怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

難民も神経すり減らして生活している事実

2018年12月19日 | 奉仕活動
ウクライナ人G子さんは難民としてここにやって来て約二年。
9歳の男児と一緒に劣悪な環境の難民住居で暮している。それだけでもストレスは大きいようだ。
「部屋には台所がなくて、食堂で出されたものを食べなくてはなりません。隠れて自室の調理は見つかると大変」
一児の母として子供に手料理を与えられないのは悲しいだろう。

着ているジャケット、髪の手入れ具合もあまりよろしくない。収入は政府から支給されるわずかな金額だけなので新しく服を買うこと、美容院へ行くのも難しいのだろう。
撮影時「もっと笑って」と私が言って、やっと苦労して笑ってくれたものだ。

これは昔の写真のようだ。張りのある肌、輝く髪、自然な笑顔はまだ幸せだった頃を表現しているのかも。

こんなに大変なG子さんなのに、私の仲間たちにはすこぶる評判が悪い。
「何か持っていかれてしまわないように始終彼女を観察していなさい」と複数の仲間から言われた。
「ウクライナ人って言っているけれど、カザフスタンから来たと思う」
と、どういう根拠で言っているのだろうか。気に入らない人物はカザフスタン人ってことなのか。
「彼女の息子はあつかましいのよ!」
9歳男児にまで攻撃は向いている。

しばらくG子さんを観察した私が出した結論。
難民はその不安定な立場で精神状態が悪い。なので人々に対する印象も悪くすることが多い。
ちょいと落ち着きのないG子さんはどうやったらここでのきちんとした長期滞在許可が下りるか、さらには仕事をする権利を得られるか悩んで悩んで悩みまくっている。
息子は誕生日会や誕生日のプレゼントを欲しがっているがとてもそんな余裕はない。自宅に招くにしてもその住居は一般人入室禁止だ。
子供に盛大な不自由をさせている母親としての立場も悲しいだろう。

そんな辛さをぶつける相手を間違えると「帰ったら?」と責められるだろう。
ウクライナ全土が戦場になっているわけではない。だから、彼女の滞在許可は難しくなっているらしい。

こんな人々がドイツに何百人もいると思うと、ため息が出てくる。
不安でイライラしている人たちは、周囲に疎まれる。難民をきちんと理解する人々は少ない。

いっそのこと、強制退去で夜中の母国行きバスで連れ去ってもらえれば私の彼女に対する気遣いもしなくていい、と思ってしまうくらいだ。
辛いところだが、がんばってくれ、G子さん!










かわいいモノで溢れる日本

2018年12月18日 | 日本
ドイツ人女子学生が持っていたバッグを撮影させてもらった。
日本留学時に購入したものだそう。
楽しい半年間だったそうな。お守りまで付いているぞ。
ここに来てから年に1,2度程度の頻度で、日本にこれから留学します、またはしていました、という話を聞く。
10月には「娘が今、東京で学校へ行っています」とドイツ人中年男性の発言もあった。
そのほとんどが女子だ。
言語や異文化に対する興味を持つ傾向はどちらかというと女性の方が高いように感じる。
実際日本に行くと「かわいい」物資でいっぱいだ。女子向けの国、日本!
日本の女の子はここよりずっとおしゃれだ。制服だってかわいい!制服を禁止されている自分の国が恨めしいって。
いや、あったとしても、日本ほど可愛くならないと思うがねぇ。

夫は日本在住時に「ここは家電のデザインまで子供っぽい」と言ったものだ。
激高する私は「ドイツの家電はすぐ壊れるのではないですか」と知りもしないのに対抗したものだ。(そういうイメージは確かにあった)
実際こちらに来てからは、すっきりとした大人デザインの物資にすっかり馴染んでしまった。
サイズが大きいのがいまだ難点だ。掃除機の重すぎるのをどうにかして欲しいと思うのは日本人だけかもしれない。
体格にさほど相違ない日本近隣の国々から来た女性たちは、日本人女子一般より体力がある印象がある。

