そのまんま東国原英夫知事(繋げてどうする)誕生で、プチブームの宮崎県。今朝の『サンデージャポン』では浅香唯さんがご当地名所、名物紹介レポートをしてました。
地鶏と並ぶ名物うまいもの代表は“冷や汁”。
冷や汁と言えば、思い出すのは4年前、2003年1月の『仮面ライダー555(ファイズ)』第1話。今年はこの女の子がキーパーソンらしいよ?変身するのかな?と注目の中、真理ちゃん(昨年は『美しい罠』ですっかり大人っぽくスレンダーになっていた芳賀優里亜さん)が豪快にかっこんでいたつかみのシーンが思い出されます。
新シリーズ『仮面ライダー電王(でんおう)』スタートの日に冷や汁がクローズアップされるというのも奇遇です。
『龍騎』放送中の02年、『TVブロス』の度重なる特集に「どうせいまどきの軟弱ヒーロー物」」と半信半疑で見て、「す、すげぇ深い世界観!」とズル嵌まりしたのが運の尽き。毎年、ライダー第1話はつい期待して録画してしまいます。
タイトルバックのCG、OPテーマ曲はちょっと戦隊もの風味。CM明け、話数とともにサブタイトルも字幕できっちり表示されるのも久しぶり。想定対象年齢を前作『カブト』より引き下げたのかなという気もします。
恒例のベースキャンプとなる食べ物屋さんは、こだわりの珈琲を淹れる美人店主=ヒーロー姉の喫茶店。彼女目当てに集まってくる男子客たち役に(これも毎作恒例ですが)主役オーディション惜敗組がかなり混じってそう。例年このプールに、言葉はヘンですが、“掘り出し物”が混じっていることがあるんです。おいおい個別に検討するとしましょう。
昼ドラウォッチャーとしては、02年『新・愛の嵐』、03年『真実一路』で達者な子役としておなじみだった落合扶樹くんが、しばらく見ないうちに長身の若者に成長していてびっくり。彼の演技力からすると、単発ゲスト出演はもったいない気もしますが、物語の基本設定を説明するための、1・2話のみの役のよう。
毎作いろんな意味で注目を集めるタイトルロールのヒーロー役は、今年は佐藤健(たける)くん。初回は地で無難にこなした感じでした。“ケンカは弱いしいじめられ体質、とことんツイてない男”という設定なので、ヒョロくて頼りない体形、どこか女の子っぽい容貌もぴったり。
“女の子っぽい”といっても、カマっぽいんじゃなく、“ボーイッシュな女の子”っぽい。特撮誌のグラビアでしか知りませんが、『sh15uya(シブヤフィフティーン)』ツヨシ役の頃の悠城早矢さんに少し似ているかな。
憑依モードの髪逆立ち赤目ヴァージョンになると、キングコング西野にも似ている。…何だか顔ツッコミばっかりで申し訳ないんですが、演技やキャラづくりを論評できるほどの見せ場が、まだ無かったんですよ。今作は憑依もしくは変身すると、声が声優さんの吹き替えになるらしいし。とりあえず憑依時の顔芸は、“オヌシなかなかやるな”。
人間体時のドラマ部分での、声の通らない中途半端ファルセットな喋りは気になりますが、設定がヘタレだから意識してそうしている、監督さんもそうさせているのかもしれないし、キャラとしての成長も含めていま少し見守るべきでしょう。
ヒーロー俳優や変身後造形、怪物造形も楽しみですが、毎作もうひとつの楽しみは“渋い大人ポジション”の俳優さん。いつもキャリアはかなりありつつ、意外性もある人が起用されるんです。前作『カブト』では本田博太郎さんの怪演が、いささか散らかり気味なメインストーリーを下支えしてくれました。
今作は石丸謙二郎さん。今年はこの作品に出ずっぱりなら『SASUKE』『芸能人スポーツマン№1決定戦』はお休みかしら。残念。
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