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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

小澤征爾とN響

2024-02-17 01:17:56 | 音楽を聴く

小澤征爾が亡くなった。ライブでは1991年、ザルツブルグのモーツァルト没後200年の記念音楽祭で、ボストンを率いていたのを聴いたことがあり、最前列だった私の掛け声に確かに反応してくれて視線が合ったことがある。
20年ほど前、岐阜のサラマンカホールへ来るというので、売り出し日の9時からというのを9時20分ぐらいに窓口へいったら、もう完売だった。私の後にも続々と人がやってきていた。 
彼の死後、NHKを中心に、TVやFMラジオで回顧番組をいろいろやっている。
しかし、1961年、彼がN響を指揮した折、N響側がリハーサルに誰も出てこないという陰湿なイジメで彼をボイコットし、海外へ追いやった話は一切出てこず、頬っ被りのままだ。
もっともそのお陰で、彼はボストンに定着し、世界のマエストロといわれるようになったのだから、N響のイジメは一定の意味をもつわけだ。
小澤とN響の協演が実現したのはその32年後となる。

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