怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

みんな大好き手作りラスク

2020年07月13日 | お菓子
ドイツ人30歳カップルに
日本の動画から学んだラスクを食べてもらったら
非常に気に入ってくれた。
その動画をそのまま送ったら、
彼らも作ってみたようだ。
(言葉の壁があっても大丈夫だった)

なんだか、
砂糖入れすぎみたいな。

1パック20枚、750グラム入り食パン2袋を
全部平らげたそうな。

来客と一緒に食べたというが、
その来客、何人だったのか。
20人はないだろう。

日本人よりはるかにカロリー摂取が多いこちらの人々。
きっと一人5,6枚分は食べたに違いない。

砂糖もバターも、
日本のレシピの倍ほど使ったかも。

日本人とドイツ人が似ている、
などとは思ってはいけない。
食べ物の問題じゃあないだろ、
って言われそうだが、
食べるものがヒトを作るって、よく言うじゃあないか!




ドイツ人を喜ばせた手作りラスク

2020年07月01日 | お菓子
ときどきウチを訪問する30歳ドイツ人男性。
毎回、どんなお茶菓子、あるいは軽く日本食、を提供しようか
頭を使うのが楽しい私。
今回は、ラスクを作ってみた。
ドイツにだって、市販のラスクが普通にあり、しかもおいしい。

日本のレシピで作ったものを気に入ってくれるか試してみた。

食パンを乾燥させ(軽くトーストする・小さく切って電子レンジで加熱など)
小さく切って、バターを多めに溶かしたフライパンに入れ、
パンとバターが馴染んだところで
砂糖を振りいれ、
馴染むまで加熱する。
ちょいと焦げてしまうことが多いが、大丈夫。

彼は食べ始めると、止まらなかった。
「す、すみません、これ、おいしくて!」

そういうわけで、ドイツ人来客にお勧め、
手作りラスク!




オレオとオレオに似せた商品を比較

2020年05月31日 | お菓子
純正オレオとそのスーパー自社製品似た製品が並んで売られていたので両方買ってみた。

価格はオレオ約200円、類似品約120円。
内容量はほぼ同じ。
紙製パッケージを開けると小分け包装されたものが3,4つ。

見た目はオレオの圧勝。美しい。
歯ざわりもオレオの方が良かった。
だが、双方をいくつか食べ続けていると、見た目も歯ざわりもどうでもよくなってきた。
そういうわけで、どちらもおいしかった。
だったら、安いほうがいいわけだけれど、やはり、有名な名前のあるほうが安心、と思う人々は多いのだろう。
私はどちらもいいぞ。
ただ、いつも市販の菓子ばかり食べるのは財布にも身体にもあまりよくないと思っているので、こんな比較はこれで終了。
また数年、オレオとその類似品を買うことはないだろう。




撮影する気にもなれなかった大量のケーキ

2019年08月22日 | お菓子
先日の義父の誕生日のために焼いたケーキは合計4台。

もう、すべてを撮影する気にもなれなかった。そんなに焼いて、余るのは確実なのに。
誕生日のように特別な日のケーキは見せるためのものでもあるのだろうから、余計に焼くのを否定できない。

義母の義妹がやってきて、切り分けるのを手伝っていた。
パン屋に勤務していた彼女はケーキを薄く切るのが上手なんだ。

R子おばさん、また大きくなったな・・・
中年太りという年齢はとうに過ぎている。老年太り・・・そんな言葉があるのだろう、ドイツ。
「母の小さくなった背中」
という類の言葉があるが、ここでは大きくなることも多い。
三人の息子・娘、二人の孫息子がいる。小さくなってはいられない。敷地内同居している息子夫婦の子供たちの面倒を見ている。

「太って着られなくなった」
と、回ってくる衣類がときどきある。いずれも成人女性のものだ。
義母も私もかなり小柄なので、平均的なドイツ人女性の服が合うことはまれだ。
いったい、あの歳でどうしてまだ太るのだろう、ってよく思う。義母は若い頃から服のサイズの変化はない。
私もその傾向にある。
10年前の服、いや、もっと前の服も大丈夫だ。
太って着られなくなると、持っていた衣類がムダになるな、って思う。
節約のためにもひどく体型が変わるのはよくないだろう。

