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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シャガ ~山間の水路のほとりにて①~

2019-04-27 07:39:13 | 植物

2019年4月27日(土)

シャガ。

 

 

今日から10連休のGW。

日頃お仕事に奮闘されてる方々にとってつかの間のお休み。

「あ~やっと解放される」という気持ちはよくわかるつもり。

だから移動の邪魔にならんようにと 昨日のうちにアチコチ出かけ溜めをしといた。

 

絵本作家の特別展を見た後、山間の水路へクネクネ向かう。

カワムツがいた。

久々にたくさん見つけた。

「こいつら、釣られたことないんやろな」 と、ふと考えてしまう。

タナゴ竿を出す気になれなくなってしまった。

きっと入れ食いになってしまう。

 

そのとき、水路のほとりに咲いてたのがこのシャガ。

 

ずいぶん昔に中国から入ってきた外来種。

アヤメ科の花だそうだ。

 

きっとカワムツも 「もう僕たちをシャガさないでください!」 と言ってるんじゃわ。

 


魚は うお? ぎょ? さかな?

2019-04-25 16:02:46 | 魚全般
2019年4月25日(木)

とてもむし暑く、どんよりと厚い雲。 
こんな日に釣りに出かけても・・・
心はスカッとせんもんな。(いつも成果はスカッと空振りだケド)

そこで、魚の読み方について調べてみた。

まず、『うお』
『うお』と名のつく魚は多い。
私たちがタナゴ竿で釣っただけでも3種類。

キノボリウオ


タナバタウオ


カエルウオ


有名どころでは
チョウチョウウオ・シラウオ・シロウオ・・・なんてまだまだある。

オオサンショウウオ(幼生)なんてのも・・・・・・魚じゃないって言われそうだケド。



続いて、『ぎょ』
これもまあまあいる。

これまたタナゴ竿で釣ったのは3種類。

ソウギョ


ヒナライギョ


ライギョ(カムルチー)




ところが、『さかな』と名のつく魚は見当たらない。

魚を『さかな』と呼ぶことが定着したのは江戸時代中期。
庶民の生活が少し豊かになり、酒の肴として魚が広く流通したのだろう。
そうすると『さかな』はまだ新しい言葉だし
本来、「酒菜」または「酒肴」と表す方がいいみたい。
魚屋さんは、食材としての『さかな』を取り扱ってるってことになるね。

対して『うお』が魚を表す昔からの大和言葉。
水中の魚介類のうち、動き回る連中を『うお』と呼んでたんだと思う。
食材にはならない魚たちも含め、基本魚は『うお』なのである。
魚市場なんてのは、いろんな魚が丸ごとピチピチしてるもんな。

最後に『ぎょ』は、音読み。
もともと中国語としての漢字の発音に基づいた読み方になる。
私が釣った魚たちも本来外国にいる魚たちだもんな。

つまり、『うお』と『ぎょ』は国内外という立場は違えど同じく広い意味になり
『さかな』だけはちょっぴり違う狭い意味なのである。

そのことは、驚いたときを考えてみてもよくわかる。

「うおっ!」とか「ぎょっ!」とか叫ぶケド
「さかなっ!」って驚くヤツはおらんもん。   (まさかなっ! 信じんさんな!) 


私の釣りは「さかな釣り」ではなく「うお釣り」。
食材として食べる釣りがさかな釣りだもんな。
食べないのに岸壁に放ったり、手でむんずと握ったりはできない。
大切に扱ってもとの場所へ放すのが「うお釣り」。

私のブログのタイトルの一部『魚人』は「さかなびと」でも「ぎょじん」でもなく「うおんちゅ」。
琉球言葉で『島人』を「しまんちゅ」、『海人』を「うみんちゅ」と言うように。




『写真探索・釣魚1400種図鑑』 を兄貴が先に・・・ぢっくしょ~っ!