小さくて性能のいい物資、かわいいデザインの服。
ああ、遠くなりつつある・・・くまモンリュック欲しいなぁ。



見かけたもの、外国で買ってきたもの、ちょいと外れのもの

2018年12月18日 | 風景
街中で見かけた冷凍靴。
人目を引く面白い考えだとは思うが、中に入っている靴は売ることも使用することもできないだろうな。
つまり、環境にやさしくない、と。
これを撮影した12月上旬は気温が高く、この氷もすぐに溶けてしまったことだろう。

市販のおにぎり。
日本の品と同様、海苔がパリッとした状態で食べられるような包装の仕方をしている。
かなり期待して食べてみたけれど、ああー    やはり、出来合いのもの、外食は期待しないほうがいいドイツ。
割引価格で260円だ。元の値段はどのくらいだったのだろう。
寿司は普通のスーパーでガンガン売られている。おにぎりもそのうち普通になってくれば、安くておいしい品が出るかもしれない。

中国人知人が母国で買ったというかき氷器。

中国の電圧やプラグの形状は日本と同様なのだろうか。

これを買った彼女は中国内陸の比較的暖かい地域出身だそうな。
かき氷を食べる習慣があったのかな。ここでは夏場でもかき氷を食べたいと思うほど暑い日は少ないかもしれない。
アイスクリームは大丈夫だが、氷を食べるには空気に湿度がなければおいしくないと思う。食べ物はその土地の気候と直結していると思う。日本ではビールをガンガン冷やさないとおいしくないが、ここでは冷やさなくてもおいしいと感じる、という例がある。
もしかして、これは日本の製品?さくらももこの作品中にこの品が出てきていることをこの中国人は指摘していた。
次回逢ったら、詳しく尋ねてみよう。

膨大な量のクッキーは古い缶に入れられ地下室に保存されている。

2018年12月17日 | 健康
次々に焼かれたクッキーを義母はこのように並べて室温が低い地下室に置いた。

左下にはシュトレン。焼き上がりから二週間ほどこのようにねかせたほうがおいしくなるらしい。

使われている容器は何十年も使われているのだろう。私が持ってきた日本からの品もその一割ぐらいを占めている。紙の箱さえ何年も使っている。日本の菓子箱は上質に作られているので長く持つんだ。

当然のことながら、義母は食え食え攻撃を怠らない。このように少しずつ取り分けてりす部屋で食べているのだが、この量では目だった減りがない。
「B子おばさん(義母の妹)の家では焼きあがった端からなくなっていくそうよ」
そりゃあそうだろう、男児孫が二人いる家庭だ。(ただし、別居)もう、余分なカロリー摂取はご法度の年代の私に食え食え攻撃をかけるのは「ヨメ、早く死ね」と捉えられても仕方がないぞ!?

さて、クッキーとともに飲むお茶の淹れ方を最近変えた。
急須を使ったり、お茶用パックに入れたりするのを止め、茶葉を直接カップに入れてお湯を注ぐ。
このやり方は中国人友人に学んだが、あまりにも下品すぎると当時は感じたものだ。
だが、急須を洗う手間、ティーバッグを作る手間を考えると、もしかして、この方法は一番合理的かも、と気づいたんだ。
飲むときに多少浮いている茶葉がジャマに感じるのはご愛嬌。慣れればほとんど気にならなくなる。
ちなみにこの画像の茶葉はスギナ。健康のために一日一杯は、と思って始めた。急須を使っていたのだが、それをきれいに洗う手間で、長く続けることがなかなか難しかった。このようにすれば気軽に毎日飲むことができる。