さて、誕生日のケーキ。
親族や義父の知人友人が午後じゅう、ぱらぱらとやってきた。
だが、やはり、ケーキは半分も消費できなかった。

さっそく、翌朝から義母の食え食え攻撃だ。
私の機嫌が悪くなるのを許して欲しい。




二度と作ったり食べたりしたくないこのアホな料理、だが、義父が生きている間は家賃と思って食わなきゃならんっ

2019年07月22日 | お菓子
去年は作らなかったさくらんぼギョウザ
もう、今後作らないのか、とほっとしていたところに、張り切った義父が「明日、ウチにいるか」と尋ねられた。
生地作りは私の方が上手いということを認識しているらしく、私に手伝わせようという魂胆だった。
手伝うのはいい。義父の異様なはりきり具合が私と義母をしらけさせる。
義父の子供の頃からの好物のようなので、そりゃあ、手伝うのは構わないけれど、その高テンションの彼と一緒に作業するのは少々辛いものがある。
また、今回知ってたまげた。

義父は固い皮が好きなんだ。
わたしが「どうしてこんなに固いのだろう」と皮が固いことを嘆いたのだが、それに対して義父が「この方がおいしい」と言ったんだ。
義母は「りすは丈夫な歯をしているのに・・・」と私の発言に答えた。えっ、歯の強さの問題じゃあなかろう!!

はっきり言って、このさくらんぼギョウザはやっぱり私の口に合わない。不味い。不味い。不味い。
甘い餃子は許せる。だが、皮をガチガチに茹でる(義父の作業)のは止めて欲しい。いや、彼の好みなのだから仕方がない。せめて、食事としてではなく、おやつとして食べるのならまだいいのにね・・・
今後のここでの人生も、年に数度程度なら家賃と思って我慢して食べてやる。

そういえば、昨日も言われた。
飯を炊いて、冷凍保存用にラップフィルムに小分け作業をしていた。
義母が「どうしてご飯ばかり食べるんです?」と尋ねてきた。
もう、何度も説明したはずなのに、周期的に言いたくなるようだ。わたしは答え方を工夫しなければならない。
最近知り合ったフィリピン人女性の発言を言ってみた。
「20歳くらいでドイツ人男性の嫁になったフィリピン人は、毎日ご飯を食べないとやっていけないそうですよ。しかも、その米はアジア食材店で買わなければならないから、私より面倒な入手方法ですよ」
私の米は、その辺のスーパーで買っているものだ。つまり、特別な食品を食べているわけではないんだ。
そう強調してみたものの、また、言われるだろうな・・・・
義母の息子が、じゃがいもを主食とせず、いつもパスタを好むので、彼にだけ特別ゆでているのは気にならない様子だ。
パスタも米もイタリア産なのにねぇ。

庭のブルーベリー。

こうしたベリー類は義母が採取して、ほとんどが冷凍保存される。
目を盗んで、私は庭で口に入れてしまっているけれどね。
日頃、かなり口に合わないものを食べているのだからこれくらい許してくれ~




ティーンエイジャーはすでにウサギ型チョコレートを喜ばないおかげで私に回ってきた。

2019年04月27日 | お菓子
義母は孫たちにウサギ型チョコレートを数種用意した。

だが、彼らは全部受取らず、この二点を残していった。
いかにも子供向けという感じのこの商品。ティーンエイジャーには、もうウケが悪いのかも。

だが、私には、チョコレートはいつもウケがいいぞ。残ってしまったこれは私に回ってきた。
大事にとっておくことなどせず、さっそくいただいた。
基本、甘いものは好きな私。ただし、間食として、ね。

ウサギの中にはこれが入っていた。
砂糖でコーティングされているチョコレートなのだろうが、その砂糖の味が強すぎて、はっきり言って・・・これは書いてはいけないと夫に注意されている・・・・そうだな、アレだった。これで、いいかな。

チョコレートは日本を初めとするアジア地域で売られているものより欧州の方がおいしい。
たまに日本のチョコレートを食べると、懐かしい味がして、それもよろしい。
なんでもおいしく食べられるほうがお得な人生。

きのう、スーパーを覗いたら、すでに各社菓子メーカーのウサギ型チョコレートは半額になっていた。
山のような半額ウサギチョコ。
数ヵ月後にはフードシェアリングへの寄贈物になってくることもある。
期待しちゃおう。









やっぱりいつもの義母が戻ってきたクリスマス前

2018年12月13日 | お菓子
今日の昼食。

平日は非常に質素だ。とはいえ、ちゃんと調理する。手間を惜しんで外食することなどただの一度もなかったかもしれないウチ。
これを撮影後、米飯を加えたことを書いておこう!このソーセージとご飯、合うんだ!塩辛いソーセージはご飯にぴったり。

