プラスチック容器やビニール袋排除運動がどこの国でも盛んになってきたようだ。
体感的には、ドイツはもともと日本の生活よりずっと使用量が少ないように感じる。買い物に行くと、買い物した物資より包装が多いと思った経験は日本で何度もした。ここではそんな感覚になることは無い。
それでも、まだ減らそうというのだから、ちょいと衛生観念を変えなければならない。
義母など、野菜を買うときは1セント(1円の感覚)徴収されるビニール袋を使わないので、そのまま買い物カートに入れる。そのカートの汚さは日本の数倍だろう。時には子供が土足で乗っているのでさまざまな最近やウイルスがカートにこびりついているに違いない。
ピーマン(パプリカ)などは加熱せずに生で食べるので、ちゃんと洗ったとしてもちょいと怖い。
日本より低温低湿なので、細菌が繁殖しにくい、と自分を言い聞かせて口に入れるようにしている・・・・・
日本人海外在住者のレシピで簡単なたくあんを作ってみた。酢・砂糖・塩を混ぜた液に切っただいこんを入れるだけ。
黄色い色はウコンの粉だ。
このガラス瓶で作ると、なんだかおしゃれじゃあないか?
伝統的に使われているらしいこのガラス容器だ。
地下の食糧保存室には使われていないガラス瓶が並んでいる。ここからひとつ拝借したんだ。
さまざまな大きさがある。
干しりんご、干しミラベレ(スモモのような果実)
梨のシロップ漬け。これは容器のふたのところにゴムが挟まれていて密閉度がさらに高い。
どうしてなのかわからないが、ジャムは空き瓶を使うんだ。
日本のジャム作りレシピには保存容器の熱湯消毒が書かれてあるけれど、義母はそんなことをしない。
きちんと洗っているかどうかも疑わしい。
やはり、気候の関係でここは日本ほど清潔にしなくても大丈夫な事柄が多いのではないか、と予想している。
写真のガラス瓶は、かなり大きくて、片手でつかむのにちょいと注意が必要だ。重量もかなりあるので日本人高齢女子には扱いが難しいかもしれない。
それでなくても、日本は軽くて小さい高品質な物資を尊ぶ傾向があるので、こうした大きなガラス容器を日常的に使うことはできないだろう。
軽くて丈夫なプラスチックが喜ばれた時代は終わり、再びこうした過去のものが活躍するのか。
いや日本だったら、また新しいプラスチックフリーで環境に優しいって言われる製品を作っちゃうのではないか、とも想像していまう。