり油の落ちとそれによる燃えを防ぐためです。
なお、この鮎は養殖物です。この時期、天然物はまだこんなに大きくはありませんし、普通、スーパーなどには出ません。
焼きあがったところです。
家庭用のグリルは便利ですが返しがききません。
業務用の火で焼いていたときは、俗にいう表四分・裏六分で焼いていました。
そのほうが見た目にもよく、火がしっかり通るからです。
左の煮物ですが、クズみょうがのようなものをどっさり買ったので、薬味などでは使い切れないと思い、かまぼこと一緒にあっさりと煮てみました。
これがお互いに味のじゃまをすることなくとても相性がいいのです。
相手にかまぼこを選んだのが良かったのでしょう。これがハンペンや竹輪ではあっさりしたバランスが崩れるように思います。
見た目はあまり良くありませんがヒット作です。
右の十六ささげはまさに旬の味ですね。
焼きナスはグリルの指示を無視して強火で焼き上げました。
やはり、焼き目がつかないと見た目にも、そして味にも締まりが出ないからです。
きゅうりのぬか漬けは写真に撮るのを忘れました。
以上のメニューをまとめると以下のようです。
・十六ささげ おひたし おろし生姜添え カツオ出汁味醂醤油
・みょうがとかまぼこのあっさり煮
・焼きなす おろし生姜添え
・鮎 塩焼き 沖縄産ポン酢添え*
・きゅうりのぬか漬け(自家製)
こんな料理ですから、合わせるのはやはり日本酒でしょうね。
大阪の人からもらったまさに極上のお酒**もあるのですが、ここは前に買った越乃寒梅の吟醸酒を冷でいただくことにしました。
日本料理はやはり旬を味わうのが一番ですね。
上のメニューで、かまぼこ以外はいずれも今の時期のものです。
いじましくなりますが、一人あたりの原価は350円前後です。
野菜類が農協での購入のため特に安いのです。
*鮎の塩焼きというと普通、蓼酢(「蓼食う虫も好き好き」のあの蓼です)を使いますが、今回は沖縄の方からいただいた柑橘類の芳香がするあまり酸っぱくないポン酢を使いました。これがまた良く合うのです。
**大阪の方からいただいた「奇跡の酒」のことですが、まだ開栓せず冷暗所に保存中です。開けた際は必ずレポートします。
久々に鮎の踊り串をうちました。
やはり腕が衰えたようですね。
手前のはまあまあですが、向こう側のはもう少し背が丸く、尻尾が跳ね上がったようにうたなければいけません。
アジなどは普通、裏側の目から差し始め、そのほうが頭が上がり形が整いやすいのですが、鮎の場合それをするとそこから油が滴り、それに火がつくとぼっと燃えてその煤が汚れとなってしまうので、ご覧のように口から刺します。
あ、それから、アジなどは裏側で一度串を体の外に出して刺すので身体のそりをうたせやすいのですが、鮎の場合は口から出口まで、一度も魚体の外に串を出しません。それだけに余計難しいのです。
理由はやはり油の落ちとそれによる燃えを防ぐためです。
なお、この鮎は養殖物です。この時期、天然物はまだこんなに大きくはありませんし、普通、スーパーなどには出ません。
焼きあがったところです。
家庭用のグリルは便利ですが返しがききません。
業務用の火で焼いていたときは、俗にいう表四分・裏六分で焼いていました。
そのほうが見た目にもよく、火がしっかり通るからです。
左の煮物ですが、クズみょうがのようなものをどっさり買ったので、薬味などでは使い切れないと思い、かまぼこと一緒にあっさりと煮てみました。
これがお互いに味のじゃまをすることなくとても相性がいいのです。
相手にかまぼこを選んだのが良かったのでしょう。これがハンペンや竹輪ではあっさりしたバランスが崩れるように思います。
見た目はあまり良くありませんがヒット作です。
右の十六ささげはまさに旬の味ですね。
焼きナスはグリルの指示を無視して強火で焼き上げました。
やはり、焼き目がつかないと見た目にも、そして味にも締まりが出ないからです。
きゅうりのぬか漬けは写真に撮るのを忘れました。
以上のメニューをまとめると以下のようです。
・十六ささげ おひたし おろし生姜添え カツオ出汁味醂醤油
・みょうがとかまぼこのあっさり煮
・焼きなす おろし生姜添え
・鮎 塩焼き 沖縄産ポン酢添え*
・きゅうりのぬか漬け(自家製)
こんな料理ですから、合わせるのはやはり日本酒でしょうね。
大阪の人からもらったまさに極上のお酒**もあるのですが、ここは前に買った越乃寒梅の吟醸酒を冷でいただくことにしました。
日本料理はやはり旬を味わうのが一番ですね。
上のメニューで、かまぼこ以外はいずれも今の時期のものです。
いじましくなりますが、一人あたりの原価は350円前後です。
野菜類が農協での購入のため特に安いのです。
*鮎の塩焼きというと普通、蓼酢(「蓼食う虫も好き好き」のあの蓼です)を使いますが、今回は沖縄の方からいただいた柑橘類の芳香がするあまり酸っぱくないポン酢を使いました。これがまた良く合うのです。
**大阪の方からいただいた「奇跡の酒」のことですが、まだ開栓せず冷暗所に保存中です。開けた際は必ずレポートします。
さきほど一週間ぶんの買い出しから戻りました。週の後半はどうしても冷凍した肉や魚を解凍して調理するので、焼き魚などは週の早いうちにしなければなりません。
こちらのブログを拝見して、私も養殖鮎を買ってきました。いつも適当に焼いていたのですが、ネットで検索すると、ぬめりをとるため水洗いするとか、包丁でこそげるとか書いてあります。そうだったのか!!
串打ちはとても無理ですが、今日はきれいに化粧塩もして、焼いてみようと思います。
焼きナスなど、私が作ると、元の形状がわからないくらい、ぐたぐたになってしまうのです。
焼きすぎるのでしょうか。
鮎も上手に焼けましたね。なんと四万十の天然アユをもらったのに、画材となり、鮮度が落ちてから焼いて
食べましたが、これも焼き方が下手で、形が悪くなってしまい、下さった人に申し訳なくて。
なんで人間三食食べるのか、と恨めしく思うさんこではだめですね。
お若い方の多い家庭ではこれではカロリー不足で物足りないでしょうね。私はその辺はアルコールで補っていますから。
天然魚と養殖についてですが、安全性から言ったら必ずしも天然が優っているわけではありません。いま、「朝日」で連載中の「プロメテウスの罠」によれば、中禅寺湖の岩魚、ヤマメ、ニジマス、ヒメマス、ブラウントラウトなどなどはすべて放射能値が基準以上で食用は不可能です。
調理の技術はネットなどでの情報収集とあとはご家族への愛情で補ってといったところでしょうか。ご多用なようですから、それに即した調理などあってしかるべきかと思います。
ナスについては具体的な状況はわかりませんが、グリルで焼く場合は高温で短時間で仕上げたほうが型くずれしないように思います。
それと、焼く前に皮に適当な間隔で包丁の筋目をつけておくと、火の通りも早く、また皮もスムーズに剥けます。
四万十の天然鮎なんて今やブランド物ですね。
おたくの絵描きさんは仕事が素早いようですからそれぐらいでは鮮度は落ちないと思います。やはり問題は調理の仕方・・・・(以下自粛)。