食事の後は、クリスマスクッキー作りのスイッチが入った義母のお供。

もう、解説するの面倒。過去記事の各年12月部分を読んでほしい。(2016年は某事情で書いていない)

出来上がるたびに義母に「おいしいか?」と尋ねられる。

義父がやって来て「これ、誰が食べるんだ?」と言った。
義母はすかさず「あなたよ!」と叫んだ。
私、爆笑。
義母を除くみんなが毎年のクッキーの山に辟易している。
だが、今年のように、12月なってもなかなか焼き始めない義母を心配してしまった自分を発見。
具合悪いのか?ううう、私が死ぬ前に死なないで、などと凄まじい思考をしてしまった。
私は一人でこんなにクッキー焼けないぞ。

下、シュトーレン生地作り。このほかに卵やクリームチーズも入れられた。

手で混ぜて形作って約1時間焼いて出来上がり。

この記事を書いているときにはまだ焼きあがっていないので、仕上がりの写真はなし。






クリスマスクッキーの製作状況報告

2018年12月08日 | お菓子
毎年義母のクリスマスクッキー焼きについてブログ記事を書いている。
今年はどういうわけか義母のスイッチ入り具合がよろしくなく「なんだかやる気しないわ」と何度かつぶやいていた。
多少私も「体調悪いのか」と心配するが、それより何より義母のドレイになってあれこれ指示されるだけのクッキー作りから解放されていることの方が嬉しく思ってしまう。

だが。
いよいよ、本格的に焼き始めた。

レープクーヘン第二回目。
材料は上の画像の厚地オブラート、ジャガイモ、各種香辛料、オレンジピール、粉、卵、膨らし粉、砕いたナッツ類など。

焼きっぱなしだった前回。

今回はチョコレートを表面に塗った。

やはりお菓子類も出来上がった直後が一番おいしい。

だが、こんなに大量のクッキーは一気に食べることができない。
それを承知のはずなのに、義母は焼きながら食え食え攻撃をかけるものだから本当に苦しい12月。




12月はクッキー攻めで苦しいが、8月と9月はケーキ攻めで苦しい我家。

2018年09月01日 | お菓子
焼かれて冷却中のスポンジ台。

いつものヨーグルト・ベリークリームを挟んで冷蔵庫で冷やす。

今回義母は新しいレシピに挑戦。チョコレートクリームだ。

カカオ70パーセントのビターチョコレートを湯煎して溶かす。義母は乳糖不耐症なのでビターチョコレート使用。

あわ立てた生クリームに溶かしたチョコレートを混ぜ、スポンジ台に塗る。

冷蔵庫の中には二種のケーキが鎮座。

冷やさないのはリンゴを小さく切って混ぜ込んだケーキ。ホイップクリームを添えて食べる。

テーブルの準備は万端。一時間後に親族が来る予定。


8月下旬から9月までウチとその親族のケーキ祭り。
私の胃はへろへろ・・・






ケーキ作りすぎだぞ、お義母さん・・・

2018年08月21日 | お菓子
台湾人宅で、彼女のドイツ人旦那さんが焼いたチーズケーキをごちそうになった。
添えられた飲み物は私のリクエストで水道水。フォークでなくスプーンが出てくるのがテキトーな台湾人の彼女。テキトーなのは日本以外のすべての国々か?日本でうっかりケーキにスプーンなど出そうものなら「ケーキはフォークで食べるものです」って言われる確率高いかも。(似た様な経験ありっ)
中国人、台湾人、中国系マレーシア・シンガポール人など、私の知る限り中国をルーツに持つ女性の旦那さんは何人であろうと家事参加率が非常に高いように感じる。
日本人女性配偶者の中国人男性は家事をしない、と読んだことがある。つまり、我々日本人女性は男性に家事をさせない雰囲気を持っているのではなかろうか。

ドイツ人はどちらかというと日常の家事をしたくない男性が多いように感じる。
義両親たちを観察していると、料理・掃除などは義母が全部を支配している。義父は家屋や家屋の設備の製作、修繕などを担当している、と考えればバランスが取れていると思う。大方の日本人男性もその傾向があるのではなかろうか?
そいうわけで、ケーキ焼きなどはウチは義母が一人で支配している。親族3,4人の集まりにこんなに大量に焼いたのはちょいと間違いだったのでは?

