バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

胃癌の病理分類と分子診断

2008年12月21日 | 医療 医薬 健康
西倉 健1), 渡辺 英伸2), 味岡 洋一1), 渡辺 玄3)
1) 新潟大学大学院医歯学総合研究科細胞機能講座分子・病態病理学分野
2) 新潟大学名誉教授
3) 新潟大学大学院医歯学総合研究科遺伝子制御講座分子・診断病理学分野
日本内科学会雑誌 Vol.94 , No.1(2005)pp.16-24

胃癌のほとんどを占める腺癌は, 1)組織学的に分化型腺癌と低分化型腺癌とに分類され,これら組織型と肉眼形態および発育進展様式との間には高い相関性がある. 2)また異型度によって低異型度癌と高異型度癌とに分類され,両者間で生物学的悪性度やp53異常などに差がみられる. 3)さらにムチンコア蛋白の同定により,大きく胃型,胃腸混合型,小腸型に形質分類される.従来,腸型形質と考えられてきた分化型腺癌の中にも少なからず胃型形質癌が存在し,腸型形質癌とは異なった組織形態や発育様式および分子生物学的背景を呈する. ONLINE ISSN: 1883-2083

新規活性酸素消去発光系を利用した食品・環境・医薬用評価装置の開発

2008年12月21日 | 医療 医薬 健康
-食材への応用-
畑中咲子、毛利哲、櫻田ルミ、丸山昇*、鈴木康夫
食品バイオ技術部、*新産業振興課
平成14 年度宮城県産業技術総合センター研究報告No.1 (2002)

新規活性酸素消去発光系(XYZ 理論)を用いて、大豆の産地、保存、味噌の種類・製造工程と抗酸化性の関係について検討した。
年度間の大豆の抗酸化性の差は10 倍だった。市販味噌では麦味噌・豆味噌のY値は米味噌より高い傾向がみられた。また、米味噌の製造工程において、Y値は熟成により増加し、Z値は加熱で減少することがわかった。http://www.mit.pref.miyagi.jp/kenkyu/abs02/kenkyu02.pdf