私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ベニカミキリ(紅天牛)高く!:巣ごもり散策中の生き物⑪

2020-05-16 18:40:27 | カミキリの仲間
2020年5月16日(土)

ベニカミキリ


外出自粛中の散策で、いつも高く高く飛んで、手の届くところへ降りることもなく。

それが、一昨日のこと。
徒歩3分の裏山の神社へ、かみさんとでかけたときのこと。

突然、私たちの目の前へと舞い降りてきてくださった。


撮影が済むまでゆるり、飛び立つのを待っててくれてたみたい。

なんとなく幸せそうに見えて、元気そうに見えて何よりだ。

べニカミキリ、漢字で書くと『紅天牛』。
紅色の実に実に美しい小さなカミキリ。

触角が、牛の角のようにたくましく
天高く飛ぶことから、『紅天牛』という名前になったみたい。

ちっちゃな神社の階段へと向かう。


足元には道しるべ。


たぶんな、神社への道はね。
教えてくれんでもわかるんぞ。


正式名はハンミョウ

神社のむき出しの地面には、きみが巣立った跡が、ポツポツポツ。


ブログを始めた3年半前は、何をどう進めていけばいいやら道もわからなかったけどな。
きみみたいに親切で適切なブログ仲間もできてきたりして。

いい道しるべをしてくれたもんなあ。

神社の裏には、しっかり育った蕗(フキ)畑。


知らんかった!
こんなに太い蕗が手つかずのまま・・・・・・

ぐっと我慢やで!
採らずにおこう!

いくら手つかずとはいえ、きっと誰か地主の方がおられるハズ・・・

と、蕗の葉にサナエトンボの仲間がとまった。


タベサナエなのかフタスジサナエなのか、何なのか?
この写真ではわからないまま。

真面目にお祈りをして(いつものジンジャエールぢゃっ!)

神社を後にし、ふもとへ降りた(わずか30mほどやで)ところで・・・
「こんにちは」とかみさん。
畑仕事をしてるじいさんにあいさつ。
「こんちは。あんたらお参りな。蕗いらんな?余って余ってなあ・・・」

なんて日だ!
期せずしてかみさんの手にはとても持ち切れないほどの蕗の束。(この日は蕗ご飯)

神社裏の畑も、ふもとの畑も、このじいさんが地主だったのよね。
勝手に採らんでよかったわあ!

「また、いつでもおいで。野菜分けてあげるわ」と、じいさん。

人にやさしく、生き物にやさしく、世間にやさしく
自分に厳しく、不正に厳しく、ごまかしを許さず

時に、美しきハンミョウのごと、道しるべとなり
時に、紅色輝かせベニカミキリのごと、高く高く飛んでいく・・・

そんな人に私はなれない! 

煩悩と怠惰のかたまりやもん!

それでも、得体の知れぬうっとうしい空気ももう少しの我慢や!

最後に駄句を一つ贈らせてもらって・・・(誰にや?)









コメント
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