週末の昼食。

平日とたいして変わらない献立かぁ・・・
日本の皿を何枚も遣う豪華な食卓、素晴らしいとは思うがそうしなくても比較的健康に生きていけるものだと感じる。



バック・トゥ・ザ・フューチャー、イン インゴルシュタット

2018年12月16日 | 貧困
無料配布されているインゴルシュタット市の雑誌の表紙だ。
昨日先日テレビ放送されていた「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」に飛行する自動車が出ていた。
この作品ちゅうのその未来の年代がいつだったか見過ごしてしまった。
ともかく、昔からこうした乗り物が欲しいと人々が願っていたことは間違いない。
携帯電話は登場していなくて、テレビ通話があったな。それは製作された当時、もうあったと記憶しているが、間違いだったか。

しかし、インゴルシュタットレベルの街で飛行自動車(タクシーと書かれてある)が必要なのだろうか。
近隣の街に航空機会社があるので、研究開発しやすい環境なのだろうな。

別の近隣の街では近距離路線バスが期間限定で無料化されたらしい。
おいおい、それをこの街でも真似してほしい。空飛ぶ車はもっと大きい都市で必要だろう。
朝夕の道路の混雑を解消するためにドイツ各都市ではバス料金の見直しをしていると近所在住台湾人女性のドイツ人旦那さんが解説していた。
毎年のように料金が値上がりしているここのバス料金だ。地元自動車製造会社A社が企んで、自動車を買ったほうが移動が安くなるようにしたいのか、と疑っていたくらいだ。
無料にならなくてももう少し安く抑えてもらえると嬉しいのだけれどなあぁ・・・
もっともっと新しいものを製造販売して高く売るほうが経済全体としては効率的なのだろう。
バスなんかに頼る貧乏人は相手にされない経済の仕組み、なのか。


ウチの食費は平均より低いだろうな

2018年12月16日 | 節約
平日の昼食。野菜スープだけ。

私はこれに米飯を投入するのだが、義両親たちはパンを添える。勝手に私に添えてくれたパンは真っ黒。
いかにも食べにくそうだが、日本からきた日本人も数ヶ月ここで生活すればこのパンの旨さに慣れる。

幸いなことに義両親たちは歯も丈夫で、こうした固いパンを普通に食べることができる。
義母は小さくちぎってスープに入れた。
「歯が弱かったおじいさんはこうしてパンを食べていたものだわ」
と笑いながら言った。
ドイツ人は皆、死ぬまでこのパンを平気で食べるものと思っていた私は、その言葉を聞いて安心したものだ。
義両親が丈夫すぎなだけだと。
ウチの食卓は日本の一般家庭と比較すると、材料費など非常に安く上がっていることにお気づきだろう。
まず、食材全体が日本(関東周辺)より安いものね。
こちら特有のパンなどを日本で買うと凄まじく高いので、これは比較対象外だ。
にんじんなど、2キロで200円程度の品もあるのだぞ。日本のスーパーで3本100円セールなどを見ると、日本では充分に食べることができない人が結構いるのではないか、と案じてしまう。
食費は安く上がっているウチだが、収入も低いのでエンゲル係数はそれなりに高い。あはははは~

クッキーは相変わらず毎日焼かれている。

もう、それぞれを撮影して解説するのは面倒だ。

義母はいちいち私に味見させて感想を言わせる。
「はい、おいしいです」
と、毎回同じ言葉を発していたら、気に入らないのかこう言った。
「いつも『おいしい』じゃあないですかっ」
ときどき、不味い、って答えたほうがいいのか。おいしい、の他の単語を使ったほうがいいのか。

↑、チョコフレーク。
市販のコーンフレークに、パームオイル、ココア粉、砂糖などを混ぜて熱した液を入れ、軽く混ぜてスプーンで板の上に落とす。

義母は料理全般についていつもそうなのだが、やることが荒っぽい。もうすこし丁寧にやれば、見た目がきれいに仕上がるのに、と思う。
親族のR子おばさんと一緒にクッキーを焼く日が毎年12月上旬にある。義母はR子おばさんが丁寧すぎる作業をするのでイラついている。

