怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

自分の作品を使ってくれて嬉しいクリスマスツリー

2018年12月20日 | 奉仕活動
ボランティア勤務先のクリスマスツリー。私が到着すると、すでに誰かが仕上げたあとだった。

この古本再利用天使は私が去年作ったもの。
頭の部分は工作材料店で買ってくるようだが、お金をかけたくなかった私は子供の頃習った「風船」で代用した。
これがドイツ人その他在住外国人に受けて、えらく好評だった。
使う用紙の本は日本語だとあまりぱっとしないだろうな。ドイツ人にはエキゾチックに感じられていいかもしれないが、読めてしまう私には美しく感じないだろうと予想。

同じく、私が作った折り紙星。
どちらも去年使って、もう捨ててしまったかと思っていたので私は感激。

さて、ここで待ち合わせの約束をしたのはウクライナ人難民G子さん。
前日のメッセージやり取りを私は誤解した。

緑の部分は私。「おにぎり食べたいですか?」
G子さんはすでに私の塩むすびの大ファンだ。私と逢うときはほとんど彼女におにぎりを贈っている。
だが、この返事を私は誤解した。
最初の単語は「ありがとうございます」だ。(本当は真ん中辺りで分けて二語にしなくてはいけない)次の行の「nicht」は英語で言えばnotとかnoの意味。その語と最後の「ただ提供する」の組み合わせで、私は彼女の言いたいことがちょいとわからなかった。
その時、私は忙しくておにぎりを作りたくない気持ちが強く、その気分がこの文章をこう解釈させた。
「いつもごちそうになってばかりだから今回は遠慮します」
で、わたしは「了解した」と絵文字を送り返した。

さて、G子さんと逢うと・・・
「今日はおにぎりはないのですか」
と遠慮がちに尋ねてきた。
ええ?!
「あなた、いらないって書いてきたじゃあないですか!」
叫んだ私に彼女は「はい、欲しいです、って書きづらかったの~」と答えた。
「ちゃんと、はっきり書いてください、そのほうがドイツ語も簡単でしょう?」
お互い、母語でない言語でのやり取りだ。こうした行き違いは別の人たちとも時々起こる。
彼女のドイツ語レベルでは、すでに婉曲に丁寧に物事を頼む表現を習っているはずだ。
このメッセージはきっと母語のロシア語的な発想の遠慮がち要求なのだろう。
だいたい、文末の動詞が間違っている。ほとんど反対の意味の似た語を使っているぞ。「くれ」と「やる」を間違えた彼女。
指摘したかったけれど、数年もすれば彼女の方がずっと私よりドイツ語が上手くなるだろうから黙っておいた。
次回はいつもの倍のおにぎりを持参してやろうか、