リサ・ラーソン展へ引きずられ・・・

２０１９年４月１７日（水）

弟がドチザメと格闘してた頃、私たちは『リサ・ラーソン展』へ。


北欧の芸術家で、日本でも女性中心に大変人気があるらしい。

桜の花が咲く前から「行きたい、行きたい」と連呼してたかみさん。
花見客の賑わいが消えた頃合いを見計らって尾道市立美術館へと
有無を言わさず私を引きずっていく。

日頃、海だ！　川だ！　水路だ！　池だ！　とお騒がせしてるのだからね。
半日の辛抱なのです。

案内の看板も受付けのネコもカワイイ！


えっ？　なかなか良さそうやんか。
かみさん入り口で早速ポスターをねだってうれしそう。

館内の作品はもちろん撮影禁止だケド・・・通路に飾ってる動物たちはＯＫとのこと。

例えばネコ




唯我独尊的なネコらしい雰囲気を見事にユーモラスに表現してるなあ。

中には、しっぽで道案内する失礼なヤツもおったりする。


例えばハリネズミ３兄弟


パーマかけたりモヒカンだったりと自由だねえ。


例えばオスライオン


ろくに狩りをする訳でもないヒマなオスは部屋の隅でおとなしい。

展示された作品群は、これらとまた趣きが違う。

９０才近いラーソンさん、若い頃から当時の女性の社会的地位の向上を意図し
ユーモアたっぷりに男社会を風刺する作品や、高らかにたおやかに生きてる女性たちの作品を作り続けてる。

１世代前の時代なのにね。
苦労しながらずっと続けてきたんだなあ。
だから生き物の性質をとらえるのも見事なんだと感銘を受けちゃったりする。

そもそも子どもを産めない男なんてのは、生物学的には本来無用な生き物だもんな。
無理矢理もっともらしい理屈をつけ、獲物や生活の糧を苦労して集めるからえらいだなんてね。
そんなの男でも女でも手に入れてこれるわな。
政治だって男主体に進めると争いやごまかしばかり・・・

だから、余計来て良かったなんて、はしゃいでしまった結果がコレ。


結婚して３０数年、２人してこんな写真を撮りあうことはついぞなかったのに・・・

リサ・ラーソンさんに刺激を受け
私は「ツリサ・ウオーサン（釣査・魚さん）」として、これから一層励む気になったぞ。

あかんっ！　ふざけずにはおれんこの性格、何とかならんかっ！

ドチザメ（釣査外伝３種目）：関東支部長報告

２０１９年４月１７日（水）

ドチザメの幼魚である。


体長３０cmくらいだろうか？

昨日、勝手に私が関東支部長に決めてる弟からの報告なのだ。

用事ついでに、こんな港で投げ釣りをしてて・・・


強いアタリとヒキに
「大きなボラかっ？　はたまたスズキかっ？」　と・・・あがってきたのがドチザメ。
驚いてるうちに勝手にハリがはずれたという。

投げ釣りは、一応私の釣りルールからははずれてるので
以前釣ったシロギス・トゲモミジガイに続いての別枠３種目にしておくことに。

気が優しくて力持ちの弟、さわるのが怖かったという。

それもこれも『ジョーズ』という映画が、妙な偏見のもとかもしれない。
約５００種いるサメ類、ほぼヒトを襲うことはない。
その中でもドチザメは特におとなしいのである。

危険度でいえば、イダテンギンポの方がよほど怖い。
持つとすぐ首をふってかみつくし、注射針のような歯がささって痛い。

一昨年の６月の写真で確かめてみると
ほれっ！　サメ肌だからすべらずに簡単にもつことができるぞっ！


歯も甲殻類や小魚を食べるタイプの小さなくし形だし・・・


お腹も色白で柔らかく、尾はシュッとしててかっこいい。


水族館では、小さな子たち用のタッチングプールに入れたりもしてるんぞ。

さて、このドチザメ、東京湾で増えてるという。
体長１．５mになることサメを釣るためのツアーなんかもあるらしい。
生態系の頂点にいる魚だから、それだけエサとなる生き物が増えてるということなんだろうな。

サメには、卵生・卵胎生・胎生の３タイプがあるケド
共通してるのは卵黄がとても大きいということ。
少数の子を十分成長させてから産むのである。
安産で子もスクスク育つというシンボルでもある。

その中で、ドチザメは卵胎生なのだそうだ。

関東支部長、丁寧に海に戻したそうだが、次回はぜひにぎってみてほしいものである。
一発で恐怖心はなくなっちゃうからね。