某集まりにて、持ち寄った手作りお菓子。

一般公開用に丁寧に焼いたのか、あるいはいつもこうなのか。
うらやましいくらいきれいに仕上がっている。

義母にこうしてみたい、と言ったところで、すぐに私の意見など却下だろうな。
ま、仕方がない。


きれいな画像と汚い画像を一緒に公開

2018年12月15日 | 文化
まずは、きれいな画像。
インゴルシュタットからハンブルクに引っ越したベトナム人女性から送られてきたもの。許可をもらって掲載。

クリスマスマーケットの様子らしい。パレードか何かなのだろうか。

もう、華やかさが全然違う。人口が多い場所は文化も発達する、とつくづく思う。
華やかだから文化がある、というわけではないけれど、単純に比較するとウチの街周辺の物事はちんまりしていておとなしい。

ニュルンベルクやミュンヘンでは非常に有名な音楽家のコンサートがしばしば開催される。
近隣に住んでいると、比較的自由にいけるが、私は長距離列車に乗るための駅まで出るのに一時間に一本あるかないかのバスに1時間ほど乗らなくてはならない。しかも、バスの乗換えがある。
とてもではないが、夜遅く終わるコンサートなどには行けない。
義母が「帰りが遅い外出は心配なのでやめてほしい」と言っているしね。
一家で妙に邁進している我家、この調和を乱してはいけないとも思っているところ。

さて、これから汚い画像。閲覧注意だ!

家具屋で手に入れておいた紙製メジャーは、これに使って捨てたし、ちゃんと手袋してテープで接着したし、衛生配慮は完璧。

















通っている医院の小便器の高さを調査した。10月にこの医院の記事を書いてから、この計測の日を楽しみにしていた。

小便器の一番低いところの高さは65センチ。

さあ、日本の同様な品と比較するとどのくらい違うのだろう?




アルコールに弱い私、グリューワインは自宅で

2018年12月14日 | 節約
クリスマスマーケットにはグリューワインの屋台がたくさんある。
ガンガンに寒い戸外でこれを飲みながら一緒の知人友人たちと歓談するのは楽しい。
だが、アルコールに弱い私、外で飲もうものなら同行者に迷惑をかけるだけだ。青くなって動けなくなった私を引きずりながら寒くない安全な場所に連れて行かなければならない。
そうした迷惑行為にならないよう、自宅で飲むことにした。義母に「グリューワインを買ってくる」と言ったら「赤ワインがたくさんあるのでそれで作りなさい」と私を止めた。
私はそのグリューワインの素を買ってきた。義母は各種香辛料を自分で調合しようと思っていたらしいんだけれどね!

こんなパッケージに入ったグリューワインの素。紙の箱はこれだけでなくどれでも弱くて、開封するとき丁寧にあけないと破れる。

1袋をマグカップに入れておく。

ワインを熱する。「沸騰させてはいけない」と箱の解説にあるのだが、アルコールをわざと飛ばしたい私は、よく沸騰させておいた。

混ぜて出来上がり。

これを作ったのは午前7時。
一人で飲んでいると、義母があきれていた。
「朝食にグリューワインなんて・・・・胃を悪くしますよ」
ちゃんと、事前にミルクティーと野菜サラダを食べていた私。

ま、確かに朝食にワインってのはかなり変だが、適切な機会を逃すと、何日も後になったり、クリスマスが過ぎてしまったりする。
できるときにすぐにやっておかないと、人生終わってしまう可能性だってあるこの頃だ。

昼食にビールが添えられることがある我家。月に一度あるかないかの頻度だけれど、日本で昼食にアルコールなんて、正月くらいしかないだろう。
真昼間からビールを飲んでも一向に差し支えないドイツ、あるいは欧州だ。
朝からアルコールも、もしかしたらたまにはOKってことにして欲しい。



