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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

天気予報とスーパーのチラシ

2017-06-19 14:58:25 | よしなしごと
 独り身になり、いわゆる家庭というものの管理のほぼ一切を行うようになってから、これまでの生活習慣とはいささか変わったことがでてきた。
 すこし大げさにいえば、情報獲得の範囲を広げたというのもそのひとつだが、なんのことはない、これまではさほど注視しなかったものに目を向けるようになったというだけのことである。

          
          


 そのひとつは天気予報である。これまでだって天気予報をチェックしなかったわけではない。しかし、これまでの見方というのは、毎日のそれを漏らさず見るということではなかった。
 というのは、もはや勤め人ではない私にとって、必要なのは外出予定のある日についての天候だけで、そのほかの日は雨が降ろうが槍が降ろうが「あっしには関わりようのないことでござんす」で済ませてきたからだ。

          

 そんな私が毎日つぶさに、その前後の日も含めて天気予報をみるに至ったのは家事労働のひとつ、そう、洗濯に関係する。
 これまで、洗濯は連れ合いの領分であったが、その亡き後は私がしなければならない。とすれば天候を気にするのは避けられない。わが家の洗濯機にも乾燥機能はついている。しかし、モーターとして使うより熱源として使うほうが電気代がかなりかさむことを経験的に知っているし、さらには何よりも、天日干しのあの日向に晒された洗濯物の肌合いがとても気持ちいいのだ。
 それに洗濯をしてから外出する場合の天候の変化も計算に入れておかねばならないが、これは時間単位の天候予測が必要になる。
 といった具合で、その日の天候はむろん、時間ごとのそれ、週間ぐらいのそれをチェックすることはいまでは必須になっている。

 
 いまひとつ、これまで無視してきたのに、最近、気に留めるのは新聞折込のチラシである。これまではそれを、自分にとってまったく不必要な情報源としてあっさり切り捨ててきた。しかし、最近はそうでもない。
 注意しているのはスーパーのチラシ、とりわけ食品のそれである。もちろんこれも、主夫としてのチェック項目であることはいうまでもないが、その主旨は、どのようなレシピを構想するかと同時に、同じものを買うにしてもどれだけ家計の負担を軽減するかにある。

          

 いつ買い物に行くかも重要である。毎日は行かないから、3、4日に一度ぐらいの割合になる。スーパーのチラシはたいていその日の分のみではなく、翌日も含めた2日分の掲載が多いから、そのうちのどちらにするかを特売している商品とこちらの需要との関係を勘案して検討する。
 もうひとつは、どこへ買いに行くかである。常用しているスーパーが2店あり、ほかに野菜を買う農協のフレッシュマート、業務店専用の食品店、さらには車を使えば10分前後でもう3店ほどのスーパーがカバーできる。

          
 
 価格もそうだが全体の品揃え、鮮魚類がいい店、野菜類がいい店、加工食品が充実している店などなどそれぞれの特色にも注意する。
 それらを総合的に判断した上で、「いま何が値打ちに入手できるか」の最新情報がチラシでの検討ということになる。ときには、チラシの情報によって改めて旬の食品を思い起こしたりするなど、こちらのレシピそのものの構想も変化する。

 ほかに、5%引きの日などのチェックするが、まだポイント◯倍の日までは手が回っていない。どこかで、そこまでしなくともという声もある。
 たしかに、チラシを情報源として利用し始めたが、しかしながらそれを主体に自分の食生活を組み立てることはしないでおこうと思っている。こちらの食のコンセプトを丸投げにしてまでチラシに依存することは戒めたいものだとの思いがあるからだ。

 といったことで、私の情報のインデックスがここへ来て増えたという話なのだが、こんなチマチマッとした話、世の中が広くなったのか狭くなってのか分かりゃしないと苦笑している次第。

 空梅雨のおかげで今日も洗濯物がよく乾いた。
 買い物? 次は水曜日の予定。


コメント (2)
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