私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ツチフキを採る!見比べる!

2020-09-07 17:28:29 | 純淡水魚
2020年9月7日(月)

体長5~6cmほどのツチフキ若魚


背面



8月22日、知人たちとの調査ガサ中、Tさんが採った。

クソッ! 
おら、この流域何回かガサしてて、一度も採っとらんぞおっ!

と、しゃかりきになるのも数回ほど、すぐバテる。

何せ、真夏の炎天下
何せ、ツチフキは今回の調査対象ではない。

Tさん、はじめての流域。
いろんな魚を見たくて、はりきっとるのだ。

私はバテたし、撮影したいし、すぐ上がることにした。
調査対象魚は、一応採ったしね。(Tさん、採れんかったぞ~、ワーイワーイ!)

さて、ツチフキ
本来、西日本に生息している純淡水魚。
今や、東日本でも見られるようになってきてるという。
カネヒラやカワムツなどと同じように、意図的な移動と安易な放流があるとしか言いようがない。

ホント、節操ないよなあ~。
「なぜ、東日本にいないのか?」
「東日本に特有な魚たちの生態的地位(ニッチ)への影響は?」
なんてなことを考えるのが、普通たしなみだと思うけどね。

もともと西日本と東日本は違う方面から移動してきた別々の島だということだよね?
大雑把に言えば、昔々、その2つの島がぶつかって、今の日本列島ができたということやんか。

陸上動物だったら大騒ぎになるようなことを、川の中だからと次々に・・・

さてさて、ツチフキ
国外の生息域は広い。
中国、朝鮮半島はもちろんのこと、南北に広く分布してるらしい。
大陸と日本のツチフキは別種の可能性も否定できないといううわさもある。

「コイ科底掘り三兄弟」であるカマツカ種群・ツチフキ・ゼゼラ種群。
国内のカマツカ種群も3種に、セゼラ種群も2種にわけられたように
国外で広く活躍してる次男坊のツチフキだって、1種かどうかわからないよね?

そこで、数年前に上海へ行った時、網もんどりで採ったツチフキと比べてみる。

私が撮影した上海のツチフキ


友が撮影した上海のツチフキ


そして、あらためて、今回国内在来流域でのツチフキ


ほらっ!
全然違うでしょ?

どこがって?
よく見なくてもすぐわかるじゃん!

撮影の腕が全然違うじゃんか!

私も今のコンデジに変えてから、かなり上手くなってきてんだよね。

マジメに画像見比べた方々へ・・・ごめんなさい🙇
コメント (4)
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