寒さに強く、暖房しすぎ

2018年12月14日 | 家屋
図書館の窓が大きく開かれていた。
室温が上がりすぎたからだろう。いつまであけておくのだろうか、と心配した。
暖気が逃げてもったいないではないか、という自分の財布でないところまで気にしてしまう貧乏症な私。

窓から見た風景はこんな感じ。クリスマスマーケットの一部がそこでも行われているんだ。

最高外気温が1,2度くらいになると、どこでも暖房がきちんと入るようになる。
それはいいのだが、暖房効きすぎで窓を開け放つことも多いここ。もちろん、換気の意味で開けていることも多い。
通っている語学学校も強度に暖房が効いていて、おそらくみんな汗をかいているのだろう。臭いんだ。
「窓を開けていいですか」と一応断って、開け放つ。ただ、私は寒がりなので10分ほどで閉めてしまう。

汗かくほど高温にしないほうがいいと思うのだが温度設定が面倒なのだろうか。
めったに人が来ないような場所で暖房入れる必要ないのに、と思うこともしばしばだ。

また、人々が外套を脱ぐとひどく薄着なのにも驚かされる。
Tシャツ一枚のような子供などうようよいる。ティーンエイジャーくらいになると冬のお洒落のためにちょいと冬らしく装ったりしている場合もあるが、もしかして暖かすぎるのを我慢しているのか?
こちらで生まれ育つと、寒さに強くなるのだなあ、とつくづく思う。

このドイツ鉄道の広告に季節感を感じない。

モデルのこの二人の薄着加減が冬とは思えない演出だ。

いや、演出云々じゃあなくて、実際こういう格好で列車に乗っている人が多いからなのだろう。
薄着すぎやしないか?
子供はシャツ一枚のようだし、母親演じる女性はブラウスとその下にTシャツを覗かせている。
私はこの時期に電車でこの薄着振りは無理だ。いや、私にもできるくらい暖かいのだろうか?

ウチなど、義両親と私はブクブクに着込んでいるぞ。夫は年中セーターを着ているのであまり参考にならない。この変人は真夏の室温28度でも冬用セーターを着ているんだ。
私など、ポリエステル綿がぎっしり詰まった外出用の上着を家着にしている。日本の関東以西の人たちもそういう工夫をしていると読んでいる。ああそうだ、私も実家生活のときは薄手のコートの古いのを家の中で着ていた。

みな、外套の下はしっかり着込んでもっと室温を下げればエネルギー消費が抑えられていいのではないか、というのは日本的な考えなのかもしれない。
日本にはあるではないか、環境省が勧める冬場の暖房設定20度。
義両親の暖房設定は20度。おお、世界標準なのかい?だが、知人友人たちの家を訪問すると、確実にウチより暖かい。実際に「25度にしています」「寒いの大嫌いで30度にしています」などと聞いている。
ドイツには室温設定に関する政府機関等の推奨値はないのだろうか。
あったとしても、ドイツの各家庭では「そんなの関係ない」とガンガン温めている気がする。


やっぱりいつもの義母が戻ってきたクリスマス前

2018年12月13日 | お菓子
今日の昼食。

平日は非常に質素だ。とはいえ、ちゃんと調理する。手間を惜しんで外食することなどただの一度もなかったかもしれないウチ。
これを撮影後、米飯を加えたことを書いておこう!このソーセージとご飯、合うんだ!塩辛いソーセージはご飯にぴったり。

食事の後は、クリスマスクッキー作りのスイッチが入った義母のお供。

もう、解説するの面倒。過去記事の各年12月部分を読んでほしい。(2016年は某事情で書いていない)

出来上がるたびに義母に「おいしいか?」と尋ねられる。

義父がやって来て「これ、誰が食べるんだ?」と言った。
義母はすかさず「あなたよ!」と叫んだ。
私、爆笑。
義母を除くみんなが毎年のクッキーの山に辟易している。
だが、今年のように、12月なってもなかなか焼き始めない義母を心配してしまった自分を発見。
具合悪いのか?ううう、私が死ぬ前に死なないで、などと凄まじい思考をしてしまった。
私は一人でこんなにクッキー焼けないぞ。