上、パウンドケーキとチーズケーキ。下、バターケーキの義母アレンジ。

いつものスポンジにヨーグルトとベリー類を混ぜたものを挟んだケーキ。

どれも半分以上残ってしまい、義母は早速その夜から食え食え攻撃をかけた。
いったい、我々の胃の許容量や健康をどう思っているのだろうか。
ちなみに、義両親たちは普通の日本人の4,5倍かそれ以上の砂糖を今までの人生で摂取してきているが(私の体感)、彼らの現在の歯はほぼ全部自前だ。

これからしばらく、私もケーキを毎日食べなくてはならないだろう。
義両親たちより私の方が早く歯を失ってしまうかもしれない。いや、歯どころの話ではないな、生命維持さえ義両親たちの方が長いかもしれないぞ、うわわわ。






ケーキでおなかをいっぱいにしなければならない。

2018年06月13日 | お菓子
イチゴ収穫時期の自家製イチゴによる自家製ケーキ。今年2台目。
ゼリーで固められた上部。

スポンジの間には小さくきったイチゴが入ったクリーム。(ゼラチンで軽く固められている)

夫の好物。彼は生クリームを添えない。

イチゴの酸っぱさを軽減するためにホイップクリームを添える。更に高カロリーにする・・・・

一切れは日本の常識の1.5倍ほどあるものを、二つ食べるのがウチのケーキマナーだ。
一切れで終わらせると義母を不満にさせる。
「私のケーキを食べられないのかっ」
と。
夫は3~4個食べる。恐ろしい。日本在住時にはケーキなど高すぎて食べられなかった。自宅で焼くにしても、イチゴや生クリームなどの材料の高さで頻繁に作ることはできないだろう。
日本の食品の高さは凄まじく感じる。野菜や果物も高いと感じる。
中国人には「日本は食品が高いから痩せている」と言われたことがあるしねぇ。

さて、義母はこのお茶の時間が終わると、三人に質問した。
「おなかいっぱいになった?」
夫はすぐさま「はい」と答えた。いいえ、などと言おうものなら、食え食え攻撃が始まるのは当然だ。
しかし・・・
ケーキをおなかいっぱいに食べるって、不健康極まりないでははかろうか。
そんな疑問を持つのは日本人だけなのだろうか。ここではケーキも立派な食事になるのだろうか。
恐ろしい。





今年初めてのイチゴケーキ

2018年06月05日 | お菓子

数日前からイチゴが収穫できるようになった。
下の写真、中央のえぐられているような部分は、ナメクジが食べた場所。
洗って、しばらく放っておくと中から小さなナメクジが出てくるんだ。きゃーっ。

今年のイチゴケーキ第一号。

ホイップクリームを添えて食べる。

親族がやってきた。

この前生まれたばかりだと思った子はもう2歳。

私が野いちごを摘んで手のひらに載せて見せると、むんずと掴んで口に入れていた。

今年は特に4,5月の気温が高いように感じる。
暖房も、例年は5月になってから入れなくなるが、今年は4月半ばにはすでに止めていた。
5月などはまだフリースのジャケットが手放せないことが多かったけれど、今年はもっと薄手の上着で充分だった。
地球温暖化などという説を信じなかった私だが、もしかして本当に暖かくなっている?
いや、地球寒冷化が進んでいるので暖かい日が多くなっている、とか何かのサイトで読んだ記憶が。
気温は高くなっているけれど、庭の作物の収穫の時期はほぼ例年通りだ。
気温だけでなく、日照時間、冬場の気温などが関係してくるのだろう。今年の冬は寒かったので、そのせいでダメになってしまった我家の草木が数種ある。

ウチのイチゴ収穫はもう少し先

2018年05月28日 | お菓子
週末午後ケーキ。イチゴが飾られている。冷蔵庫下段には余ったと思われるイチゴがあった。

このイチゴは、去年収穫したものをそのまま冷凍保存し、解凍して使ったのだそう。

庭から直接ケーキの上に載ったものと思った。
味や風味はまったく劣化していなかったんだ。冷凍保存って凄いな。
実際のところ、庭のイチゴは赤くなり始めていて来週のケーキには超新鮮なイチゴが飾られることだろう。

ケーキを食べにやってきた義母の妹は、ちょうどイチゴ狩りに行ってきたらしい。こちらのイチゴ狩りは人件費をかけないイチゴ販売で、日本の「楽しいイチゴ狩り」とは程遠いイメージだ。私はこちらで全然やったことがないが、バスや車の中から観察すると「激しく労働している」という雰囲気がむんむんする。
採取したイチゴは1キロ400円程度らしい。苗を買ってきて植え付け、水遣り、藁敷き、防鳥害ネット張りの手間を考えるとかなり安いのではなかろうか。

