なんとまあ世間には浅田真央選手大好きな人がそんなに多いのかぁ・・と改めて驚いたりあきれたりしたこの一両日でしたが、やっぱり継続は力なりですかねえ。小学生の頃からジュニアの有望天才少女スケーターとして媒体に出まくりだったので、縁もゆかりもない一般人でももう20年近く、上り坂の時も壁につき当たった時も見て、応援したり心配したりしてきたから、もう擬似家族の一員みたいな感覚なのかもしれませんね。
ソチ五輪でのSP出遅れの後、某・元総理が「あの子は大事な所で必ず転ぶ」とコメントして袋叩き八つ裂き曝し首の血祭りにあげられたのは記憶に新しいところですが、知性や思慮や洞察力が見事に欠落したあの元総理だからこそ逆にある意味本質をついているところがありまして、実力不足や集中力欠如が原因して"転ぶ"ことがまず無い選手だったからこそ、実力ナンバーワンの選手がナンバーワンの結果を出すための"最後のひと吹きの風"に、"大事な所で"微妙に恵まれない場面が目立つ人でもありました。引退を表明した途端全メディアがずわーーっとなぎ倒されたように彼女のほうを向いてライトを当てる要因はそのへんにもあるように思います。目が離せないんですな。離せない気分にさせるのです。普通に普通の風が吹いて、何も起こらないかも知れないのですが。
それより、今日(12日)は出先のロビーのテレビで記者会見の生中継をやっていまして、最後のほうだけ見ましたが、あれは笑ったなあ。「最後にトリプルアクセルに声をかけるとしたら何と言いたいですか」・・ロビーに他にもお客さんはいたんだけど久しぶりに腹かかえて笑いました。
いやさ真央選手のスケートキャリアはざっくり言えば"トリプルアクセルジャンプに賭けて殉じた"人生だったとも言えるからこういう質問を思いついたんでしょうが、そこまでの質疑応答の文脈からぼこーんとタンコブみたいに浮き上がりまくっていて、もう真央選手がしばし戸惑いつつも笑顔で答える前から、質問自体に手足が生えてどかどか歩き出しそうでした。すごいよねぇ。王貞治さんが引退するときに「一本足打法に声をかけるとしたら」故・久島海関のちの田子ノ浦親方に「小手投げに声をかけるとしたら」志村けんさんに「アイ―ンに声をかけるとしたら」辻元清美議員に「ソーリソーリに声をかけるとしたら」ってのと同じ。声なんてかけらんないでしょうに。一心同体だものねえ。
そこで考えてみました「この人がコレに声をかけるとしたらシリーズ」
●安倍晋三総理がアベノミクスに声をかけるとしたら:「ボクのこと大好きでしょ?大好きだよね?」「要所要所で、ちょっとずつ裏切ったろオマエ」「ボロが出ないうちに早く身を隠せ早く!」
○芳根京子さんが『べっぴんさん』に声をかけるとしたら:「ヒロイン本当に私でよかったと思う?」「娘は産まない話になってほしかったなー」「5年後にもう一度演らせて、脚本全とっかえで!」「なんか、なんかなー」
●堺雅人さんが真田信繁に声をかけるとしたら:「あのー文句はいろいろあろうかと思いますがぜんぶ三谷さんのほうに」「アナタの場合、嫁さんが何考えてるかって通常わかってました?」「天下取ってほしかったー!早く死に過ぎですよ」
○サーバルちゃんが『けものフレンズ』に声をかけるとしたら:「すごーーい!」(一択)
●水谷豊さんが杉下右京警部に声をかけるとしたら:「夏服って持ってる?」「髪型がワンパターンなんだよ!毛根に負担かかるだろ」「未来を変えたい?それとも、変えたくない?」
○蓮舫党首が民進党に声をかけるとしたら:「シャキッとしないと、解体するわよ!(←すでに水面下で分解中)」「マジで日本語名前に変えた方がいいと思う?」「ったく、男どもが誰も貧乏くじ引かないから私ばっかり!」
●石原慎太郎元・東京都知事が東京都に声をかけるとしたら:「・・脳梗塞の後遺症で忘れてしまった」
○金正恩第一書記がムスダンミサイルに声をかけるとしたら:「ボクのに似せて作れ!絶対!って厳命したんだけど、ここだけの話、ちょっと盛り過ぎだなテヘペロ(←ちょっとじゃない)」
・・最後に下ネタになってしまいました。