下、シュトーレン生地作り。このほかに卵やクリームチーズも入れられた。

手で混ぜて形作って約1時間焼いて出来上がり。

この記事を書いているときにはまだ焼きあがっていないので、仕上がりの写真はなし。






ドイツ人配偶者の日本語上達させる妻

2018年12月12日 | 
かなり印象に残っている夫のメモ書き記事。2011年11月記事なので、もう7年も前のことだったのね。
朝、私に起こしてほしい私にこう書いたんだ。「おかしてください」って。
その記事はこちら→2011年11月12日「OKASHITE......」
最近は、やっと夫も携帯電話でメッセージをやり取りするようになり、起床の時間や食事についての注文を手書きすることがなくなった。
下は最近の私とのやり取り。上部はここに出すべきでなかった私の記述だ。(再び写真加工するのが面倒だった)「これからシャワーするのでこれで終わりましょう」という意味だ。
それから数時間後、事務所にいる夫からのメッセージは「明日6時に起こしてください」だ!

感激した。ちゃんと「OKOSHITE」になっている!犯してくれ、ではなく、起こしてくれ、だ。
いくつになっても、語学力を向上させることができるものだ、わたしもドイツ語をもっと熱心に勉強するべきだと決意させる。
さて、もうひとつの変化。
何かと、最後に礼の言葉が添えられるようになったんだ。
以前は全くなかった。
いったい、どういうことなのだろう、とちょいと首をかしげる。
何かやましいことをしているのか?
長年の自分の親との同居に申し訳なく思っているのか?
うーん、心当たりあるのは、とにかく、夫に全力投球で付いていっているからだと思う。

日本在住時、クラスメイトが所属するキリスト教会で結婚式を挙げた。
披露宴には招かれていなかったが、挙式は自由に参加できた。本物牧師のその時の説教が今でも強烈に記憶に残っている。
黒いカラスを白と主張する配偶者に同調できるのが夫婦円満のコツ、という話だった。
しかも、それは妻側に要求される能力と記憶している。今から考えると非常に男尊女卑な説教なのだが、男性一般の脳の構造を考えると、そうも言っていられない。
「え。それ違うぞ」って妻が思っても、一応「はい」って同意してやることが大事だと理解し、もう、それを結婚した瞬間からできる限りやっていている。
そうした私の態度に彼はやっと気づいたのかもしれない。
いや、何かほかの事でありがたいって思っているのか?朝起こしたり、朝食作るくらいでいちいち礼を言われてもねぇ。
せっかくの「ありがとう」そのまま受取ろうか。
いえいえ、礼には及びません・・・あ、まだわからないだろうな、この返事。







失礼なドイツ人

2018年12月11日 | ドイツ生活の外国
意外なことにドイツ在住者も私のブログを読んでくださっている。
私は狭い生活圏、義両親に支配された日常などで外の世界がどのようになっているわからない。他の在独者のブログをもっと読まなければならない。
先週12月3日の記事に、以下のようなコメントをいただいた。

爆笑。
日本の生活で何人かの中国人たちと交流があった。彼女らは日本人平均よりはっきり物事を言うので、その点で少々付き合いづらいところとわかりやすいところがあって興味深かった。
その中国人たちも、ここドイツに来ると「ドイツ人ははっきり言うから」と私に発言したのでびっくりしたものだ。
日本の中国人たちは何を考えているかわからない日本人に悩み、ドイツの中国人たちはガンガン言ってくることに悩んでいるのかぁ~。
「世界標準からしても失礼」ってところにウケまくった。
日本在住時にドイツに長期滞在、旅行などを経験した人々が「ドイツ人は親切」と絶賛していたのを見聞きしたものだ。あれはどういうことなのだろうか。親切と失礼、は真逆なような。両者を併せ持ったドイツ人ってことで納得しておかなければならない。