シンガポール旅行みやげが届いた。

右下に何やら会社名が印刷されているぞ・・・ま、いいか。今まで使っていたここで販売されていた品より使い勝手がとてもいい。
世界でもっとも高い位置にあるプール。行ってみたいけれどねぇ。
私の今後の人生で、外国旅行をする機会は諦めていると決心して約一年。今日も外国で掃除、洗濯、義母のドレイ生活を楽しもうっ

値段に比例しておいしくなる例

2018年02月14日 | お菓子
この辺りではクラップフェンと呼ばれるジャムあん(その他のバリエーションもあり)入りの揚げ菓子。
1月から二月にかけて、特に力を入れて販売される行事食の一つだ。その意味などは他のサイトに任せるっ。
以前の記事に義母が手作りしたことを載せている。2013年2月11日記事「ベルリーナーの作り方」
あの頃は「クラップフェン」と発音したり書いたりするのが面倒だったのかしら、私?どう考えてもここ周辺ではずっと前からクラップフェンだったのに。

親しくしているアフガニスタン人難民のSさんが、インゴルシュタット旧市街の中心にある一番古いケーキ店でクラップフェンを買ってくれた。
自分に一個、私に一個。
義両親たちはいつもスーパーで買ってくる。買い物日の木曜日に特売などをしていると、ただでさえ安いスーパーのクラップフェンをさらに安く買ってくる。
その味が普通だと思っていた私。義母の手作りクラップフェンは文句なしに最高に旨いが、日常的に作るのが難しいことを考えると、比較対象に入れてはいけない。

老舗のクラップフェン。スーパーのそれとは大違い。旨い・・・。卵の味がするんだ。

見た目も違うものね。
展示の仕方も違う。高級店(?)は値札をつけない。私にはとても恐ろしくて買えない。
ちなみに、義母が買うスーパーのは1個50セント。(60~70円くらいか)
パン屋のは1個1ユーロ50セント。(200円くらいか)
老舗の品は今のところ不明。2ユーロ50セントくらいするかもしれない。
2ユーロだとしても、私には高すぎる。
正式な滞在許可も、パスポートも定職もない難民Sさんに、超高級クラップフェンをごちそうになるなんて。
彼はこの古いケーキ屋の常連客だ。
「ケーキは旨いけれど、コーヒーはまるっきしだめなんだ。ケーキを持ち帰りにして、別の店でコーヒーも持ち帰りにして公園で食べるのがいいんだ」
ですって。

同じ日、銀行ATMでしばらく見なかったMさんと彼女の娘に会った。
数年前まで、物乞いをしていた親子だ。Mさんはちょいと老けてしまった。以前の毅然として物乞いしていたころの緊張感がない。娘はふっくらとしたばら色の頬をしていた。20歳代にしては幼い顔立ち。
2年位前から、きちんと行政の保護を受けるようになり、娘は軽い知的障害があるので授産施設で働いている。
ルーマニア出身の彼女のドイツ語はかなり上手くなっていた。私より上手になってしまっているぞ、うほほ。
「今の住まいがたった一部屋しかないのよ。ダンナと娘と三人じゃあ狭すぎる」(え!ダンナ、いたの!?)
市が提供している低所得者用住宅なのだろう。以前の物乞い生活より人間の尊厳を維持できる生活だと思うのだが。
「あ、お金おろさなくてはならないので、またね」
ですって。
所得は、確かに私よりあるだろう。
次に逢うときは、彼女はわたしに老舗クラップフェンをご馳走してくれるかもしれない。















イチゴケーキ始めましたっ

2016年06月12日 | お菓子
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ウチもイチゴの収穫が始まった。先日遊びに行った友人宅の買ったイチゴと比べると、ずっと甘くておいしい。
ウチではまず、イチゴケーキや生食を楽しむ。飽きた頃にジャムや冷凍保存作業になる。
  ←クリックで拡大。
ではイチゴケーキの作り方。スポンジを焼く。このままでは厚すぎるので真ん中で二つに切り、今日と明日の分にする。カスタードクリームを塗る。その上にイチゴを並べる

ゼラチンを流し込む。スプーンで丁寧に。二時間くらいで固まったら出来上がり。

これも比較的食べやすい義母ケーキの一つだ。一人三切れが義務となる。

来客がある予定だったのに、雨天で来ないことになってしまったんだ。三切れは少々多いと思ったけれど、次の日になると味が落ちるので頑張って食べつくした我家のメンバー。