2019-04-24 13:43:20 | 書籍紹介
2019年4月24日(水)

『写真探索・釣魚1400種図鑑』 (小西 英人著 KADOKAWA 2018年)


私魚人ブログの広島西支部長である兄貴から
「買いました。1冊しかなかったけんな」という連絡。

も~っ!

私は旧版の 『釣魚1400種図鑑 海水魚・淡水魚完全見分けガイド』 を持ってて・・・
それを価格も内容もグレードアップ!
索引ページも加え、より使いやすくしてるという図鑑!

ほぼ同じ図鑑だからと

♫ 買おうか買うまいか悩んでいたらあ~っ! 🎶
♬ お先に買われてしまいましたあ~っ! 🎵
ぢっくしょ~っ! 
 (小梅太夫さんすんません)

不思議に余計欲しくなるもんなあ~っ!

しかもブックカバーがいいっ! とてもいいっ!


関東あたりのカープ女子さんなんかヒーヒー言いそうなデザインじゃもんなっ!
このブックカバー見たらネットで買うよりはるかにいいもんなっ!
このブックカバーがつくなら店でたくさん買いたいもんなっ!


『北陸の自然誌』 (北陸地方総集編):ご当地お魚図鑑めぐり⑫

2019-04-22 07:12:42 | 各地ローカル図鑑
2019年4月22日(月)

「ご当地お魚図鑑めぐり」 第12回は北陸地方のまとめ。


『北陸の自然誌 海編+野編+山編』 (日本海カラーブックス 里見信生編 巧玄出版 1979年)


フィールドごとに3分冊になってる。


もちろん魚だけの図鑑じゃなくて・・・
北陸地方の植物も動物もみんなまとめて紹介してるポケットガイド。

こういうの家族に1冊あるといいなあ。

子どもがまだ好奇心にあふれてる年頃に
見つけた生き物の名前を
一緒になって調べていくなんてことができたら最高だ。

ま、子どもが野生の生き物好きになってしまって・・・
将来役に立つかどうかは何ともいえないケドね。

さて、次はどの県にいこうかね?

尾道 文学のこみちを辿り・・・島へ

2019-04-21 12:10:54 | アート・カルチャー
2019年4月21日(日)

『リサ・ラーソン展』 を見に行った日のこと
ついでに展望台に上る。


お~っ! 初めて見たぞっ!
こんなに美しく見えるんやね!

ちょうど1年前、脱走事件でしばらく検問渋滞
釣りに行きたくても住民やおまわりさんに迷惑をかけるからと断念してた島。


逃走犯、ここを泳いで渡ったんやね。

さらに千光寺へと足をのばす山道が「文学のこみち」。
いろんな文豪・俳人たちが、書き、詠んだ石碑がならぶ。

かみさんが気に入ったのは林芙美子さん。

「きっとこっから尾道の海眺めたんよ」 と嬉しそう。


私は江見水蔭さんがお気に入り。

「覚えきれぬ 島々の名や 夏がすみ」

瀬戸内の多島美を称えた俳句なんだろうね。

それが、私には年老いてすぐ物忘れする自分と重なって、なんか嬉しい。
『覚えきれぬ 魚々の名や 目もかすみ』 なんてね。

一番気に入った風景はこれ。




さてさて、島へと渡るか。
ちょうど市長選・市議会選の真っ最中。
通り過ぎる選挙カーへかみさんが手を振る。(条件反射で私も振る)

「お車の中からの声援! ありがとうございます! ありがとうございます!」
「おっ! 応えたわ! この人ええかもね。花マルじゃわ」

(シロバナタンポポ)

調子にのって、次の選挙カーにもその次の選挙カーにも手を振る。
相手にしてくれん。

「君たちには絶対票を入れたらんけんなっ!」

(スズメノエンドウ)

「何よん? 街ちがうけえ選挙権ないがっ!」 かみさんに怒られた。

漁港に見えるのはメバルの仔だけ・・・。


しまなみ海道を渡す大橋を見ながら帰りましたとさ。