ドイツ人自身も、日本に旅行や滞在をすると人々の柔らかな雰囲気、腰の低さに感激し、母国の人々が非常に攻撃的であることに気づく様子だ。
「攻撃的」だぞ。凄い言葉を使ったな、ドイツ人Oさん。辞書で確認してしまったくらいだ。Oさんは日本が気に入り、すでに何年も滞在している。
Oさんの言葉も決して誇張ではない。何か言うと、特に店員などは非常に攻撃的な返答をすることが多い。なぜ客に向かってあんなに激しく物を言うのかいまだにさっぱりわからない。
パン屋勤務だったA子さんは嫌な客の愚痴を言っていたものだ。日本だったらそれくらいでは愚痴にはならないぞ、と思ったものだ。「客は敵」という言葉がぴったりのドイツ。実際のところ「客は王様」らしいが。神様でないところが日本との違いだ。気に入らない王様は殺してもいいドイツ、または欧州の伝統。


週末ケーキ。右端は義両親たちが二人で食べた部分。残りを夫が平らげるかな、と思っていたのだが、半分ほどでやめておいたようだ。

調子のいいときは全部食べられるようだが、もう年齢的にもそんな暴食はしないほうがいい。
なんてったって、砂糖、果糖、小麦粉、脂肪、ばかりのケーキだぞ。身体に良いはずがない、と思うのは日本人だけで、義母にいわせれば立派な食事なのだろうなぁ・・・

上のコメントをくださった方はドイツ西部にお住まいだそうだ。
そこでは「カイザーシュマルン」を「カイザーなんとかという 小さなパンケーキがたくさん入ったのに 真っ白に粉糖がかけられたもの」と表現されていてこれまたおかしかった。
ウチでは普通に食べているものが、家庭により、または地域により珍しくなるドイツ。
カイザーシュマルンに接しなくていい生活がうらやましいとも思った・・・・




ちょいと期待はずれのアドベントカレンダー

2018年12月10日 | 物品
夫にもらったアドベントカレンダーはドラッグストアーが販売している化粧品入り。

裏にその内容が製品の写真とともに印刷されてあるのでどんなものがでてくるのかはあらかじめわかっているのだけれど、やっぱり、この試供品として配られているものがでてくるとがっかりする。
製造販売するほうにとってはこの試供品だってお金がかかっているのだから、決して無料の品ではないのはわかるのだけれど。

やっぱり、アドベントカレンダーは食べるものの方がいいのかも。
ああ、花より団子なわたし・・・

古本屋でとうとう見つけた。右のは日本で入手したもの。これのドイツ語版を読んでみたかったんだ。

日本語版があれば、なんとなーくドイツ語でもわかるのではないかという期待。
今までも何冊かそうやってドイツ語書籍の読書に親しもうとしたのだけれど、どれも中途半端に終わっている。
今度こそ、ちゃんと読み通してみせる、とここで宣言しておけば少々プレッシャーになってやるかな?

「話を聞かない男、地図が読めない女」はかなり古い本になってしまった。価格表示にドイツマルクが併記されているのが驚きだ!
今でもこの本に出合えたことに感謝している。そうでなかったら、夫や義父がどうしてこんなに私の話を聞かないのかさっぱり理解できなかっただろう。
その他、男女の首から上、つまり脳の働きがどのように違うかということが解説されていて、特に女性が男性の行動や発言を理解するのに非常に役立つ内容だ。お勧め。

週末は義母が一人で地域の夫人会旅行へ出かけてしまった。

そういうとき、義父はせっせと庭の手入れに精を出す。
池に浮いている落ち葉をすくっていた。




ドイツ語コースの仲間と再会

2018年12月09日 | ドイツ生活の外国
2011年にドイツ語講座で一緒だった仲間と集まった。
10人ほどいたクラスで、週に二回、半年ほどの期間一緒に学んだ仲間だ。そんな短い付き合いなのにこうして時々集うことができるのは嬉しい。

ポーランド人とスペイン人と私。文化背景も現在の家族状況もみんな違うのにどういうわけか意気投合。

スペイン人のE子さんは去年母国に帰ってしまったのだが、仕事の関係で今でも頻繁にインゴルシュタットにやってくるのだそう。仕事のときは時間がないけれど、今回は休暇でやってきた。
私たち二人に持ってきてくれたのはスペインのクリスマス菓子。

トゥロンというそうだ。検索すると、スペインだけではなく、スペイン語を話す国々に広く存在するらしい。
早速、パラグアイ在住の日本人T子さん、近所のアルゼンチン人R子さんに尋ねてみた。
あるそうだ。

箱から出してみたら、ビニールパッケージに入っていて、なにやらどろどろしている。
うう?腐った?溶けた?
後日E子さんにメールで尋ねると「そういう種類のトゥロンです」という答えが返ってきた。
その直後に外出先で出されたトゥロン!

持って来たのはやはりスペイン人。
念のために彼女に「どろどろのをもらったのですが、そういうのってアリですか」と尋ねてみた。
いやいや、E子さんを疑っているわけではなくて、礼を兼ねての話題提供ね。
スペイン人は「大丈夫よ、いろいろな種類があるのよ」と当然の答えが返ってきた。
まだどろどろトゥロンは食べていない。上の画像のはおいしかった。
クリスマス菓子、どこでも特徴的なものがあるのねぇ。どんどん太ろう、この一ヶ月で!

ついでに義母がらみ話題。
この集まりの予定があることを義母に伝えて家を出るとき、彼女は私にこういった。
「いつも心配するのよ、夜遅く帰ってくるのは危ないからねぇ」
夜遅いって、私が日付が替わってから一人で帰宅したことはこれまでに何度もなかったはずだ。
数時間で帰ってくる、と言っているはずなのに義母の脳内では日付が替わると思い込むのだろう。
面倒くさいのでそれを否定することもせず、家を出た。
さて、21時前に家に戻ると・・・・
「あら、こんなに早く帰ってきちゃって!」
と驚いていた。驚かなくてもいいではないか、希望通り早く戻ってきたのだから。
うう、一体義母の期待するとおりに行動するにはどうしたらいいものか、とちょいと考えてしまう。
いや、そんなこと気を使う必要ないのだろう。
彼女はちらりと思ったことを深く考えもせず、口にしているだけなのだろう。

夫や義姉がティーンエイジャーの頃、苦労しただろうな。義両親たちではなく、夫や義姉が苦労したんだ、親に理不尽なことを言われ続けたのが想像できる。
子供や孫に何も言えない立場になった今、ヨメでストレス発散しているのだろう。
ああ、サンドバッグになってやるぅ~、それが私のここでの仕事。











クリスマスクッキーの製作状況報告

2018年12月08日 | お菓子
毎年義母のクリスマスクッキー焼きについてブログ記事を書いている。
今年はどういうわけか義母のスイッチ入り具合がよろしくなく「なんだかやる気しないわ」と何度かつぶやいていた。
多少私も「体調悪いのか」と心配するが、それより何より義母のドレイになってあれこれ指示されるだけのクッキー作りから解放されていることの方が嬉しく思ってしまう。

だが。
いよいよ、本格的に焼き始めた。

レープクーヘン第二回目。
材料は上の画像の厚地オブラート、ジャガイモ、各種香辛料、オレンジピール、粉、卵、膨らし粉、砕いたナッツ類など。

焼きっぱなしだった前回。

今回はチョコレートを表面に塗った。

やはりお菓子類も出来上がった直後が一番おいしい。

だが、こんなに大量のクッキーは一気に食べることができない。
それを承知のはずなのに、義母は焼きながら食え食え攻撃をかけるものだから本当に苦しい12月。